スミマセン…前記事からの続きです
※この記事の画像も全部サムネール表示されていますので、クリックで拡大できます
グロいです…注意してください
オーバーホールを始めます
…って言うコトでここから精神的ハウスダストな感じでオーバーホールの様子をお伝えしていきたいと思います
↓まずはケースに繋がってるケーブルを全部抜きます
↓ケースを開けました…グロ注意です
土足で人が出入りする店内のパソコンが1年でどれだけ汚くなるかをご覧ください…
↓ケースのフィルタの形にホコリが溜まってます…
↓ホコリが風力の強いファンで押し出されて目詰まりしたCPUクーラー…
これだけホコリで目詰まりしちゃうと省スペース型のクーラーはもう完全にアウトで、冷却効果は本当に弱くなってしまっていますorz
昨年の夏によく「PCが不安定なんだけど、見てもらえないかしら?」ってうちに持ってこられたお客様(…っていうかうちはチリトリとかホウキとか売ってるただの雑貨屋なのですが…)のPCをオーバーホールしてみると、大体はこういうホコリがヒートシンクに目詰まりしてるのが原因だったりしました。
↓怒りを通り越して呆れるほど汚いです…
↓まずはケースファンを交換します。ファンの向きを覚えておいてください。
↓取り出したケースファンです…うわぁ…もうホコリがひどいですね…orz
これだけホコリが付いてしまうと、どんどんファンの軸がぶれて最後はダメになります。
↓エアダスターでシューシュー吹きかけながらホコリを取って、CPUクーラーを取り出します。
↓こちらが取り出したCPUクーラーです。やっぱりMX-3は結構オイリーな感じになりますね。
↓こちらはCPU側です
写真だとちょっとドライアウトしてるみたいに見えますが、実際にはさらさらしてるけどオイリーな感じで、手で触った感触はLenovoのThinkpad T60シリーズから採用されはじめてるCPUグリスっぽく感じました。
純粋なシリコングリスはドライアウトしてカサカサになってしまったり、シルバーグリスだと固化してヒートシンクとくっついてしまったり…っていういろいろな難点がありましたが、これならヒートシンクもすぐに外せるしドライアウトしないのでヒートシンクの目詰まりさえなければ冷却性能を保つコトができそうですね♪♪
↓まずはCPUとの設置面を電子パーツクリーナーと無水エタノールでキレイにします。
↓裏返してファンを取り外します…
ぁぁぁ…
取りあえず窓を開けて、エアダスターでシューシュー吹きかけます。
↓ホコリを取り終えたら、電子パーツクリーナーをさらにシューシュー吹きかけたあと、細かい所を無水エタノールで拭き取ります。
ヒートシンクのフィンを吹くときにはティッシュペーパーは禁物ですので注意してください。
基本的には工業用のウェスが一番良いのですが、一般的には近くのスーパーとかで売ってるメンズ/レディースの安いワイシャツをカットして使うのがベストですよ♪
今お使いのヒートシンクで温度を2~5度冷やせる裏技
今回は前回余ってたPhenom II X4 965 BlackEditionにCPUを交換しますので、今のヒートシンクでさらにもう2~5度くらい冷やせる裏技を使いたいと思います♪
↓まず、裏から光源を当てると、ヒートパイプの隙間ができてるのがわかりますね?
実はこのヒートパイプの隙間を埋めるだけの簡単な作業なのですが、これだけでCPUの温度は今より最低2度、大きめのヒートシンクだと5度くらい温度を下げることができます。
でもひとつだけ問題があって、大体が余り物のCPUグリスを使いますので、そこにホコリが溜まりやすくなるので今よりもっと短期間でのオーバーホールが必要になる…っていうコト…だったりしますorz
CPUグリスじゃなくってハンダを流し込もうとされる方もいますが、実際にトライしてみるとハンダがヒートシンクで即座に冷やされてしまうため、全然溶けない現象が起こりますorz
高温のハンダゴテでもダメでしたので多分ダメです
アレは本当に酷かったです…上澄みの活性ヤニだけがジューとか言って焼けて嫌なニオイが出るだけで…orz
一番ベストなのは、ロウ付けのセットを持ってる方は薄いロウを押し込んでしまって上から高温のバーナーで吹きかけると良いのですが手元が狂うとフィンが溶けて大変な惨状が生まれますので注意してくださいorz
このアルミフィンもよく溶けるのですよね…
↓この隙間に押し込むグリスはテキトーなモノで構いません。
今回はDeep Cool製の「Z9」をチョイスしてみました♪
Z9はいわゆるシリコングリスにちょっとだけ混ぜモノをしてるだけのインチキグリスに近いのですが、シリコングリスよりも固めなので液垂れしにくいところで今回はこれを選んでます。
↓インシュロックの先にグリスを山盛りに付けたら、隙間にどんどん押し込めば完成です。
↓次に前回取り出して余ってるPhenom II X4 965 BlackEditionを出してきました。
↓余り物のCPUを使う場合にはピンの折れや曲がりがないかをチェックしてから使います。
全然大丈夫みたいですね
↓CPUをセットしました
↓いつものCPUグリスの塗り方をします
↓CPUヒートシンクを取り付けたら、マザーを固定させてしまってください。
↓電源をセットして、それぞれのコネクタを接続します…せ…狭いですorz
↓拡張カード類をセットします。
拡張カード類はオーバーホールの時に必ず無水エタノールで接点をキレイに拭き取ってからの方がトラブルが起きにくいですよ♪
↓ケースのフタを閉めたら作業完了です
Athlon IIをOCしてた時と変わらない消費電力…
…って言うことで、実際にここから立ち上げいってみたいと思います。
↓BIOS起動時には瞬間で118wの電力を消費しています。
↓起動後20分ほど回した後のCPU温度です
省スペース型のCPUヒートシンクでこれだけ冷えてれば本当に優秀な方です
さっきのヒートパイプの隙間にグリスを詰めた効果はちゃんとあったみたいですね♪
↓この状態でずっと電源を付けっぱなしにすると1時間辺りで2.54円の電気代がかかります。
さっきのOCしてるAthlon IIだと一時間辺りが2.42円でしたので殆ど変わりません上、Athlon IIではOCのためにC'n'Qを切らないといけませんでしたが、こちらは省電力機能をONにできますのでアイドル時間ではもっと電力を落とすことができたりで年間を通して見ると電気代的にも断然お得感がありますね♪♪
次の記事ではパフォーマンスと消費電力を見てみた時に、Athlon IIをOCした方がお得か、それともPhenom IIの上位CPUをノーマルで使った方がお得か‥みたいなのを考えてみたいと思います♪♪
関係がありそうな他の記事…
Asrockに関係しそうなブログ内リンク
記事が膨れ上がりそうでしたので、こちらで一括ターミナルしてますorz
※この記事の画像も全部サムネール表示されていますので、クリックで拡大できます
グロいです…注意してください
オーバーホールを始めます
…って言うコトでここから精神的ハウスダストな感じでオーバーホールの様子をお伝えしていきたいと思います
↓まずはケースに繋がってるケーブルを全部抜きます
↓ケースを開けました…グロ注意です
土足で人が出入りする店内のパソコンが1年でどれだけ汚くなるかをご覧ください…
↓ケースのフィルタの形にホコリが溜まってます…
↓ホコリが風力の強いファンで押し出されて目詰まりしたCPUクーラー…
これだけホコリで目詰まりしちゃうと省スペース型のクーラーはもう完全にアウトで、冷却効果は本当に弱くなってしまっていますorz
昨年の夏によく「PCが不安定なんだけど、見てもらえないかしら?」ってうちに持ってこられたお客様(…っていうかうちはチリトリとかホウキとか売ってるただの雑貨屋なのですが…)のPCをオーバーホールしてみると、大体はこういうホコリがヒートシンクに目詰まりしてるのが原因だったりしました。
↓怒りを通り越して呆れるほど汚いです…
↓まずはケースファンを交換します。ファンの向きを覚えておいてください。
↓取り出したケースファンです…うわぁ…もうホコリがひどいですね…orz
これだけホコリが付いてしまうと、どんどんファンの軸がぶれて最後はダメになります。
↓エアダスターでシューシュー吹きかけながらホコリを取って、CPUクーラーを取り出します。
↓こちらが取り出したCPUクーラーです。やっぱりMX-3は結構オイリーな感じになりますね。
↓こちらはCPU側です
写真だとちょっとドライアウトしてるみたいに見えますが、実際にはさらさらしてるけどオイリーな感じで、手で触った感触はLenovoのThinkpad T60シリーズから採用されはじめてるCPUグリスっぽく感じました。
純粋なシリコングリスはドライアウトしてカサカサになってしまったり、シルバーグリスだと固化してヒートシンクとくっついてしまったり…っていういろいろな難点がありましたが、これならヒートシンクもすぐに外せるしドライアウトしないのでヒートシンクの目詰まりさえなければ冷却性能を保つコトができそうですね♪♪
↓まずはCPUとの設置面を電子パーツクリーナーと無水エタノールでキレイにします。
↓裏返してファンを取り外します…
ぁぁぁ…
取りあえず窓を開けて、エアダスターでシューシュー吹きかけます。
↓ホコリを取り終えたら、電子パーツクリーナーをさらにシューシュー吹きかけたあと、細かい所を無水エタノールで拭き取ります。
ヒートシンクのフィンを吹くときにはティッシュペーパーは禁物ですので注意してください。
基本的には工業用のウェスが一番良いのですが、一般的には近くのスーパーとかで売ってるメンズ/レディースの安いワイシャツをカットして使うのがベストですよ♪
今お使いのヒートシンクで温度を2~5度冷やせる裏技
今回は前回余ってたPhenom II X4 965 BlackEditionにCPUを交換しますので、今のヒートシンクでさらにもう2~5度くらい冷やせる裏技を使いたいと思います♪
↓まず、裏から光源を当てると、ヒートパイプの隙間ができてるのがわかりますね?
実はこのヒートパイプの隙間を埋めるだけの簡単な作業なのですが、これだけでCPUの温度は今より最低2度、大きめのヒートシンクだと5度くらい温度を下げることができます。
でもひとつだけ問題があって、大体が余り物のCPUグリスを使いますので、そこにホコリが溜まりやすくなるので今よりもっと短期間でのオーバーホールが必要になる…っていうコト…だったりしますorz
CPUグリスじゃなくってハンダを流し込もうとされる方もいますが、実際にトライしてみるとハンダがヒートシンクで即座に冷やされてしまうため、全然溶けない現象が起こりますorz
高温のハンダゴテでもダメでしたので多分ダメです
アレは本当に酷かったです…上澄みの活性ヤニだけがジューとか言って焼けて嫌なニオイが出るだけで…orz
一番ベストなのは、ロウ付けのセットを持ってる方は薄いロウを押し込んでしまって上から高温のバーナーで吹きかけると良いのですが手元が狂うとフィンが溶けて大変な惨状が生まれますので注意してくださいorz
このアルミフィンもよく溶けるのですよね…
↓この隙間に押し込むグリスはテキトーなモノで構いません。
今回はDeep Cool製の「Z9」をチョイスしてみました♪
Z9はいわゆるシリコングリスにちょっとだけ混ぜモノをしてるだけのインチキグリスに近いのですが、シリコングリスよりも固めなので液垂れしにくいところで今回はこれを選んでます。
↓インシュロックの先にグリスを山盛りに付けたら、隙間にどんどん押し込めば完成です。
↓次に前回取り出して余ってるPhenom II X4 965 BlackEditionを出してきました。
↓余り物のCPUを使う場合にはピンの折れや曲がりがないかをチェックしてから使います。
全然大丈夫みたいですね
↓CPUをセットしました
↓いつものCPUグリスの塗り方をします
↓CPUヒートシンクを取り付けたら、マザーを固定させてしまってください。
↓電源をセットして、それぞれのコネクタを接続します…せ…狭いですorz
↓拡張カード類をセットします。
拡張カード類はオーバーホールの時に必ず無水エタノールで接点をキレイに拭き取ってからの方がトラブルが起きにくいですよ♪
↓ケースのフタを閉めたら作業完了です
Athlon IIをOCしてた時と変わらない消費電力…
…って言うことで、実際にここから立ち上げいってみたいと思います。
↓BIOS起動時には瞬間で118wの電力を消費しています。
↓起動後20分ほど回した後のCPU温度です
省スペース型のCPUヒートシンクでこれだけ冷えてれば本当に優秀な方です
さっきのヒートパイプの隙間にグリスを詰めた効果はちゃんとあったみたいですね♪
↓この状態でずっと電源を付けっぱなしにすると1時間辺りで2.54円の電気代がかかります。
さっきのOCしてるAthlon IIだと一時間辺りが2.42円でしたので殆ど変わりません上、Athlon IIではOCのためにC'n'Qを切らないといけませんでしたが、こちらは省電力機能をONにできますのでアイドル時間ではもっと電力を落とすことができたりで年間を通して見ると電気代的にも断然お得感がありますね♪♪
次の記事ではパフォーマンスと消費電力を見てみた時に、Athlon IIをOCした方がお得か、それともPhenom IIの上位CPUをノーマルで使った方がお得か‥みたいなのを考えてみたいと思います♪♪
関係がありそうな他の記事…
Asrockに関係しそうなブログ内リンク
記事が膨れ上がりそうでしたので、こちらで一括ターミナルしてますorz