晴れ,14度、72%
先日,九龍サイドの花市で生のリースを求めて来ました。生のリースが香港に入り始めたのはこの数年のことです。まだイギリス領だったにもかかわらず、それこそ30年ほど前にはリースなんて見当たりませんでした。その後、やっとビニールのペラペラのリースが文房具屋に並び始めました。リースの形のオアシスもない頃、 こんな木の枝で編まれたリースを見つけます。確か,クリスマスシーズンではなかったと思います。以来,このリースにアレンジして小さなリースを作ります。時には,針金を台にしてどんぐりのリースを作ったこともありましたっけ。
この木のリースを台にする時は,その年一年の生花をドライフラワーにしたものを使います。ユーカリの葉っぱなどは,ひんやりした朝の空気にいい香りを放ってくれます。かすみ草だけのリースもなかなかきれいでした。今年は生憎、殆ど生花をいけていません。10月の終わりに頂いたブーケの秋色紫陽花だけをドライにしてとってありました。
日本では梅雨の花のように思われている紫陽花ですが、ヨーロッパでは冬の花だそうです。2年ほど前のこの季節、雪が舞うアムステルダムに行きました。雪を被った紫陽花の花を見た時には,聞いてはいたもののヨーロッパでは紫陽花が冬の花だと改めて知りました。その紫陽花,秋色紫陽花ばかりでなく,日本でもお馴染みのブルーやピンクの紫陽花も雪を被っていました。
今回は,緑の紫陽花です。写真の色よりやや濃い緑です。紫陽花は,リース型のオアシスに生で刺したままにして置いても、ドライのリースが出来ます。出来るだけ小房に分けると作業がし易いと思います。この枝で編まれたリースは繰り返し繰り返し使います。ですから,グリューガンやボンドは使わずに細い針金で留めるようにしています。花が少ないので、ちょうど手のひらを拡げた位のリースに仕上がりました。ドアの開け閉めの度、花びらがカサコソ音を立てています。
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