息子のお友達はゲームを始めている子が多い。
ゲームが悪い！ と否定するつもりはない。
主人の考えは
”ゲームはいつでも始められる。もっと友達と遊んだり、今しか得られないものを”
という気持ちは十分に理解できるし、もっともだと思う。
最近は遊ぶ場所も少ない。
決められたところで、決まったような遊びをして危険なことからは遠ざける。
最もなことだけど自分の小さい頃のことを思うと不憫に思う。
ダメといわれる遊びをして、ヒヤッとした経験も多々ある。
喧嘩しして帰っても次の日には忘れて遊んだり、大人に内緒の秘密も持ったりした。
今の子供は外でもゲームを持って遊んでいる。
ゲームの話が中心なんかい！？
ってくらい人とのかかわりが希薄な気がする。
でもそんな子供を作り出しているのは紛れもなく大人で、
子供を窮屈においやっているのだと思う。
昨日も防犯メールで、下校途中の小学生に道を尋ねるふりをして
小学生の体を触ったり、下半身を露出する人が出没。
というメールを受け取った。
ここのところ毎日のようにこのようなメールが届く。
子供の親切心や純粋な気持ちを逆手にとって利用するような
卑怯な大人。
そう。
子供うんぬんよりも大人のほうがよっぽど悪いと思う。
自分の品位や自制心のない大人をみて子供は育つ。
悲しい世の中です。
そういう私も ”元気にそだってほしい”
と願いながらも元気いっぱいの声を聞くと
”しずかにしなさーーーーーい”
と言ってしまう。
”のびのびしてるんだから、やらしてあげな。叱られるのが大人の仕事よ”
思う気持ちもありながら日によって違う・・・・
みたいな理解しがたいことだらけが、子供の毎日なんでしょう。
ゲームをしなくても走り回ったり、たたかいごっこをしたり、積木をしたり、
自然に落ち着いて遊べるのは妹だけだと。
息子の安心して自分を出して遊んでいる姿は微笑ましい。
ゲームがないのが悪いのではない。
ゲームを持っていないことに引け目を感じたり、
自分の知らないゲームの話ばかりが話題の中心だと
劣等感が生まれてしまうんだよね。
先日昔のお友達と集まったけど、私たちは途中合流だったので
会ったお友達はずっとゲームをしていました。
大人はゲームをしていれば手もかからないから楽。
ゲームをしている二人の間を行ったり来たりでゲームを貸してもらっている姿には
なんだか自分がしていることのほうが残酷なのかと悩んだりしました。
ゲームを始めたら、頭の中はゲームのことでいっぱいになってしまう息子の姿は見えている。
寝ても覚めてもゲームは？？
と尋ねるだろう。
もっと楽しい世界を旅してほしい。
最近は読書にも目覚め”かいけつゾロリ”シリーズも読み始めた。
これもバスケのコーチが言う頭のトレーニング。
毎回読んだ本のことを聞かれる。
次は？次は？
とページをどんどんめくる楽しさを知ってほしい。
息子と色濃く過ごした６年間。
息子の良さはわかっているつもり。
彼の良さを伸ばしてあげ、守ってあげられるといいな。
そしてゲームでなく生身の人間とくだらないことをして友情を積み上げてほしい。
私の希望。
いつか我が家はゲームが御法度で～と笑って話せる大人になってほしい。
不器用な息子よ。
未来は楽しい！
そう胸を張って生きられる生き方を私が見せなきゃいけないな。
そしていつかゲームを渡してあげるよ。
