小さな日記

ワンクリック募金 毎日クリック!
http://clickbokin.ekokoro.jp/

「仏陀語録」オリジナル

2010年10月08日 | 
島田裕巳編著 野町 和嘉写真  三五館 2009年11月初版

中村元先生の訳で、岩波文庫で出ているスッタニパータ「ブッダのことば」は、大学時代からの座右の書で、とても面白い。日本に伝わって長い年月で変遷してきた仏教ではなく、原始仏教というのか、仏陀自身がどう人々に接したのか、語ったのかがわかる。
でも、初版が1958年なので、言葉遣いが古い。

この本は、現代語で、島田氏の解釈もいれたとてもわかりやすい作りになっていて、野町氏の写真がまた、幻想的で美しい。字も大きいので読みやすい。スッタニパータの中から、100の文を抜粋してある。

たとえば、中村元氏の訳では
「一方的に決定した立場に立ってみずから考え量りつつ、さらにかれは世の中で論争をなすに至る。一切の(哲学的)断定を捨てたならば、人は世の中で確執を起すことがない」894

島田氏は
「自ら判断し、自分を自分で評価することで、この世で繰り広げられる論争のなかに深くはまりこんでいくことになる。すべての判断を退ければ、この世で争いごとを引き起こしたりはしない」

と、こうなる。初めてゴータマ・ブッダの人となりを知りたいひとにはお奨めする。

非暴力で生きるにはどうすればいいか、仏陀は、いろんな角度から示唆してくれている。
すごいことだ。2600年も前に!
ジャッジを断つのは、ホ・オポノポノと一緒。


http://www.amazon.co.jp/%E4%BB%8F%E9%99%80%E8%AA%9E%E9%8C%B2-%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%B8%E3%83%8A%E3%83%AB-%E5%B3%B6%E7%94%B0-%E8%A3%95%E5%B7%B3/dp/4883204774/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1286645757&sr=8-1#noop


最新の画像もっと見る