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山田和樹指揮バーミンガム交響楽団

2016年06月30日 22時54分37秒 | 音楽
現在スイスロマンド管弦楽団等で首席指揮者等を務める
若手のホープ山田和樹と
イギリスバーミンガム管弦楽団との公演を
山形テルサにて聴く。


大都市での公演に比べて、料金も半額に近い安さ。
昨日は東京、明日新潟で最終公演とのこと。

山田氏はまだ36~7才で現在ベルリン在住。
山形で外国のオーケストラが聴けるめったにない機会に
ついチケットを買ってしまった。


開演30分前。この後満席に。

7時開演のところ、山田氏は公演20分前ごろから、
ステージに現れ10分以上お話。
お話し好きのよう。

自分が外国のオーケストラを生で聞くのはおそらく初めて。
山響は何度あるが、N響を聴いて違いに気づき、
今日、世界のオーケストラの水準を知ってさらに感激。
やはり広くいろんなものを見聞きすべきか。


以下は素人の独断と偏見の感想です。
プログラムは
①ウエーバーの歌劇オベロン序曲
②ベートーベン交響曲第7番
③シベリウス交響曲第2番
④アンコール曲

最初の序曲で、その音色の美しさ、
特に小さい音でのバイオリンの繊細な音色と
美しさに魅了される。

次はベートーベンの交響曲第7番。
第一楽章は音の大きい部分が多く、
最初の序曲が頭から離れないせいか、心に響かない。
最2楽章になり、音量を絞った部分が多くなり
このオーケストラの得意というか特徴と思われる
きれいで繊細な音がまた聴けた。

第3楽章は再び大音響の部分が多くなる。

どんな思いで弾いているんだろうと
楽団員の顔を覗いてみる。
席が前から6列目だったので、表情がよくわかる。

気のせいか楽しんで弾いてないように見える。
なにか弾かされているよう。(独断と偏見ですから)

実はこの英国のオーケストラの楽団員達は
あまりドイツのベートーベンを好きでないのではないか。
こういう重厚壮大なものは彼らの性に合わないのではないか。
そんな気がしてきた。
(自分がそうだからそう見えたのかも)

演奏が終わった瞬間、ブラボーと絶叫する声があり、
拍手の音が一段と高くなるが、
確かに演奏は迫力もあり、うまいとは思うが
心に響くものがない。
(ごめんなさい。たぶん自分のせいでしょう。)
自分は前の序曲に比べ一段低いテンションでの拍手。
人に合わせることもないだろう。


20分の休憩後、
3曲目シベリウスだ。
シベリウスは嫌いではない.
目を閉じると、厳寒の凍てつくような世界が広がる。
やはり音楽はその土地の香りや風土が感じられるものがいい。
そこに一瞬タイムトリップしたようで楽しい。

山田氏も好きだと言っていたので期待感大。


曲が始まる。
思った通り、いい音だ。
彼らも心なしか、気持ちが入って演奏している(ように見える)
相変わらずバイオリンが繊細で美しい。
ベースの重々しい暗い力強さも彼らに合っている。

考えて見れば、フィンランドもイギリスもヨーロッパの辺境。
大陸とは違った心情を持っているに違いない。
夏が短く、日の当たることの少ない人間同士。
なにか通じるものがあるだろう。

考えてみるに、英国人は控えめでシャイな性格。
大音量より、小さな音で様々な表情を表すほうが得意そう。

このオーケストラにはベートーベンよりシベリウスが似合う。
シベリウスだとまた大音量もごく自然に耳に入ってくる。

などなど、かなり独りよがりで偏見に満ちた感想を持ちながら
いろいろ妄想して聴いているうちに終了。

別に人に迷惑をかけるではなし。
要するに自分が楽しめれば
演奏者も指揮者も喜んでくれるだろう。
(いや、喜んではくれないか・・・)

ということでいろいろ偏見に満ちた感想だったが、
結局は自分の好みの問題ともいえるか。



拍手鳴りやまずアンコール一曲披露。
曲名はわからないが、十八番なんだろう。
演奏終了後の安堵感と満足感で演奏も楽しげ。

やはりCDで聞くより生の演奏は数倍いい。
これはサッカーと同じ。
演奏者の気持ちがダイレクトに伝わってくる。
これが生のだいご味。

ということで、今度の生のモンテ対山口の試合
今日のように感動をもらうことができるか。
期待したいですね。

付)終了後、ダッシュで駐車場へ。そうしたら、自分の車の前に
モンテステッカーをたくさん貼った車が。
駐車場を早く出るのは、やはり得意なようです。


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