曇り、24度、60%
今月の始め、福岡に帰国したおりに、東京から来た息子一家と2回夕飯をとることが出来ました。8ヶ月になる孫に会うのも、お宮参りの時以来ですから、半年ぶり。私の顔を見て泣いたり、笑ったり。この孫にとって、初めての飛行機です。初めての慣れないホテルでの夜を迎えます。お嫁さんが作った生活のリズムを崩しては、家に戻ってからが大変なのは、私も遠い昔に体験済みです。出来るだけ、いつもの時間に食事をとって、いつもの時間にベットに連れて行ってやりたいと思います。
ホテルの部屋でとる食事が一番楽ですが、ウィークデイの夕方6時、まだレストランも込んではいません。ゆっくり座れる座敷のある店に行きました。皆で顔を見合いながらとる食事は、食べた物より何よりのご馳走だと思うようになりました。私がいな香港の家では、主人がモモさんと私が作り置いたものを食べているはずです。なんだか済まないなあと思いながらも、楽しい時間を過ごしました。
私が息子を育てた時とは、時代が変わって来ました。食事の間もお嫁さんと息子が、代わる代わるに孫の世話をします。見ていて微笑ましく感じます。父親と母親の間を行ったり来たりしながら、間違いなく子供はその両方の暖かみを肌で感じているはずです。そして、そんな時間が、母親にとっては一番貴重な時間として、過去を振り返った時に思い出されます。
あまり遅くなってはと、お勘定を頼みました。お店の人がなかなかやって来ません。お手洗いに立っていたお嫁さんが戻って来ました。「支払いは済んでるよ。」、と息子が言います。うっかりしていました、日本はレジに出向いて支払いをします。香港では、テーブルで支払いをします。
初めから、お嫁さんと息子で決めていたのでしょう。お財布を持って、支払うばかりの私に気付かれぬように、そっと支払いを済ませてくれました。
息子と二人のお昼には、何度かご馳走になったことがあります。今回は、息子夫婦にご馳走になりました。「おごちそうさま。」なんだか気恥ずかしいような、ムズムズとありがたいと感じました。
この晩のことは、いつまでも私の胸の中で、息子夫婦にありがとうと、思い続けると思います。ほんとに嬉しい晩でした。おごちそうさま。そして、ありがとう。
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