marcoの手帖

永遠の命への脱出と前進〔与えられた人生の宿題〕

世界のベストセラーを読む(909回)地球人も宇宙人👽の仲間入りをしようとしている

2021-09-03 09:09:09 | 小説

◆彼らは、僕らの中にいるので、特に区分はないのだけれど、彼らに言わせれば、地球という星を離れて他の星までの行き来ができて、初めて宇宙人と言われるそうだ。だから、地球が滅びれば、その上の人類やその他、すべての生き物は滅びてしまうと実にシンプルな情などない話。だから、まだ「アナ達は、地球人」と言う。彼らにしてみれば、万物の霊長、つまり動物の種の内で最も霊的存在なのだろうけれど、その意味を知らないとするならば、あなたたちが、チンパンジーやゴリラの世界を見て、彼らの集団社会もあるなどと思っているがごとくに、地球上に於いては所詮、地球が壊れていけば、それに順応して苦しんで壊れていくという存在なのだという、まあ、彼らにしてみれば地上の生き物として少し進化しているだけで、結局、子孫を残そうと躍起になっているが、その土台である舞台、つまり地球自体がなくなればどうするのか、というそっけない話。

◆「例えば、と」もう一人の顔長、つり目一重まぶたのつるんとした素肌の中性的な(彼あるいは、彼女)が、様々な電機、電子器機が世界中に張り巡らされたとして、おおもとの電気が遮断されたらどうするか、蓄電池も多く開発利用されるでしょうけれど、皆無になる前のようには行かないでしょう。それでも手放しでも、熱を出し続ける、しかも有機物には目にみえない危害を加える放射能に対しても、人工的に作り出してコントロールしきれているとは言えないでしょうと。何を言いたいのかといえば、インフラ(土台)が崩れれば芝居はできなくなるのだ、ということを言いたいらしいと理解した。・・・お断りしておくが、この方達は地球人と同じ顔をしている。男か女かわからない、僕は地球人の男だから、どちらかと言えば彼ら彼女は、女に見える、物静かな中性、しかも髪は長いが完全なおかっぱ頭というわけではなく、色は白髪に近い金髪だった。ふたりとも。

◆さらに、静かな微笑みのこれまた、どこから見ても僕にとっては美人だなと思える彼、または彼女がいうには、あなた達はテレパシーというもので会話ができないでしょうとさらに突っ込んできた。第一に、自分自身とも会話が実はできていない人が殆どなのですから、と。・・・そいうことを問われても、分からないと僕は応えて、寒さを感じて目が覚めた。一昨日の深夜1時半頃だった。