ひぃぃぃ…前回の記事からメチャクチャ期間が空いちゃってましたorzorz
ぅぅ…スミマセン…
実はうちのご近所にいつもうちのお店でお買い物をしてくださってるお爺ちゃんがいる…のですが、このお客様のPCが壊れた…って言うコトでそれを修理させて頂いたら本当にありがたい事にすっごい喜んで頂けた…のですが、工賃、パーツ代だけ請求…って言うお約束でしたのにその他に未熟な私にとっては分不相応な謝礼金を持って来られて、それはお受け取り出来ません…って丁重にお断りしたら「では私の心ばかりのお礼として、私の一族のパソコンのメンテナンスは貴方にお願いするように言っておくけど、それなら良いかな?」って私は社交辞令で仰られたのだと思って軽くOKしちゃったら…リアルでその一族の方々がPCを持ち込まれて、最近は半分PCショップみたいになってる状態ですorz
ぅ…何この忙しさは…
Shureの高解像度ヘッドフォン「SRH940」を高音質化させてみよう!
…って言うコトで久しぶりの記事がこんなどーしようもない記事でスミマセン…のですが、前に買ってきてましたShureの「SRH940」…について書いてみたいと思いますorz
元々ShureのSRH940ヘッドフォンは標準でも本当に高解像度で高音質な鳴り方をしてくれてて、タブレットやスマートフォンでもコレを差し込むだけで「えぇええこ…こんなにこのタブレットは高音質だったっけ?」…って言うくらい良い音を出してくれるのですが、先日オーディオマニアの先輩と秋葉原で音響話で盛り上がってた時に一言「SRH940はケーブルを換えるだけで全然違った音が出るらしいよ…」ってその先輩が言ってて、ちょっと気になりましたので帰ってきてから色々調べてみたら結構高い…のが分かりましたので、それだったら自分で作っちゃったほうが良さそうかなぁ…って思って作ってみました…ので、今回はその作成日記的な感じで書いてみたいと思います
極太の銀メッキテフロンケーブルで音が超立体に!
今回も秋葉原の電線屋さんで買ってきました銀メッキテフロンケーブルを使ってみた…のですが、ケーブルで音が変わる…って言うかヘッドフォンを間違っちゃったんじゃないの…って言うくらい音が変わってビックリしてしまいました(笑)
SRH940を買ったときに標準で付いてくるカールコードで試聴してた時には音は粒子状にキラキラ・ふわっとしてる感じで、私とかDENONのヘッドフォン好きな方には本当に好まれる傾向…だったのですが、元々音にパンチが効きやすい銀メッキ銅線…それも絶縁では評価の高いテフロンで巻いてるコトもあったり…で、ものすっごい筋肉質で立体的な音になって、標準ケーブルが2Dだとすると今回作ったケーブルは3D…くらいの違いが出ました♪♪
このケーブルを先週は先輩のところに持っていってみたら、「私のUltrasone Edition 9も相当ガチムチな音がしてると思ってたけど、こりゃガチムチ具合ならEdition 9に迫ってるね…でも音が立体的でリアル過ぎて逆にキモい」…って言ってました(笑)
た…確かに音が立体的でリアルになりました分、このブログで追求してる音像浴…みたいな心地よいリスニングとは真逆の方向に飛んでしまいましたが、数千円の投資でヘッドフォンが別物になった感覚が得られたのは私的には大満足でした♪♪
ここから写真で手順を解説していきます
…って言うコトでココからはいつもの写真を交えて色々ご紹介してみたいと思います♪♪
※この記事の画像も全部クリックで拡大できます
↓こちらが標準構成のShure製ヘッドフォン「SRH940」になります♪
↓こちらが標準ケーブルで、途中くるくると螺旋状に回るカールコード仕様になってます。
↓こちらがそれぞれのジャックになります
ハウジング側がステレオ2.5のミニミニジャックになってて、プレイヤー側が一般的な3.5ステレオミニジャックになっています。
↓こちらがプレイヤー側の3.5ステレオミニプラグです。
一部のアンプやプレイヤーは標準フォンプラグを採用してますが、殆どのポータブルプレイヤーやTVとかはこちらの3.5ステレオミニプラグで繋がります。
↓こちらがヘッドフォン側の2.5ステレオミニミニプラグです。
パッと見は秋葉原の電子パーツ街で結構置いてる2.5ステレオミニミニプラグ…っぽい…のですが、実は標準の2.5ステレオミニミニでは加工しないとこのShureのヘッドフォンには入りませんorz
↓…って言うのはこの逆転防止ラッチがキーになってて、
↓ヘッドフォン側もそれに対応した形になってますので
一般的な丸型の2.5ステレオミニミニプラグではちゃんと差し込めないようになってますorz
これを解決するためには
1.ヘッドフォン側を削って標準の丸型にする
この方法を取ると、どこの会社の2.5ステレオミニミニプラグでも差し込めるようになりまますが、ヘッドフォンの保証が切れますorz
2.ケーブル側を削って逆転防止ラッチを付ける
一般的にはこちらの方法を取ります。この方法であればヘッドフォン側が故障してもそのまま標準構成に戻して修理に出せば保証が効きます。
…って言う2通りの方法がありますが、私はどうしても保証を切らせたくはありませんでしたので今回はケーブル側を削って加工していきたいと思いますorz
↓今回は色々テストしてみたかった…のもありましたので、秋葉原のオヤイデ電気さんでオリジナル銀メッキ2.5ステレオミニミニプラグ(左)と、汎用2.5ステレオミニミニ(右)を購入してきました♪♪
↓3.5ステレオミニプラグは同じくオヤイデ電気さんで売ってたカナレ電気製ステレオミニプラグ「F12」を使います
カナレのステレオミニはそのフォルムもありますが、ジャックに差し込んだ時に遊びのスペースが一切出ないところがすっごくて、差込不良みたいなトラブルが少ないところがすっごいお気に入りだったりします♪♪
↓まずは使うケーブルを選択します
写真一番左から時計回りに銀メッキテフロン線(寄線)3.5sq、銀メッキテフロン線(単線)1.0sq、銀メッキテフロン線(寄線)2.5sq、銀メッキテフロン線(寄線)1.25sqになります♪♪
↓銀メッキテフロン線は輝きが本当に美しいですね
左が3.5sq、右が2.5sqになります
↓最初はこちらの3.5sqを使おうかなぁ…って思ってたのですが
試しに2.5ステレオミニの端子に入れてみたら2本繋げるスペースはありませんでしたので、今回はその下の2.5sqを使っていきますorz
↓こちらが2.5sqの銀メッキテフロン線です
3.5sqに比べるとちょっと細め…ですが、これでも一般のビニール皮膜線で言うと倍のクラス並みの電導効率があるとか…らしいです
↓フラックスを用意します
うちにあったのが板金用…だけ…でしたので(元々ノートPCの高効率バッテリーを作る時にしか使ってませんでしたので…)、本来は銀メッキ製品用のがあればベストですね
↓半田は太陽電機産業株式会社さんの「SE-0AG08」を使います
銀が入ってますので銀メッキ製品を半田付けする時にはもう必須アイテムですね♪♪
↓道具が揃ったらまずは2.5ステレオミニミニプラグを分解します。
↓プラグの根元の丸くなってる部分をヤスリで削って平らにします。
↓両側ともこんな感じにします
↓2.5ステレオミニミニの半田位置はこんな感じになってます♪
写真左のピンがR、右のピンがL、そして手前側に穴の開いた部分がグランド(アース)になります
実は同じ角度で見た場合、カナレの3.5ステレオミニプラグの場合には左からR、中央がL、手前がグランド…って逆転しがち…ですので、基本は「中央から伸びてるピンがL」…って覚えておくと間違えにくいですね
2012年10月30日記事訂正のお詫び
この上のコラムで「真ん中から伸びてるピンがR」と言う表記をしてましたが、正しくは「真ん中から伸びてるピンがL」でした…orzorz
メチャクチャなコトを書いてしまいまして本当にスミマセンでした
↓次にケーブル先端の皮膜を剥がします
テフロンケーブルはシリコンやビニール素材と違って結構硬いので、思わず力を入れて剥がそうとするとケーブルごと切っちゃったりしますので注意してくださいorz
↓こういうシールドストリッパー付きの工具があるとちょっと便利ですよ♪♪
↓…で…では作業に取り掛かりたいと思います
あ…あの…私は本当に半田付けがド下手…ですので、半田付けに慣れてらっしゃる方々から見たらもう酷い有様…ですのでテキトーに笑ってあげてください…ですorz
まずは半田付けしたい部分にフラックスを垂らします。
↓次に呼び水となるようにそこに半田を少し落とします。
この時同時にケーブルの先端にもちょっとだけフラックスを垂らしてあげてください。
↓まずはグランドを接続します
ぁぁ…なんかもうすでに黒い煤みたいのが出ちゃってるし…orz
↓次にRを接続します
↓次にテンポよくLも接続します
↓次にちょっと短めに熱収縮チューブを切ります。
今回使いますのは50パーセント収縮の4mmタイプです。
↓取りあえずこんな感じで接続した端子を覆うように被せておきます。
まだ絶対にこの時点では収縮させないようにしてください
後で音を確認しながらちょっとずつ収縮させていきますので、今のところはこんな感じで大丈夫です
この時点でこういう手順で熱収縮チューブを全部入れてしまってください。
こんな感じでもう後は反対側を閉じちゃっても忘れ物がないようにしておかないといけませんorz
…って言うのはズボラな私は何回かケーブルの両端を閉じちゃった後で「あ…どうしよう…この熱収縮チューブ…ぁぁ…orz」って困ったコトがありましたので、い…一応書いてみましたorzorz
あ、後スミマセン…ちょっと図解に入れ忘れちゃってましたが、この2.5sqテフロンケーブルでしたらギリギリカバーが付けられますので、ジャックカバーも忘れずに入れておいてくださいorz
ぅ…忘れ物だらけですね
↓次にカナレの3.5ステレオミニプラグを展開して、さっきと同じようにフラックスを垂らします。
↓こちらもさっきと同じように半田を垂らしておきます
このタイミングでやっぱりさっきと同じようにケーブル側にもフラックスを垂らしておいてください。
↓こちらもさっきと同じ要領でテンポ良く接続していきます。
こちらは真ん中から出てるピン(L)は写真右側のケーブルですので、接続する位置を間違わないようにしてください…ですorz
↓こちらもさっきと同じように熱収縮チューブを被せて仮止めしてください。
一応この時点で一旦ヘッドフォンと音の出るプレイヤーに接続して、音が出ているかどうかのチェックとこの音色を覚えておいてください
その後、熱収縮チューブの上からゆっくりと半田ごてを当ててチューブを収縮させてください。
そしてまたヘッドフォンに接続して音が出ているかのチェックと、さっきの音色から音に変化がないかをチェックしてください
↓と…取り合えずケーブルが完成しました
2.5ステレオミニミニプラグはカバーを閉じることが出来ませんので今回はガムテープでテキトーに補強しておきますorz
この状態でも一応音は出ます…のですがまだパテとかで逆転防止ラッチを作成してませんのでメチャクチャケーブルが抜け落ちやすくなってしまってますorzorz
↓そ…そして最大の問題が…
ケーブルが硬いせいでZEN X-Fi3くらいの小型DAPでしたらケーブルだけで空中に直立させられるコト…ですねorz
実はこの銀メッキテフロンケーブルの3.5sqはさらにこれよりも硬くて、電導効率は最強クラスですが取り回しの難しさも最強クラスですので使いどころには要注意ですね
自分だけのケーブルで自分だけの音質に変わる面白さ!
…って言うコトでいつもの全然まとま…ってないまとめ…ですorz
今回ちょっとした気持ちでリケーブルしてみたSRH940ですが、ケーブル一本でこれだけ音の印象が変わるのは本当に面白いなぁ…って思いました
アナログはデジタルと違ってちょっとした素材や環境で音が変化するのでちょっと生き物っぽくて楽しいですね
確かにSRH940みたいに世界的にもメジャーなヘッドフォンだとリケーブル用の高価なアクセサリは沢山出てるのですが、他人から「これが高音質ですよ」って押し着せられたような高音質じゃなくって、ケーブルの質とか太さとかを色々換えて自分だけのお気に入りの音を探していくのは何だかとっても音に対して前向きになれる…って言うコトなのかなぁ…って思ってみました
なん…って言ったら良い…のでしょうか…むー…わ…私のボキャブラリーが少なくってとても恥ずかしい…のですが、作ってる時のこう…ワクワク感??そういうのが本当に楽しくって、秋葉原の電線屋さんの前でズラリと並んだケーブルを眺めながら「あー…あの太いケーブルに変えたらちょっと濃い音がしそう…」とか「むー…皮膜素材でも音質に違いが出るのかなぁ…」って、そういう妄想をフワフワ~って浮かべながら予算と相談して「今月はコレ!」みたいに買っていっていって気に入った音が出たり出なかったり、今回みたいに絶対的にお気に入りな音は出なくってもお気に入りのヘッドフォンの別の側面が感じ取れたり…って言うのは何か生きる活力が湧いてきますね(笑)
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ぅぅ…スミマセン…
実はうちのご近所にいつもうちのお店でお買い物をしてくださってるお爺ちゃんがいる…のですが、このお客様のPCが壊れた…って言うコトでそれを修理させて頂いたら本当にありがたい事にすっごい喜んで頂けた…のですが、工賃、パーツ代だけ請求…って言うお約束でしたのにその他に未熟な私にとっては分不相応な謝礼金を持って来られて、それはお受け取り出来ません…って丁重にお断りしたら「では私の心ばかりのお礼として、私の一族のパソコンのメンテナンスは貴方にお願いするように言っておくけど、それなら良いかな?」って私は社交辞令で仰られたのだと思って軽くOKしちゃったら…リアルでその一族の方々がPCを持ち込まれて、最近は半分PCショップみたいになってる状態ですorz
ぅ…何この忙しさは…
Shureの高解像度ヘッドフォン「SRH940」を高音質化させてみよう!
…って言うコトで久しぶりの記事がこんなどーしようもない記事でスミマセン…のですが、前に買ってきてましたShureの「SRH940」…について書いてみたいと思いますorz
元々ShureのSRH940ヘッドフォンは標準でも本当に高解像度で高音質な鳴り方をしてくれてて、タブレットやスマートフォンでもコレを差し込むだけで「えぇええこ…こんなにこのタブレットは高音質だったっけ?」…って言うくらい良い音を出してくれるのですが、先日オーディオマニアの先輩と秋葉原で音響話で盛り上がってた時に一言「SRH940はケーブルを換えるだけで全然違った音が出るらしいよ…」ってその先輩が言ってて、ちょっと気になりましたので帰ってきてから色々調べてみたら結構高い…のが分かりましたので、それだったら自分で作っちゃったほうが良さそうかなぁ…って思って作ってみました…ので、今回はその作成日記的な感じで書いてみたいと思います
極太の銀メッキテフロンケーブルで音が超立体に!
今回も秋葉原の電線屋さんで買ってきました銀メッキテフロンケーブルを使ってみた…のですが、ケーブルで音が変わる…って言うかヘッドフォンを間違っちゃったんじゃないの…って言うくらい音が変わってビックリしてしまいました(笑)
SRH940を買ったときに標準で付いてくるカールコードで試聴してた時には音は粒子状にキラキラ・ふわっとしてる感じで、私とかDENONのヘッドフォン好きな方には本当に好まれる傾向…だったのですが、元々音にパンチが効きやすい銀メッキ銅線…それも絶縁では評価の高いテフロンで巻いてるコトもあったり…で、ものすっごい筋肉質で立体的な音になって、標準ケーブルが2Dだとすると今回作ったケーブルは3D…くらいの違いが出ました♪♪
このケーブルを先週は先輩のところに持っていってみたら、「私のUltrasone Edition 9も相当ガチムチな音がしてると思ってたけど、こりゃガチムチ具合ならEdition 9に迫ってるね…でも音が立体的でリアル過ぎて逆にキモい」…って言ってました(笑)
た…確かに音が立体的でリアルになりました分、このブログで追求してる音像浴…みたいな心地よいリスニングとは真逆の方向に飛んでしまいましたが、数千円の投資でヘッドフォンが別物になった感覚が得られたのは私的には大満足でした♪♪
ここから写真で手順を解説していきます
…って言うコトでココからはいつもの写真を交えて色々ご紹介してみたいと思います♪♪
※この記事の画像も全部クリックで拡大できます
↓こちらが標準構成のShure製ヘッドフォン「SRH940」になります♪
↓こちらが標準ケーブルで、途中くるくると螺旋状に回るカールコード仕様になってます。
↓こちらがそれぞれのジャックになります
ハウジング側がステレオ2.5のミニミニジャックになってて、プレイヤー側が一般的な3.5ステレオミニジャックになっています。
↓こちらがプレイヤー側の3.5ステレオミニプラグです。
一部のアンプやプレイヤーは標準フォンプラグを採用してますが、殆どのポータブルプレイヤーやTVとかはこちらの3.5ステレオミニプラグで繋がります。
↓こちらがヘッドフォン側の2.5ステレオミニミニプラグです。
パッと見は秋葉原の電子パーツ街で結構置いてる2.5ステレオミニミニプラグ…っぽい…のですが、実は標準の2.5ステレオミニミニでは加工しないとこのShureのヘッドフォンには入りませんorz
↓…って言うのはこの逆転防止ラッチがキーになってて、
↓ヘッドフォン側もそれに対応した形になってますので
一般的な丸型の2.5ステレオミニミニプラグではちゃんと差し込めないようになってますorz
これを解決するためには
1.ヘッドフォン側を削って標準の丸型にする
この方法を取ると、どこの会社の2.5ステレオミニミニプラグでも差し込めるようになりまますが、ヘッドフォンの保証が切れますorz
2.ケーブル側を削って逆転防止ラッチを付ける
一般的にはこちらの方法を取ります。この方法であればヘッドフォン側が故障してもそのまま標準構成に戻して修理に出せば保証が効きます。
…って言う2通りの方法がありますが、私はどうしても保証を切らせたくはありませんでしたので今回はケーブル側を削って加工していきたいと思いますorz
↓今回は色々テストしてみたかった…のもありましたので、秋葉原のオヤイデ電気さんでオリジナル銀メッキ2.5ステレオミニミニプラグ(左)と、汎用2.5ステレオミニミニ(右)を購入してきました♪♪
↓3.5ステレオミニプラグは同じくオヤイデ電気さんで売ってたカナレ電気製ステレオミニプラグ「F12」を使います
カナレのステレオミニはそのフォルムもありますが、ジャックに差し込んだ時に遊びのスペースが一切出ないところがすっごくて、差込不良みたいなトラブルが少ないところがすっごいお気に入りだったりします♪♪
↓まずは使うケーブルを選択します
写真一番左から時計回りに銀メッキテフロン線(寄線)3.5sq、銀メッキテフロン線(単線)1.0sq、銀メッキテフロン線(寄線)2.5sq、銀メッキテフロン線(寄線)1.25sqになります♪♪
↓銀メッキテフロン線は輝きが本当に美しいですね
左が3.5sq、右が2.5sqになります
↓最初はこちらの3.5sqを使おうかなぁ…って思ってたのですが
試しに2.5ステレオミニの端子に入れてみたら2本繋げるスペースはありませんでしたので、今回はその下の2.5sqを使っていきますorz
↓こちらが2.5sqの銀メッキテフロン線です
3.5sqに比べるとちょっと細め…ですが、これでも一般のビニール皮膜線で言うと倍のクラス並みの電導効率があるとか…らしいです
↓フラックスを用意します
うちにあったのが板金用…だけ…でしたので(元々ノートPCの高効率バッテリーを作る時にしか使ってませんでしたので…)、本来は銀メッキ製品用のがあればベストですね
↓半田は太陽電機産業株式会社さんの「SE-0AG08」を使います
銀が入ってますので銀メッキ製品を半田付けする時にはもう必須アイテムですね♪♪
↓道具が揃ったらまずは2.5ステレオミニミニプラグを分解します。
↓プラグの根元の丸くなってる部分をヤスリで削って平らにします。
↓両側ともこんな感じにします
↓2.5ステレオミニミニの半田位置はこんな感じになってます♪
写真左のピンがR、右のピンがL、そして手前側に穴の開いた部分がグランド(アース)になります
実は同じ角度で見た場合、カナレの3.5ステレオミニプラグの場合には左からR、中央がL、手前がグランド…って逆転しがち…ですので、基本は「中央から伸びてるピンがL」…って覚えておくと間違えにくいですね
2012年10月30日記事訂正のお詫び
この上のコラムで「真ん中から伸びてるピンがR」と言う表記をしてましたが、正しくは「真ん中から伸びてるピンがL」でした…orzorz
メチャクチャなコトを書いてしまいまして本当にスミマセンでした
↓次にケーブル先端の皮膜を剥がします
テフロンケーブルはシリコンやビニール素材と違って結構硬いので、思わず力を入れて剥がそうとするとケーブルごと切っちゃったりしますので注意してくださいorz
↓こういうシールドストリッパー付きの工具があるとちょっと便利ですよ♪♪
↓…で…では作業に取り掛かりたいと思います
あ…あの…私は本当に半田付けがド下手…ですので、半田付けに慣れてらっしゃる方々から見たらもう酷い有様…ですのでテキトーに笑ってあげてください…ですorz
まずは半田付けしたい部分にフラックスを垂らします。
↓次に呼び水となるようにそこに半田を少し落とします。
この時同時にケーブルの先端にもちょっとだけフラックスを垂らしてあげてください。
↓まずはグランドを接続します
ぁぁ…なんかもうすでに黒い煤みたいのが出ちゃってるし…orz
↓次にRを接続します
↓次にテンポよくLも接続します
↓次にちょっと短めに熱収縮チューブを切ります。
今回使いますのは50パーセント収縮の4mmタイプです。
↓取りあえずこんな感じで接続した端子を覆うように被せておきます。
まだ絶対にこの時点では収縮させないようにしてください
後で音を確認しながらちょっとずつ収縮させていきますので、今のところはこんな感じで大丈夫です
この時点でこういう手順で熱収縮チューブを全部入れてしまってください。
こんな感じでもう後は反対側を閉じちゃっても忘れ物がないようにしておかないといけませんorz
…って言うのはズボラな私は何回かケーブルの両端を閉じちゃった後で「あ…どうしよう…この熱収縮チューブ…ぁぁ…orz」って困ったコトがありましたので、い…一応書いてみましたorzorz
あ、後スミマセン…ちょっと図解に入れ忘れちゃってましたが、この2.5sqテフロンケーブルでしたらギリギリカバーが付けられますので、ジャックカバーも忘れずに入れておいてくださいorz
ぅ…忘れ物だらけですね
↓次にカナレの3.5ステレオミニプラグを展開して、さっきと同じようにフラックスを垂らします。
↓こちらもさっきと同じように半田を垂らしておきます
このタイミングでやっぱりさっきと同じようにケーブル側にもフラックスを垂らしておいてください。
↓こちらもさっきと同じ要領でテンポ良く接続していきます。
こちらは真ん中から出てるピン(L)は写真右側のケーブルですので、接続する位置を間違わないようにしてください…ですorz
↓こちらもさっきと同じように熱収縮チューブを被せて仮止めしてください。
一応この時点で一旦ヘッドフォンと音の出るプレイヤーに接続して、音が出ているかどうかのチェックとこの音色を覚えておいてください
その後、熱収縮チューブの上からゆっくりと半田ごてを当ててチューブを収縮させてください。
そしてまたヘッドフォンに接続して音が出ているかのチェックと、さっきの音色から音に変化がないかをチェックしてください
↓と…取り合えずケーブルが完成しました
2.5ステレオミニミニプラグはカバーを閉じることが出来ませんので今回はガムテープでテキトーに補強しておきますorz
この状態でも一応音は出ます…のですがまだパテとかで逆転防止ラッチを作成してませんのでメチャクチャケーブルが抜け落ちやすくなってしまってますorzorz
↓そ…そして最大の問題が…
ケーブルが硬いせいでZEN X-Fi3くらいの小型DAPでしたらケーブルだけで空中に直立させられるコト…ですねorz
実はこの銀メッキテフロンケーブルの3.5sqはさらにこれよりも硬くて、電導効率は最強クラスですが取り回しの難しさも最強クラスですので使いどころには要注意ですね
自分だけのケーブルで自分だけの音質に変わる面白さ!
…って言うコトでいつもの全然まとま…ってないまとめ…ですorz
今回ちょっとした気持ちでリケーブルしてみたSRH940ですが、ケーブル一本でこれだけ音の印象が変わるのは本当に面白いなぁ…って思いました
アナログはデジタルと違ってちょっとした素材や環境で音が変化するのでちょっと生き物っぽくて楽しいですね
確かにSRH940みたいに世界的にもメジャーなヘッドフォンだとリケーブル用の高価なアクセサリは沢山出てるのですが、他人から「これが高音質ですよ」って押し着せられたような高音質じゃなくって、ケーブルの質とか太さとかを色々換えて自分だけのお気に入りの音を探していくのは何だかとっても音に対して前向きになれる…って言うコトなのかなぁ…って思ってみました
なん…って言ったら良い…のでしょうか…むー…わ…私のボキャブラリーが少なくってとても恥ずかしい…のですが、作ってる時のこう…ワクワク感??そういうのが本当に楽しくって、秋葉原の電線屋さんの前でズラリと並んだケーブルを眺めながら「あー…あの太いケーブルに変えたらちょっと濃い音がしそう…」とか「むー…皮膜素材でも音質に違いが出るのかなぁ…」って、そういう妄想をフワフワ~って浮かべながら予算と相談して「今月はコレ!」みたいに買っていっていって気に入った音が出たり出なかったり、今回みたいに絶対的にお気に入りな音は出なくってもお気に入りのヘッドフォンの別の側面が感じ取れたり…って言うのは何か生きる活力が湧いてきますね(笑)
関係がありそうな他の記事
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Shureの超高解像度ヘッドフォン「SRH940」の耐久性
SRH940の相次ぐアーム部分の自然故障報告…それが本当にユーザーの不備でそうなってるのかそれともヘッドフォンそのものに致命的欠陥があるのかを色々な角度から考えてみました