marcoの手帖

永遠の命への脱出と前進〔与えられた人生の宿題〕

世界のベストセラーを読む(925回)親愛なるMへ:お話のメモ(その1)

2021-09-21 08:08:08 | 手紙

◆8月22日ピンチヒッターで話したことの内容のメモを残しておきます。結局、僕は殆ど書いた要旨を見ないで話したので、その下原稿であるが、とくにこういう話は「生きた神から来る」のであって、「人の書いた紙から来る」のではないから(これは洒落ではなく、身体に染みついたものという意味で内容は語るべきということ)。メモだから話していない少し過激な言葉つかいもあるので、注意されてください。話して分からないだろうことは、省かれていることを了解ください。◆以下、お話メモ
○聖書を読むとき、いつどういう時に、誰が、誰に話されたものであるのかということを踏まえて読まないといけない。取り上げた聖書の言葉は、ヨハネによる福音書12:25-26、マタイ10:39、ルカ14:26 です。〇民衆に語ったのは無論イエスである。○語る時:12章1節 過越の6日前である。イエスが死から甦らせたラザロの家族が居られたベタニアであった。12節には その翌日であると、これが36節まで続いている。過越のまつりですから、多くの民衆が集まっていて、異邦人(ユダヤ人の信仰を持たない者)も多くいた。○聞く者達:弟子と群衆達である。祭りの時、礼拝するためにエルサレムに上ってきた人々の中に何人かのギリシャ人がいた。先祖伝来の体験的な言い伝えではなく、そのような謂れのない異邦人にもイエスを訪ねる方が起こされていた。イエスはそれら全員に語った言葉あるということになる。イスラエル人は、すでに救い主の来られることを(旧約)聖書から知っていた。本当にそう思ったいたかはどうかだが、いずれ先祖伝来言われて聖書にも書かれていた、長い伝統、先祖が第一に肉体で体験し、荒野を旅し導かれ、なお現在、そして未来までも導かれているという方の物語があった。ここで、そうではない異邦人であるギリシャ人がイエスを訪ねてきたのだ。ギリシャ神話という言葉があるように、非常に根強い異邦人の神信仰という物語があった人々である。◆このときからイエスは、異邦人にも宣教される時が訪れたと自分の死の意味を明らかにし始めるのである。それは故、後で思わされることは、過去のつまり旧約時代の長い時代において、全人類世界に福音を広めるために父なる神は、ユダヤ人を離散に導かれたのだろうと壮大な計画を思ってしまうのである。離散したユダヤ人が各地でシナゴーク(集会)をもち、救済の神の話をし礼拝を持っていたからである。無論、そこには異邦人キリスト者も多く参加しはじめていたのである。そして、今朝、私達も先祖が体験し異なる国において、異なる時間、そして信じてきた先祖伝来の土地柄のもとに我々は、生きておられる神の声を聞こうとしている。イエスは全人類の救済に関わるという事件、神のあからさまな介入が開始されたのである。