チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

注連縄

2022年01月07日 | お正月

晴、4度、66%

 年が明けてもう7日、早いところではお正月飾りを外すところもあるようです。帰国して4回目のお正月でした。注連縄や松飾りが30年も日本にいない間に随分変わって来ていることに気付きます。30年過ごした香港では新年は休日ですが元旦のみ、大きなお祝いは旧正月に行います。30年の間、日本でお正月を迎えたことはありませんでした。

 帰国後、初めて迎えたお正月は「戌年」でした。福岡の注連縄を飾ろうと思います。 竹1本に藁とウラジロ、大きな橙、これが福岡の注連縄です。でも街には丸い「輪飾り」や京都の竹で組まれた高価なものまで売られていました。福岡の古来からの注連縄はどうも私は好きになれません。注連縄なしでと思っているとこんな注連縄を見つけました。 「パグの注連縄」です。モモが迎えることができなかった日本のお正月に「パグの注連縄」を飾りました。

 次の年も「注連縄」で迷いました。地方地方によって「注連縄」の形が大きく違うことも知りました。見つけたのが「捻りに稲穂」の注連縄です。「稲穂」は好きな素材です。大きさも程よく控えめな様子が気に入って以来この形を我が家の「注連縄」にしています。

 今年のお正月、よそのお玄関先を覗くと「注連縄」のないお家が多くなりました。モダンな洋風の家では「輪飾り」の注連縄です。マンションの玄関には注連縄は似合わないと思います。帰国した年末、注連縄だけを売る店があちこちに見られましたが、昨年末はその数も減りました。小さな注連縄をつけている車もほとんど見かけません。次第に省略されているお正月飾りです。

 鶴や亀を象った「注連縄」が伝わる地方があるそうです。東北の力強い注連縄はさすが「米どころ」と思わせるものが見られます。「注連縄」ばかりか「門松」も数が減っています。小正月までお休みが続いた昔とは違って今では3が日を待たなくてもお店が開きます。お正月の雰囲気が薄れていくのは寂しくもありますが、当然の成り行きなのでしょう。我が家の「注連縄」は今夕、外します。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする