チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

中秋節 月餅 香港

2010年09月22日 | 香港
曇り、25度、98%


 今日は中秋節、あいにく香港は台風の影響が残っていて、曇り空。夜までに晴れてくれるかな?
中秋節といえば、月餅を忘れてはなりません。
香港は、行事行事の食べ物がきちんと残っていて、食べ継がれています。
食べることが好きな民族というだけではなく、こういう行事の日には、親戚一同が会し、
夕飯を皆でいただきます。
そのため、個人経営のお店、会社ですら今日は少し早めに仕事が終わります。
 うっかり市場などに夕方行っても、すでに店じまいしています。

中村屋の月餅とは似て非なるもの。

    

これが普通の月餅です。餡は、はすの実から作ります。  日本の餡と違って、ピーナッツオイルがたくさん入っています。 真ん中の黄色いのは、ハムタンといって塩漬け卵の黄身です。
もちろん、塩味がします。 

そうなんです、甘い餡の真ん中の塩味の卵の黄身。これは、日本人にとって不思議な組み合わせかもしれません。 けど食べ慣れると、絶妙なバランス。

中の餡は、小豆、緑豆、芋、塩漬けのハム、ナッツとドライフルーツのものまでさまざまです。

 そして、この月餅を箱詰めにして、日本のお中元のように親しい方に配ります。


           これはペニンシュラホテルのもの。


 ここ3~4年は、ハーゲンダッツからアイスクリームの月餅。ゴディバからチョコレートの月餅。
焼かないで作った、冷たくして食べる月餅。などなど、5月ごろから月餅の広告が街中に出回ります。   要するに月餅商戦なのです。


 中に塩卵が入った、オーソドックスな月餅は、なかなか外人には受け入れられにくいもの。
そこで、ペニンシュラホテルのこの月餅が考えられたそうです。

        


    カスタードの餡を、クッキーの生地で包んだ月餅。

 確かに食べやすく、小粒なのでついつい食べ過ぎてしまいます。
わたしが、好きだと知っていてくださる方から、毎年頂戴します。

 でも、本当はオーソドックスな月餅の大ファンなのです。

 香港のお菓子にしては、決して安くはありません。
月餅会というのがあって、毎月、月餅を作るレストランなどにお金を積み立てて、一年経ったら積み立てたお金に見合っただけの月餅をもらえる仕組みでした。
最近は見かけませんが。

そして、世界中にいる華僑の人たちにも、お店に頼むと配達してくれます。

 行事食の中でも、月餅商戦というくらい、月餅は大きな割合を占めています。
昨日の新聞によれば、売れ高でも売れた個数でも、オーソドックスな月餅が6割を占めるそうです。       さて、早めに市場に行くことにします。

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