Cafe Eucharistia

実存論的神学の実践の場・ユーカリスティア教会によるWeb上カフェ、open

「砂漠でサーモンフィッシング」

2013-11-11 02:08:36 | 遥かなる銀幕の世界
ずっと観たいと思っていたこの映画をやっと観られた(原題はSalmon Fishing in the Yemen)。何かこう、ひとつの仕事の区切りのときに、自分への褒美として観るのにいい映画だろうとの予想を裏切らなかった。今の気分にぴったりの映画だった。

家路の途中に寄ったカルディで、たまたまセールになっていたフランス、ラングドッグの赤ワイン。マノワール・グリニョン・カルベネ・シラー、こちらはワインの知識は全然ない上、1000円だったのであまり期待していなかったところ、これが個人的に大ヒット!おいしくてフルーティでびっくりした。ワインなんか思えば数ヶ月ぶりだなあ。このワインが映画をさらに盛り立ててくれた。

ツタヤで借りた「砂漠で…」のDVDを独りで観る(いや、やっぱりふたりだったのかな)。ユアン・マクレガーがさえない、もとい実直で冗談のひとつも言えない水産学者の役で、そんなところがダレカサンと重なる。「フィリップ、きみを愛してる」での、ゲイで女子なアメリカ人ユアンもとてもよかったけれど、彼にはやはりイギリス英語の方が似合っている。いや、イギリスとともにスコットランドもまた舞台になっているところも、彼の出自と重なるし。

サーモン釣りはイギリス人にとっての国技のようなもの、というのも伝わってきた。そこは個人的には「そうですか」というレベルではある。

映画全体的には軽妙で分かりやすく、それでいて真摯でもあり。そのような真摯さ真面目さが魅力的な映画だ。

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