10年ぶりの入院生活で感じたこと

　出張中に体調を崩し、１週間ほど入院した。急性腸炎と診断され、医者は
さらなる病気発見を期待？したようだが、他に悪い箇所は見つからず単なる
過労からきた腸炎だったようだ。出張に出掛ける前日まで、土日も休みなく
働き、睡眠不足気味。前日は早めに仕事を切り上げて早朝の出発に備えるべ
く早めに寝るつもりだったが、１本の電話で予定が変わった。

　ドンレオあべの安部さん（西鉄ライオンズ元投手）から電話をいただき、
大好きな「豊田泰光さんがこれから店に来るそうだから顔を出さないか」と
言われては駆けつけぬ訳にはいかない（笑）。取るものもとりあえず、店へ
駆けつけると、すでにひと時を過ごして次の店へ腰を上げる直前であった。

　豊田さんやスポニチの新貝さん達に挨拶し、豊田さんとのツーショット写
真を撮影してもらい上機嫌になった。ここまでは良かったが、気分が良くな
って豊田さん達が帰った後もお酒を飲んでしまい、気づくと深夜。あわてて
帰宅し残った仕事と翌日の準備をし、眠ったのは深夜2時30分過ぎ。朝6時に
は眠く怠い身体で起きて、そのまま車で出張取材へ。

　初日は身体が怠い程度だったが、２日目に温泉旅館を用意いただいてゆっ
くり温泉に入ったところ、それまでの疲労がドッと溢れ出たように発熱。翌
朝に一旦熱は引き、そのまま３日目、４日目と予定をこなして実家まで戻っ
たところで力つきてしまい、発熱とひどい下痢で深夜に救急車で近くの総合
病院へ運び込まれてしまった。

　昨日９日、ようやく退院し現在は自宅で療養中。デスクに付いて少しずつ
仕事をするも、長時間になると椅子に座っていられない状態。１週間、事務
所を空けた状態だっただけに、無数のファックスとメールでの依頼が届いて
いて、嬉しいやら大変やら。現在、ひとつずつ用件をこなしている処だ。

　入院中、本ブログは携帯からの更新設定をしていなかったので更新できず。
先月末にようやく開設していたmixiの裏ブログは携帯からも更新できたので
mixi版に情報は上げていた。なにせ病院のベッドの上では、体調が戻るにつ
れてヒマ度が増して、動けない、仕事ができない辛さを実感。

　しかし、その間にmixiを通じてお見舞いメッセージをもらったり、以前か
ら構想を練ろうとしていた新作小説の構想を寝ることができた。自分が何を
書きたいのか、自問自答する日々が１年近く続いていたが、それに答えが出
ただけでなく、今回疲労を押して強行突破した取材旅行の成果が早速、構想
やアイデアに反映できたのである。入院によりゆっくりと考える時間ができ
たことも結果的に良かったと言えるよう、作品づくりに取りかかる。

今日の写真は、今回の取材の最初の目的地「鞆の浦」の街角の古い喫茶店。
狭い路地、古い町並み、港町特有の空気。どれをとっても絵になる風景。


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