祖父の誕生日

祖父の誕生日に胸の高さや背丈よりももっと高くなった




祖父の畑の草刈りに出かけた。





想像していたけど想像以上に伸びた草に圧倒される。





即座に手刈りは無理だと判断し、電動の草刈り機に挑戦することに。





朝１０時ごろから暑い中子供を引き連れひたすら草をかる。




そんな私の刈った草を母と子供たちが集め、一か所に積み上げていく。




皆がんじきを持ち、軍手を運び何度も往復する。




刈る方より、集めてきれいにしていく方がもっとしんどいはず。




クラクラ地面揺れるので、体力の限界を感じお昼を食べ




ろくに休憩も取らず・・また刈りはじめ集め始める。




祖父のおうちも久々に開け放し、空気を入れ替え仏壇にお参りした。




おじいちゃん。




お誕生日おめでとう。




おじいちゃんは大正生まれだったね。




亡くなって何年もたつけど、いつも祖父の笑顔を思い出す。




庭も裏口も井戸のそばも、畑もきれいになったよ。




母は掃除機をかけ、家の中もきれいにしていた。




早送りをしているように見えるくらいよく働く母。




時給で計算する仕事だと損する人ね。




娘や孫やひ孫で、おうちをきれいにし、にぎやかな声がして




少し寂しさが減ったかな。




寡黙にいつも他人が気づかないところの草を刈り、




黙々と働く祖父。




母の姿と重なる。。。。




いつか私の背中を見て、同じようにみなを大切に思える大人になってほしい。




ちょっとした私の願望。





体は極限まで疲れて、草刈り機を使わなくても手の震えが止まらないくらいだけど




心をスッキリ。




祖父やご先祖様のことを想い過ごした一日。