歩き日記

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雁回山(木原山)に登る。

2016年05月01日 | Weblog

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      標準歩行時間(休憩を含まない):P→D(木原山山頂)100分/D→P(駐車場)80分/計3時間

 今日は、娘を迎えに熊本市へ、娘の仕事が18時まで、よって、熊本の山で、市内に近い、木原山に登ることにしました。木原山が正式名称ですが、今は、雁回山(がんかいさん)が、一般的な山名になっています。

 雁回山は、弓の名手、源為朝が、木原山に住んでいたころ、64人力の強弓で山を通る雁をいつも射落としていました。そのため雁は恐れをなして木原山の上を避け、この山を回って通るようになったので、雁回山と名付けられました。

 登山道ポイントには、道標が設置してあります。目印テープはないですが、踏み跡がしっかりあり、迷う心配はありません。登山道は、町道、林道、山道、狭い、広いと変化しますが、急坂は短く、荒れてなく、楽に歩けます。ただ、丸太木橋の滑りだけには、注意して、慎重に歩きましょう。
 歩行時間
 (P)10:18→(A)→11:45(第一展望所)11:55→12:15(C)→12:17(D:木原山三角点)12:19→12:22(休息所)12:28→
 12:43(昼食)13:17→14:05(B)→14:22(F)14:23→14:41(B)→六殿宮→15:00(P) 楽山時間4時間42分
 広い駐車場に車を駐め、まず木原不動尊を訪ねました。歩くと、殆どの家屋の屋根瓦が落ち、ブルーシートで覆われています。こんな時に山に登る自分が恥ずかしくなりました。木原不動尊の詳しい情報は、HPを見てください。説明は、省略します。

 不動尊を見学し、駐車場へ帰り、準備して、雁回山を目指し、10時18分P地点出発。雁回山一体は、8コースの遊歩道が整備されており、今回は、富合コースで登りました。
 P地点から直ぐに、A地点(六殿宮登山口)につきます。ここを左折し、平坦舗装道路を歩くと、直ぐに、富合町老人憩の家につきます。生垣に隠れている、道標を目印に右折し、緩やかな下り舗装道路を歩くと、道標が設置してあります。それに従い、左折します。
 平坦舗装道路を歩くと落ち葉のやや急坂の舗装道路になり、上り下ると、分岐つきます。道標に従い、右折します。 

 右折し直ぐにB地点に着きます。藪の中に道標が設置してあります。かすれた文字で一の滝となんとか読めました。帰路、一の滝に立ち寄ることにして、左折して、雁回山を目指します。

 平坦舗装道路で、レットさんが来ないと、迎えに行くと、若人グループに囲まれ、可愛いの言葉に上機嫌です。熊本市内のグループで犬の話や、地震の話や、登山の話をして、別れました。爽やかな感じの笑顔の素敵なグループでした。

 私のスマホで記念撮影してもらったのですが、購入して間もないスマホなため、画像処理方法がわからず、掲載が出来ませんでした。ごめんなさい。

 左折すると、だんだん道幅が狭くなり、登山道らしくなります。途中、数箇所の沢を徒渉しますが、水量が少ないので、問題なく渡れます。短足、レットさんは、抱っこして渡ります。「なぬ短足!!」とレットさん怒っています。(^_^)v 平坦、緩やか上りの沢沿い登山道が続きます。
 丸太橋や丸太橋風登山道が数箇所あります。滑りますので、注意して慎重に歩きましょう。苔むした岩場登山道あります。短いですが急坂もあります。
 廃屋の近くに看板が落ちており、それを読むと、国有林借地票で、滝行場敷と書いてあります。廃屋横を歩き、沢に行くと、滝がありました。付近には沢山の石仏や、仁王像があり、滝行の場の雰囲気が漂っています。

 でも、残念なことに、滝行僧が暮らした、、廃屋周辺は廃棄物だらけ、修行とはなんぞや「立つ鳥跡を濁さず」の意識は、滝行僧にはないらしい。最低限のマナーを守れない、滝行僧、高が知れてる、と、思いました。国有林を管理する、森林管理署も撤去指導をすべきで、職務怠慢、と、ぶつぶつ言いながら、雁回山を目指しました。
 石祠があります。杉林のやや急坂コンクリート段を登ります。少ない道標を見ながら杉林登山道を歩きます。
 緩やか、やや急坂、平坦登山道を歩くと、このコース最大の難所、「大げさだよwon!」「失礼しました」ひぇ~~急坂の少し長い木段を登ります。登り切ると林道にでます。そこから直ぐに第一展望所分岐につきます。 
 11時45分第一展望所着。階段を登ると、広い展望所で、360度パノラマを楽しめます。展望所には、双眼鏡を首からぶら下げた宇城市のAさんがおられ、いろいろお話をしました、Aさんは犬大好きで、若い頃、登山経験者で、今は、野鳥観察が趣味で、今、サシバが見られるとのことでした。 

 通常は、第一展望所が雁回山山頂となっているようです。ここから、三角点を目指す登山者は少ないようです。
 第一展望所からの風景です。霞んでいますね。熊本城は、霞んで見えませんが、被災した熊本城を思い出し、複雑な心境になりました。早急な復旧が待たれます。
 第一展望所から急坂木段を下り、雁回山三角点を目指します。休憩所・トイレがあります。Aさんが乗ってこられた車です。ここから、レットさん苦手の林道歩きです。直射日光が当たる、林道を苦しそうに歩くので、抱っこして、歩きました。
 平坦、緩やか、やや急坂の上り下りの林道を約800m歩くと、休息所分岐に着きます。分岐で、林道を左折し、急坂木段を登るとC地点に着きます。左折、直ぐで休息所です。まず、右折して、山頂三角点を目指します。
 三角点までの登山道は、平坦で、倒木箇所を迂回すると、直ぐに三角点につきます。12時木原山三角点着。木原山山頂は広く、角のかけた三角点があります。三角点から休息所に立ち寄ると、熊本市内のBさんご夫婦が昼食の準備をされていました。

 「登山口周辺の屋根瓦の落ちた風景を見て、申し訳ない気持ちで登っています」と、言ったところ、Bさんが、「幸いに私の家は、被害が少なかったですが、片付けなど大変で、山に登れない日が続き、うつうつとしていました、私たちも、被害の大きい方に申し訳ないと、思いながらの今日の登山です、でも登って良かったです」

 山に登る、それで元気になる、いいこと、思いながら、いろいろお話をしました。犬が大好きで、レットさん大もてです。ホンワカするご夫婦の笑顔に、震災地の山に登る、後ろめたさが払拭されました。ありがとうございました。

 Bさんに雁回山遊歩道ママップや南区ガイドマップをいただきました。大変助かりました。ありがとうございました。また何処かの山で会えるのを楽しみしています。
 帰路、第一展望所で昼食タイム。レットさんドッグフード。私は、おかず付きおにぎり230円弁当と熱いお茶でした。レットさん共々満足の昼食。涼しい風が吹いて、気持ち良い昼食時間でした。コーヒーを飲み、13時17分一の滝を目指して出発。
  快適に下り、B地点14時着、ここを直進し一の滝を目指します。平坦、揺るやかな沢沿い登山道を歩きます。目印テープはありませんが、ポイントに道標が設置してあり、踏み跡もしっかりあり、迷う心配はありません。沢には、コンクリート橋が架設してあり、安心して渡れます。
 途中、恐い、コンクリートブロック橋があります。落ちないかと、心配しながら、渡り、沢沿い登山道を歩き、 急坂コンクリート段を登ると、石柱が設置してあり、石柱の指示に従い、右折します。右折すると、直ぐに、石仏群、休息所家屋と続きます。休息所内部は、畳敷きで、流し台があり、急須や茶碗が置いてあります。
 休息所から平坦参道を歩くと、道沿いに石仏が鎮座され、花が飾られています。休息所も綺麗に清掃されており、信者が管理していると、思いながら、急坂コンクリート段を登ると、一の滝に着きます。13時50分F地点(一の滝)着。想像を絶する、お粗末な滝でした。
  期待ハズレの一の滝からP地点を目指して歩くと、レットさん、だんだん歩速が遅くなり、遅れます。そこで、キャリイをおろしてやると、イソイソと入ります。相当疲れていたのでしょう、キャリイの中のほっとした表情のレットさんに涙です。
 下山途中、六殿宮を訪ねました。六殿宮楼門は国の重要文化財です。楼門に入ろうと、石造り鳥居を見ると、石柱と貫が地震の影響か、ずれています。さすがに鳥居の下をくぐる勇気はなく、迂回し、楼門を撮影しました。
 15時P地点着。レットさんお疲れ顔です。給水後、車のキャリイに入れてやると、直ぐに熟睡しました。荷物を片付け、熊本市内へ向け、出発、県道162号から、雁回山が見えます。今日は、渋滞もなく快適に走れました。
 今日の一枚:雁回山登山道沢木橋にて、鼻が黒光りして、可愛いでしょう。楽山時間4時間42分、満足の登山でした。(^_^)v 

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2 コメント

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熊本の山へようこそ。 (けい)
2016-05-03 12:45:25
初めてまして。

時々お邪魔させてもらっています。
私も熊本在住の者です。
被害は比較的少なくすみました。


熊本は今大変な時で、
私も、山歩き大好きですけど、
被災した皆様に悪い様な気がして、
今、少し、控えています。
でも、 『山に元気を貰いに行く』のお言葉に、
とても心が休まりました。
すこし、落ち着いたら馴染の山に
登ってこようと思います。
そして、いつか宮崎の山にも。
レッドさんにあえたらいいな~。
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山から元気を (楽山)
2016-05-05 20:39:29
けい様

熊本市の地震、大変でしたね、被害が少ないといっても
熊本市在住の娘の部屋をみて震度6の恐ろしさをしりました。

けいさんのご心労、いかがばかりかと思っています。
でも、山に登りけいさんが元気になる
それが震災復興の力になると思います。
無理せずに落ち着いたら是非登ってください。

私は、昨日、花尾山と三重嶽に登りました
ブログに掲載しますので見て
少しでも元気になってもらうことを祈っています。
元気になったら、ぜひ、宮崎の山にも登ってください。
レットさんが待っていますよ。

けいさんの登山報告を楽しみしています。・・・楽山
                        
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