満月は煌々と輝いていた。
寝る前に見上げた時は周りに幾筋もの細い雲を侍らせて、1時半ころトイレに立った時は孤独を囲って。
雨戸の間から天井には〇ちゃんちの門灯の光、ベッドの上には満月の月明り。風流だわ。
狭い部屋には目をつぶって、ごろんとベッドに寝転んで月明りの線を自分の腹の上に描かせた。
昨日は午後から雷雨。
いやあ豪快、被害があったところからは怒られるけれど、1時間くらいならゴロゴロでも
ドッカーンでも派手にやってくれってなもんよ。時々外の様子を見ていたわ。
おかげで雷雨が過ぎ去った後の涼しいこと。網戸にすれば冷たいくらいの風が通り抜けて過ごし
やすかったこと。もちろんエアコンはなしの夕食。
今朝も涼しさは続いているけれど、もう無理ね。涼しさ持続可能は無理。またもや覚悟だ。
で、金曜日4時近くに終わった大船でのパソコンお絵描き。
その足で鎌倉駅まで行き、駅前に待機していた逗子行きのバスに飛び乗る。「光明寺」下車。
なんたって膝痛持ちの根性なしだから、乗り物利用してできるだけ歩かないお寺を選ぶ。
思想信条、主義主張はなし。
私、前に一度来ているよなとブログを検索してみると、2017年の5月に、だ。そっか。
帰りは鎌倉駅まで歩いている、若かった、元気だった(遠い眼)。
光明寺は、天照山蓮華院光明寺といい浄土宗の大本山。開祖は浄土宗三祖然阿良忠上人。
総門
堂々とした立派な山門。『天照山』の額は永享8年(1436)後花園天皇より賜った額だそうだ。
現在の山門は弘化4年(1847)に造られたもので間口約16m、奥行約7m、
高さ約20mで鎌倉の寺院の門では最大の格式を備えた山門。
五間三戸二階二重門(ごけんさんこにかいにじゅうもん)といわれる門で一階が和風、
二階が中国風に造られていて、禅宗の五山形式が浄土宗に取り入れられたもの、とのこと。
鐘楼
開山堂 残念ながら 大殿(本堂)は大規模な改修工事中
お参りして 右側の小堀遠州作庭といわれる記主庭園へと
池は ハスが見事だったけれど 夕方だからもうほとんど閉じている
土日朝が観蓮会
建物は大聖閣 法然上人800年大遠忌を記念して建てられたそう
木造二階建ての建物 二階部分は八画で屋根には鳳凰が乗せられている
鎌倉で鳳凰が乗せられたお堂はこの大聖閣のみですって
左から 開山堂 書院 大聖閣
私もかろうじて風が通るここのベンチでひと休み ひとり観蓮
昼下がりの円覚寺よりも夕方の光明寺の方が暑かったわ、って感想はそこか。
実は、円覚寺方丈の椅子でと開山堂のベンチでと、帽子を2回も置き忘れて取りに戻ったの。
すぐに気が付いただけでも偉いわ、自分。
光明寺とはそのような関係があったのですね。
佐渡の実家も浄土宗です。この頃浄土宗のお寺を
参詣すると、懐かしいような親しいようなそんな気持ちになります。
以前訪れた際は本堂も拝見できたのですが・・・
それにしても山門は立派です。団体で申し込みをしないと見学できないのが残念です。
実は、光明寺は、新宿戸山にある浄土宗のお寺の大本山ということで、逗子へ行ったとき、時間があれば伺っているところです。(なぜって?。同期の友人から”もう自分の墓を作ったよ”と聞き、平成25年に新宿戸山の当寺院に墓地永年使用料を支払い手に入れ、平成29年建墓、まだ誰も入っていませんが、盆と正月にお墓を洗い、お花を上げに行っています)
そんな関係で大本山光明寺からは、家内と勉強会に参加したことがある関係で、たびたび行事の案内が新宿に送られてきます。
最近は、本堂の改修(5年かかるそうです)にとりかかっていて、足場で囲まれて、中に入れませんので、右手の庭や写真にある蓮池を回るルートでみて帰ります。
山門は鎌倉一だとか、素晴らしいですよね。