
この鳥が内の周りを縄張りにしてくれているようで
よく見かけるのです。これはメスだと思う。
ジッと見ていてもいっこうに構わないのだとは思いつつ。
矢印写真を今日も制作。 この矢印の真ん中が何かと言えば
潜在意識への窓、だと思うのです。
ホッとするだけの最弱魔法 キュア(矢印写真) の使い道
「Qure!」 7
ペリオディック号のこの旅の目的は、いわば魔法学校の最終仕上げだ。
修学旅行というよりも卒業実習という方が正しい。今回の航海計画は、
日本から出発し東まわりに七ヵ国を巡りながら地球を一周する。
それぞれの寄港地で高名な魔法の賢者に会い、課題をすべてクリアし、
最後の筆記試験まで含めて単位を全部とると一人前の魔法使いと認められる
。この船の経験者達はこの実習を一切口外しない決まりなので、
ユウヤとノエル、ヒナタ、マリアをはじめ、生徒の誰一人、船旅なのだという
ことすら知らず、いきなり集合場所に集められたのだった。
魔法教室
毎日四時間の航海当直が二回、その他、三時間程度、魔法の授業がある。
「近代魔法の教室で宝珠が必要な者は第一教室、必要ない者は第二教室へ」
「先生、それでは公平ではないような気がします」
「なにか問題でもあるのか?」
「宝珠が必要と言うことは精霊族や魔族ではないと言うことでしょう。私たちヒト族は下に見
られている気がします」

「君らも近代魔法は非常に発達していて、何族でも道具次第で魔法の効き目に違いはないのだから、
二クラスに分けたのは単にやり方が違うからだ。不満か?」
「まあ、確かに、精霊族の中にも僕らより出来の悪いユウヤもいますもんね、わかりました!」
基本的に魔法の能力がないヒト族、魔法が使える中に魔族と精霊族。その三種類の生徒が魔法学校に
通ってきている。
ユウヤは本当の精霊族の血筋だ。しかし、この卒業実習の生徒の中で一番成績の悪い魔法使いでも
あるのだ。魔法媒体の宝珠も持たずにあらゆる魔法を繰り出せるはずなのだが、どういうわけか、
魔法力が極端に低い。