日々のあわ

毎日の生活の中で見つけたもの、考えたこと、感じたことなどなど、つれづれなるままに・・・。

殯の森

2007-05-29 | 観ました
カンヌ映画祭で審査員特別賞を受賞した「殯(もがり)の森」を観ました。
あ、テレビでですけど・・・。
同世代の女流監督さんの作品ということもあってちょっと興味がありました。

ドキュメンタリーに近いような・・・でも記録映画ではなく、映像が美しい静かな映画でした。
妻を亡くした認知症の老人と、小さい子どもを亡くした若い介護士の話。
老人たちはグループホームで暮らしていて、主人公の老人は亡き妻のお墓を捜して、その若い介護士の女性と森の中をさまよいます。

認知症という病気ではあっても感情はある。魂は存在する・・・。感情の部分を生き生きと描きたかった・・・てなことを監督さんは話していました。
最後の監督さんのインタビューを聞いてこの映画の根底に流れているものが見えました。

カンヌでは観終わったあと総立ちの大喝采だったそうな。

ドカーンという感動というより、しみじみと「老い」とか「死」とか、自分や家族に迫りくるもの・・・に向かいあうような・・・いい映画でした。

主人公の老人は役者さんではなくて、監督を応援している人だときいて、オドロキ。

しっとりと映画鑑賞をした後は・・・「言いまつがい」特集を見て、笑ってます。
いいまつがい好きなIさん、観てるかなー・・・。


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