晴、9度、84%
昨日、嬉しいことがふたつありました。一つ目。毎朝「インスタグラム」にココの写真をあげます。 朝ごはんで私の卵を少しもらった後のココです。すると友人からコメントが届きました。「この角度、モモさんに似ている。」実は写真を撮った後、私もモモに似ていると思い、主人に写真を送ってそう伝えたばかりでした。実際のココはモモより小柄で似ていませんが、時折、よく似た仕草や表情をします。ココがおばあちゃんになったら、おじいちゃんモモに似てくるかもしれないと思います。友人がモモのことを思い出してくれたことが嬉しかった。見出し写真はモモです。
二つ目。昨日のこのブログに「鳥獣戯画」を観に行ったことを書きました。会場の一番最後で思いがけないものに出くわしました。高山寺にある明恵上人が愛玩したとされる木彫りの「子犬像」です。この「子犬像」のことを知ったのは確か白洲正子の本「明恵上人」でした。「高山寺」に行くことがあれば「子犬像」を見てみたいと思っていました。まさか「鳥獣戯画展」で巡り会えるとは思ってもいませんでした。想像より大きな木像でした。その表情はグラビアで見ていた通りの愛らしさでした。するとブログに別の友人からコメントが入りました。「子犬はモモさんを想わせます。」そう言われると体の丸さが似ているかもしれません。友人がモモを思い出してくれて嬉しく思いました。
もうすぐモモさんが逝って4年目になります。たった八十五日しか日本での生活はありません。成田に着いて逝くまでの八十五日の記憶を毎日辿るのがこの時期の私です。「ああ、ここでよくチーしたわね。」という具合。日本の季節とモモが重なるのはこの85日の間だけです。昨日の「嬉しいことふたつ」、逝って4年もして家族以外の方の思い出してもらえたモモは幸せです。そして、思い出してくれた友人たちに「ありがとう」。
誰かしらの心の片隅にいてくれる事が何よりの幸せですね。