小さな日記

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八月大納涼歌舞伎

2008年08月27日 | Weblog
きょうは母、85歳の誕生日。八月大納涼歌舞伎に行った。今回は、昼の部。朝9時の電車で、煎茶の魔法瓶、炊き込みご飯のおにぎりを持って出発。母は昨夜一睡もできなかったと、遠足気分。昨夜までの雨が嘘のように晴渡り、汗ばむ陽気。天からの祝福ね。

さてさて、今回も完全ノックアウト。女暫(福助さん)、3人連獅子(橋之介さん)、らくだ(勘三郎さん)、と3本のタイプが違う演目。それぞれが意表をつき、美しく、面白おかしく、楽しかった。

らくだは、まるで熊さん八さんの落語の世界。あるいは、志村けんとか。笑って笑って劇場中が笑い揺れていた。テンポ、タイミングが絶妙なの。わたしの隣の席の女性は笑い声がとてもチャーミングで、それもわたしには快感。「ふふふ、うふふ」と、濃い薔薇色のシルクサテンの笑い声だった。

女暫の福助さんの声にしびれた。言葉の意味を無視して聞くと、豊饒な音楽だった。連獅子、橋之介さんは色っぽく、子役の国生さんはかわいくて、また、上手かった。

母は「9月のも見たい!」と言うので幕間にチケットを買いに走った。歌舞伎って、浮世を忘れるスーパー学芸会。それに、素敵なのは、お客さん同士が気楽に話すこと。わたしも、数えたら8人もの方に話しかけられて、ウキウキ気分を分かち合った。母も、あちらこちらで見知らぬ方たちと談笑していた。みなさん、通なので、いろいろ教えてくださる。歌舞伎ファンは、強力なのだ。同じ演目を何度も見る方も多いよう。わかる気がする。

歌舞伎のためには、長いみちのりなんのその、と、出かける気力が出るというなら、毎月でもお供いたしましょう。歌舞伎の楽しさは、不思議。何日も持続する。

夜は連れ合いが帰宅。
北朝鮮のひとは、北朝鮮と言われるのがとてもいやだそう。差別を感じるそうだ。
場所で言わずに国名で呼んで欲しいとのこと。朝鮮と韓国でよいそうだ。なるほど。言っていただかなければ、わからなかった。ありがとう。そうしましょ。

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