うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

決死の約束 (追記あり)

2023年07月28日 | チャー坊のこと

これは一体、なんだろう?

 

おはようございます。

クイズです。

この画像の中に、生物が写っています。

さて、どこに、どんな生物が、いるでしょうか?

 

もう一枚

うふふふ。

なんでしょう?

 

やけに目立つ男と出会って、約半年間。

私は、一日も欠かさず泣いている。

本当に、泣かないで済んだ日は一日もない。

 

男はある日、まるで私を「見つけた!」といった風に駆け寄ってきた。

けれど、片目しかない、その目は、傷だらけのビー玉みたいに曇っていた。

私は驚いた。

そして、なぜか嬉しかった。

だけど、切なかった。

気付けば、私の目から涙が落ちていた。

男は駆け寄ってきたくせに、名前も名乗らない。

仕方ないから、私は男に名前を付けた。

「チャー坊。」

ダサい響きだ。

ダサすぎて、それにも泣けた。

 

あの日から今日まで、いまだに毎日泣いている。

これは一体、なんだろう?

きっと私は、恋をしている。

これはきっと、恋だ。

 

私は、チャー坊のことを、もっと詳細に書き残したいと思っていた。

けれど、どうしても言葉が見つからなかった。

心の中は、たくさんの言葉で溢れているのに、一つも浮上しては来ない。

チャー坊を繋ぎとめておくに必死だった。

「チャー坊、またね。絶対よ。」

そんな一方的な約束を押し付けて、繋ぎとめようとしていた。

そのくせ、チャー坊の気持ちが酷く気になった。

どうせ、私じゃなくてもいいんだと自己肯定感を下げてみたり、

チャー坊は、私をどう思っているんだろうと聞いたところで、

チャー坊は無口で、滅多にニャーとも言わない。

それでも、約束通り会えれば自己肯定感まで上がった。

まるで、それは恋だ。

 

そして、チャー坊は私の独りよがりの約束を、最後の最後まで守った。

別れの日の朝、私は苦しそうなチャー坊に、

「チャー坊、またね。また来るからね。」

と声を掛けて、出勤した。

深い意味はなかった。

無意識に口癖みたいに言ったのに、

チャー坊は、それも守り抜いた。

出会ってからあの日まで、チャー坊は一度も約束を破らなかった。

 

だけど、私はまだ言えない。

チャー坊、ありがとうって言えない。

私の恋は、まだ終わっていない。

私は、粘り強いんだ。

粘着質な恋だ。

質の悪い恋だ。

もう、決死の約束なんてしなくていい。

それでも私は今でも、毎日縋るようにチャー坊の画像を見つめている。

チャー坊、私はいつまで、君に恋をし続けるのだろう?

 

ねえ、チャー坊?

 

君は、これで良かったの?