日々のあわ

毎日の生活の中で見つけたもの、考えたこと、感じたことなどなど、つれづれなるままに・・・。

SEMPO関連本

2013-10-11 | 本=心の糧
『SEMPO』を観てから立て続けに関連本を2冊読みました。

最初に読んだのは、北出明さんという方の本。
著者自ら劇場で販売していたので思わず買ってしまいました。

リトアニアでビザを発給してもらったユダヤ人たちを追って取材したものですが、確かに・・・・センポにビザをもらい日本にたどり着いたあとのことは知らなかったし、日本までの輸送や日本から先への輸送、日本での滞在中のことなどはまったく知りませんでした。
杉原さんだけでなく、多くの人が脱出に尽力したことまで意識が向いた・・・・そんな感じ。

大量のユダヤ人が日本に到着してもそれを受け入れたりお世話したり、ときには規則より人道的に動いていた日本人の気質にホッとしたりもしました。

当時のことを知っている人がどんどん少なくなっていく中、思うように取材が進まないこともあったと思いますが、アメリカまで行かれて当時の様子や、出会った人たちの思いを聞き、このようにまとめたことは意義深いことです。



そして、奥さんの杉原幸子さんの本は、想像を絶する体験が・・・・。
ビザ発給に至るまでのことだけじゃなく、その後戦争が終わって日本に帰るまでの暮らしぶりや九死に一生を得た壮絶な体験が書かれています。手に汗握る展開・・・・。
よくぞ無事に日本まで帰りついた・・・・。


ミュージカル自体この本に書いてある言葉がそのまま使われていたりして、さまざまなシーンがよみがえってきます。

こうして本を読んでみて、あの『SEMPO』というミュージカルは良くできているなーと思います。
再再演希望。

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