お願い、
これ以上、私を振り回さないで・・・
おはようございます。
いえね、恋ならば、そんな事もあっていいよね。
構われないくらいなら、ぶんぶん振り回してほしい訳だが、
うちのパソコンの「A」キーが、とかく外れて
その都度、指にくっ付いては離れ、くっ付いては離れと
恋の駆け引きみたいな事になっているのは、
もういい加減にしていただきたい!
今も「A」と駆け引きをしながら書いている訳で、
「A」の事で、頭がいっぱいで、書く内容に集中できない。
まるで、これは、恋だ。
ひっさしぶりの、恋だ。
指に絡んでくるたびに、押し返してはあああああああああああってなる。
落ちる貴方を連れ戻しては、あああああああああああああってなる。
そっと触れただけで揺らぐ貴方を支えても、ああああああああああああってなるし、
「あなた」と打つ時、一思いに強く押すと、ああああああああなたってなる。
恋とは、繊細なものなのですね。
で、繊細な駆け引きの最中、
私は、新たなアイテムを入手した。
本気の電子辞書だ。
10年落ちの中古を3,000円で入手した。
ちなみに、画面に映っているのは、毛染め中の本気のオレだ。
「A」と恋愛中のオレだ。
数年前、2,880円で入手した電子辞書は、
到底、本気とは思えなかった。
こいつだ。
こいつは、スズメを検索したって、「すずめ科の小鳥」としか教えてはくれないし、
ツバメを検索したって、「つばめ科の小鳥」と表記する。
そんな事、言われなくたって、分かってる。
もうよせよ。恋に深入りするのは禁物だぜって言われても、
諦めきれない私は、ついハトを調べてしまう。
すると、こいつは素っ気なく「はと科の鳥」って答えるのだ。
はと科の鳥なんじゃね?くらいのノリでだ。
ここで引けば、傷はまだ浅いが、完全に本気になってしまった私は、
白鳥を検索してしまう訳だ。
どうせ、白鳥科の鳥でしょっと諦めかけていると、
「がんかも科の大型の水鳥」と教えてくれるじゃない。
ちょっと小出しで、詳細を出してくるじゃない。
引こうと思ったのに、連れ戻される。
ここでも、恋が始まっちゃう。
しかし、繊細な恋の駆け引きばかりでは疲れてしまう。
そこで、じっくり落ち着いて付き合える相手を探したという事だ。
10年落ちとはいえ、広辞苑から暮らしに役立つ辞典が
100冊も入っている本気の電子辞書は、脳年齢も測れちゃう。
簡単な計算を解いて、次に
このワードを覚えて、その後穴埋め問題をやると、
脳年齢を教えてくれる。
で、私の脳年齢は・・・・
だまれー!
ちなみに、3日にかけて挑んだ結果、
ほんと、だまれー!
こうして、私は、
また振り回されてしまうのであった。
あやさん?
退いて
私を「A」に会わせて
あや「また、振り回されるわよ」
うん、君にも振り回されてるけどな。