ここの情報は、あくまでもこころとからだの健康についていいこと
に限って書いてあるので、決して「喜んじゃいけない」と言っているのでは
なので誤解しないで下さいね。
でも、すごく「やったー!!」って喜ぶことは、凄く落ち込むのと同じような
ことだよ、と断言します。どっちも長く続けると苦しいでしょう。盛り上がるコンサート
の後でぐったり疲れたり、大げさに大喜びしているひとって、落ち込むのもとことん
いっちゃうでしょう。正反対だと思うと、中ぐらいの状態ってどんな?ちょうど良くなんて
できない。ほどほどってどのくらいのことなのかわからないでしょう。
大丈夫な考え方があるんです。とても単純でスッキリします。非常識ですけどね。
健康において 大喜び は がっくり落ち込むのと 同じ意味。
どっちも健康に良くないって事です。それならその正反対でいいから簡単です。
「中庸を行く」「ほどほどに」「過ぎたるは及ばざるが如し」
こんなこと言ったって、どのくらいがちょうどいいのかわからないじゃない。
これらの言葉の答えは、Qメソッド的にいいますと、「フーッ」って感じなんです。
これが「中庸を行く」態度。簡単ですね。
◆心の抵抗が3秒で消える。
Qメソッド
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naniの会
「Qure!」
楽しい自由時間はあっというまに過ぎた。 みんなバラバラと戻ってくる。ダーレン先生が待っていた。
「さて、皆帰ってきたか?」
「さて、出発前に言っておいたが、『気になるもの』を見つけた人はいるか」
「はい!」
マリアのグループから手が上がった。
「何があった?」
「置いてあった段ボール箱が気になって、開けてみたら子犬が三匹捨ててあったので、お店の人に預けてきました」
「なるほど、よかったな」
その他にもいくつか手が上がって、財布を拾ってインフォメーションに届けてきたとか、
気になる子供に声を掛けたら迷子になっていて、無事に両親と会えたとか。なかなかいい話が
いくつもあってそれではショッピングに夢中な間にどうして気づいたのかといえば。
「多分、今自分のしていることを楽しみながら、他のことにも気づける余裕が出来たのだと思います」
「そうか、それが聞きたかったのだ」
いつの間にかツルカメ先生が帰ってきて言った。
「森の中に居ても、至る所に必要な情報は落ちていて皆の利用を待っている。
それに気づけるようになれば、どこにいても大丈夫なんじゃ」
「もうちょっと、なにかあるような気がするんじゃが」
「ツルカメ先生、それでは時間なので、船に戻ります」
皆、バスに乗った、五分ほど立ってから、たんぽぽがユウヤにヒソヒソ話しかけてくる。
「やっぱり気になるにゃ」
「今から何言ってんだ! それなら出発前に言わないと。もう遅いぞ」
「でも、にゃあ、やっぱりニャああ」
ユウヤは、この優柔不断とも思えるたんぽぽに腹が立った。タイミングがはずれていまさらなんだ。
でもユウヤはこの不機嫌さをずっと持ち続けるのがイヤだった。
「Quar!」
すると、いつも唱えていたときと同じに「スーッ」と気分の悪さがなくなってゆく。
とたんに、冷静な判断力が戻ってきた。
「たんぽぽ、おまえ気になるものがあったんだよな!」