記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

趣向一転!待望のブルボードライブ開店を前に一洋楽ファンの回想。

2007年06月19日 21時11分57秒 | 演劇・音楽
 今日は趣向を変えて、というか本来話し出すと止まらなくなるネタ
のひとつ、音楽それも洋楽の話題を久々に書く。

 平成17年8月31日に閉店した福岡ブルーノート跡に、待望の「ビル
ボードライブ福岡」が9月3日にオープンする。洋楽好きの私にとって
約2年の空白はそのまま洋楽をほとんど聴かなかった2年であった。
スティーリー・ダンやエア・サプライ、ショーン・レノンらの出演者
リストをみて、久しぶりに洋楽マイブーム復活の予感だ(笑)。

 中学生時代にFMラジオの魅力にハマり、洋楽を聴きだしたのが70
年代後半。ディスコブームとウエストコーストが一緒に流れてきてい
た時期である。元々は英会話の勉強にと買ってもらったラジオであっ
たが、気づけば深夜放送、早朝放送の洋楽番組に釘付けとなっていた。
80年代のTV「ベストヒットUSA」も含め、小林克也、天野茂らの
解説番組や選曲で過去の曲も大好きになった。

 我が家には約5千枚の音楽CDがある。洋楽はその中でも7割を占
めているが、最近購入したのはシザー・シスターズやダニエル・パウ
ターなど数枚だ。ロックがどうだとか流行がどうだとかはあまり気に
せず、自分が「良い」「好きだ」と思った音源をずっと集めてきた。

 そのうち何割か、なかなか手に入らなかった音源ほど、あめりかん
☆ぱい佐藤さんの通信販売にお世話になった。今でこそ復刻音源も多
数出て、オムニバス盤、そしてダウンロードも含めて選択肢が広がっ
て入手しやすくなっているが、逆にいつでも手に入るとの安心感は私
にとっては魅力が半減しただけ。なかなか手に入らなかったから手に
入れた時の喜び、やっと巡り逢えた曲に対する感動もあると思う。

 それらの多くは時間が経った今聴き返しても「いいな」と思うもの
ばかりであり、それをドライブの際などに車でかけると小6の娘など
でも口ずさむ曲が多く、良い曲は時代を超えて伝わるのだと妙に納得
したりする。TV番組のBGMに使われる曲も70年代後半から80年
代のものが多く、それは自分と同じ年代が選曲の決定権を持つからな
のだろうと、そこで自分の年齢も少し意識する訳である。

 多くのFM誌が乱立していた80年代はラジオ全盛期でもあった。
FMステーション、FMレコパル、週刊FM、FM fun等々。どの
雑誌を買うかの重要要素、中学から高校生にとってのそれは綴じ込み
付録の「カセットレーベル」の内容だったように思う。かくいう私も
鈴木英人のイラストにつられてFMステーションを買ったり、ポップ
なイラストや写真のレーベルにつられてレコパルを買っていた。

 一番大人向きでオーソドックスなFM fun誌だが、成人して80年
代が終わる平成に入る頃には趣味趣向もFMFun層となって、当然
のように同誌が一番最後まで残っていたが、確か2000年に休刊とな
ったように記憶する。ちょうど私が独立した年だった。

 ふと、最近行った洋楽アーティストのライヴはいつだったか思い出
そうと試みた。考えると随分行っていない。3年ほど前、ブルーノー
トで観たボズ・スキャッグスが最後かもしれない。洋楽好きの私にと
って3年半のブランクは「よく生きていたな(笑)」と云いたくなる
時間である。この時はブルーノートのFM番組をやっていた友人の岡
部はち郎氏と一緒に行ったのを思い出した。

 思い出しついでに、最初に行った洋楽アーティストのライヴは忘れ
もしないスティーヴィー・ワンダーの「パートタイム・ラヴァー」の
コンサート。高校を出て福岡で新聞販売店の住み込み(新聞奨学生)
で学校へ行っている時だ。それ以降、好きなアーティストが福岡に来
ると必ずと言っていいほどライヴに足を運んだ。

 マイナーからブーム?、大御所まで並べてみると結構大したもので
ある。ホール&オーツ(5回)、スティーヴィー・ワンダー(3回)、
スティング(2回)、ドゥービー・ブラザーズ(3回)、マイケル・
フォーチュナティー(1回)、ビー・ジーズ(1回)、ヒューイ・ル
イス&ザ・ニュース(2回)、シンディ・ローパー(2回)、ビリー・
ジョエル(3回)、エルトン・ジョン(3回)、ポール・マッカート
ニー(3回)、エルヴィス・コステロ(3回)、ニック・ロウ(1回)、
マドンナ(2回)、サイモン&ガーファンクル(1回)、イーグルス
(1回)、ヴェンチャーズ(2回)、シカゴ(1回)、アメリカ(1回)、
アース・ウインド&ファイア(2回)、マイケル・ジャクソン(1回)、
ペット・ショップ・ボーイズ(1回)、エアロスミス(2回)、ボビ
ー・コールドウェル(1回)、TOTO(1回)、アスワド(1回)、
ジョージ・ハリスン(1回)、ジョージ・ベンソン(1回)、フィル・
コリンズ(1回)、ローリング・ストーンズ(1回)、ザ・パワー・
ステーション(1回)、ロバート・パーマー(1回)、ジョディ・ワ
トリー(1回)、スウィング・アウト・シスター(2回)、トンプソ
ン・ツインズ(1回)、リンゴ・スター&ヒズ・オールスター・バン
ドetc.

 フェスティバルや小アーティスト、フュージョン系を入れれば、ま
だ忘れているものもあると思うが、中でも印象深かったベスト5は、
シンディ・ローパーが1番手だ。前公演で骨折し福岡公演自体が危ぶ
まれる中、気丈に素晴らしい唄を聴かせてくれた。しかも、バック演
奏はファースト・アルバム同様にフーターズの主メンバーとくれば感
動は当然だった。

 最も多く回数行っているのはホール&オーツ。しかし毎回ベスト的
選曲のため、最初の感動は次第に薄れる。それでも最初に行ったライ
ヴは、最も好きなアーティストだったから感動的であった。

 1列目で楽しんだ感動も格別だ。ドゥービー・ブラザーズはトム・
ジョンストンの目の前、汗やツバが飛んでくる距離で大感動だった。
もうひとり1列目はマイケル・フォーチュナティ(笑)。誰?という
向きもあろうが、86年「ギヴ・ミー・アップ」でユーロビート旋風
を起こした一発屋?である。ビブレホールだった。

 ビートルズの面々もそれぞれ感動的。中でもジョージ・ハリスンが
一番好きだったので、88年?のエリック・クラプトン等を従えての
ライブは忘れられない。もちろんポール・マッカートニーのライヴも
毎回、感動的である。

 福岡で観られず、東京・大阪へ足を運んだアーティストも多い。中
でも70年代最も好きだったアメリカは目黒・郵便貯金ホールへ観に
行った。「名前のない馬」「金色の髪の少女」「ヴェンチュラ・ハイ
ウェイ」等初期のヒット曲から「風のマジック」等80年代ヒットま
で忘れられないライヴである。

 そして最も好きな二人。エルトン・ジョンとビリー・ジョエルの二
人のピアノマンのライヴは今度来日することがあれば、また行きたい。
中でもエルトン・ジョンがパーカッションのレイ・クーパーと二人だ
けで演ったライヴは、他を寄せ付けないほど感動した。福岡国際セン
ターで3列目で観た。

 こうやって思い出しながら書いていくと、なんだか無性にライヴに
行きたくなる。こういう時はチケットぴあで即チェックに限る。福岡
はブレインズがこれら多くの外人アーティストの興行を手がけていた
が、数年前に破綻。それ以来あまり外人アーティスト自体が来なくな
ったことも、ライヴから遠ざかっている原因だと思う。

今日の写真は、我が家の家宝(笑)ビルボード誌99年までの年間チャ
ート全集。どの曲が何週チャート入りしてどうランキング上昇したか
まで全て記録。もちろん英語版、英語嫌いもこれなら英語好きに(笑)。
あめりかん☆ぱいで購入。ああ懐かしい…。

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