雨、13度、94%
骨折を用心しての入院を経て、退院後初の検査に行きました。施設の大きな車に車椅子ごと乗せてもらい連れて行きます。私の車で連れて行っていた頃に比べて楽になりました。義母も私も楽になりました。足腰の力が年齢とともになくなります。その義母を支える私も四苦八苦でした。
予約していましたが、待合室で長く待たされました。おかげでたくさん話しができました。二人だけですから人には聞かれたくないことも話せます。義母には家の売却の話はしていません。悲しみます。希望の灯が消えてしまうように思います。
義母の話、施設の入居者で嫌いな人がいたそうです。その人がいなくなって、清々したと言います。二人で大笑い。施設の職員さんはみんな優しいと言います。よかった、この施設で良かったと思います。
診察前レントゲン撮影、それを済ませて先生と面談です。レントゲン写真を見た先生「もう大丈夫ですよ。」と義母に声をかけてくれました。数ヶ月後にまた検査に来る約束をして待合室に戻りました。
最近思うことがあります。義母は人が話しかけてもその方を見ずに私を見ています。そして私が復唱するのを聞きます。そして私に答えます。香港にいる主人、仕事中の会社にいる息子ともLINEで話しましたが、初めは画面を見ているのに、受け答えは全て私の目を見ています。聞こえ辛いのかな?画面の向こうの人は身近に感じないせいかな?
疲れが出ないうちに施設に連れて帰りました。「大丈夫」と言われても、骨折し易い状態なのは変わりません。一昨日の実家を閉める仕事から心身ともに疲れていた私は施設の玄関から帰りました。私にしては珍しく疲れが尾を引いています。帰りの車の中でふと思いました。帰国後この5年間、義母は幾度骨折したことでしょう。その診断のたびに、義母の横でレントゲン写真を見て来たのはこの私です。そう思うと、義母の面倒を見るように帰国したのだと、何かのお計らいを感じます。
見出し写真は「真奈さんが来ましたよ。」と声をかける職員さんに振り返る義母です。年齢もわからなくなりました。主人と息子も区別がつきません。そんなこと構わない、家族みんな義母が長生きしてくれることを望んでいます。
おかげさまで今朝起きると体の疲れが取れていると感じています。バナナを持って数日中に義母を訪ねましょう。
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