昨日、有楽町の交通会館前で、薔薇の小さな鉢植えを300円で購入した。それ、薔薇の生花1本買うより安いではないか。
仕事の帰りにそこらあたりをうろうろしていたのは、ちょっと小腹がすいていて、交通会館の各地ご当地ショップの買い食いコーナーで何かないかと思ったからだったが、結局何も食べたくなくなって、帰り際、外の露天売り場でそのかわいい花に魅せられた。
その花、「私を摘んで おうちへ連れてって」(「花と小父さん」)と言っているようでならなくなった。
植木等と裕木奈江が一緒に歌うこの切ない曲を、結局「いいね」とだけ言って声を詰まらせてしまう夫であった。
「小さな花に くちづけをしたら 小さい声で 僕に言ったよ
小父さんあなたは 優しい人ね 私を摘んで おうちに連れてって
私はあなたの お部屋の中で 一生懸命咲いて 慰めてあげるわ
どうせ短い 私のいのち 小父さんみてて 終わるまで」
「かわいい花を 僕は摘んで 部屋の机に 飾っておいた
毎日僕は 急いでうちに 帰って花と お話をした
小さいままで かわいいままで ある朝花は 散っていったよ
約束どおり 僕はみていた 花のいのちの 終わるまで」
この曲の途中までは、おじさんは感情移入できるのだ。しかし後半部分、花が死んでしまうあたりから、おじさんは複雑な心境になるようだ。
私はといえば、結末そのとおりよろしくと夫に頼んでいた。
彼のいない3度目の年末。約束は、まだ続く。
仕事の帰りにそこらあたりをうろうろしていたのは、ちょっと小腹がすいていて、交通会館の各地ご当地ショップの買い食いコーナーで何かないかと思ったからだったが、結局何も食べたくなくなって、帰り際、外の露天売り場でそのかわいい花に魅せられた。
その花、「私を摘んで おうちへ連れてって」(「花と小父さん」)と言っているようでならなくなった。
植木等と裕木奈江が一緒に歌うこの切ない曲を、結局「いいね」とだけ言って声を詰まらせてしまう夫であった。
「小さな花に くちづけをしたら 小さい声で 僕に言ったよ
小父さんあなたは 優しい人ね 私を摘んで おうちに連れてって
私はあなたの お部屋の中で 一生懸命咲いて 慰めてあげるわ
どうせ短い 私のいのち 小父さんみてて 終わるまで」
「かわいい花を 僕は摘んで 部屋の机に 飾っておいた
毎日僕は 急いでうちに 帰って花と お話をした
小さいままで かわいいままで ある朝花は 散っていったよ
約束どおり 僕はみていた 花のいのちの 終わるまで」
この曲の途中までは、おじさんは感情移入できるのだ。しかし後半部分、花が死んでしまうあたりから、おじさんは複雑な心境になるようだ。
私はといえば、結末そのとおりよろしくと夫に頼んでいた。
彼のいない3度目の年末。約束は、まだ続く。