今日のフォト。
なんばパークスの屋上庭園には、有名人&著名人の手形がたくさんある。
「ヘルタースケルター」を観てきました。(7月)
観ようかどうしようか迷った映画です。
沢尻エリカは、嫌いな女優なのです。
沢尻エリカの「別に・・・」事件以来、彼女には冷めている。
その後、彼女の私生活にもいろいろな転機が訪れ、今に至り
どこまで演技ができるのか、・・・ものみたさのような気持ちで劇場に入った。
好き嫌いは、別として、沢尻エリカの美しい肉体には溜息がもれた。
そしてそのまま物語の中へ、引きずり込まれた。
岡崎京子の人気コミックの映画化。
田舎から出てきた女の子が、全身美容整形で美しさとスタイルを手に入れ
トップモデルに上り詰めたが、後輩にその座を奪われ、心も身体も壊れていくという内容。
芸能界の頂点に君臨する、トップスター、りりこ(塩尻エリカ)。
雑誌、テレビ、映画・・・今や、日本中がりりこ、りりこ、りりこ一色。
けれど彼女には誰にも言えない秘密があった。 りりこは全身整形。
目ん玉と、爪と、髪と、耳と、アソコ以外は、全て作りものだった。
その秘密が、やがて事件へとつながり、スキャンダルになってゆく。
エロいけれど、エロくない・・・ りりこの哀しさ、儚さが浮き出てくる。
そして沢尻エリカのヌード&過激シーン、その妖艶さには息をのむ。
控室での窪塚洋介との、ファックシーンは、文字通り体当たりの演技。
また、りりこのマネージャーの羽田美知子(寺島しのぶ)が、素晴らしい脇役を務める。
自分の彼氏を寝取られ、犯罪までさせられ、さらに羽田は、りりこの
レズの相手までさせられるのだ。
りりこが羽田に、自分の性器を舐めさせるシーンは、窪塚とのシーンより強烈。
脇役の寺島しのぶが、沢尻エリカの演技に、華を開かせた感じだ。
りりこは、全ての女性の憧れ、象徴だった。
しかし幸せな時は、そう長くは続かない。
全身美容をマスコミが、嗅ぎつけた。 そして自己破壊へと。
りりこは、我が身を愛するがゆえに、自分を芸能界から抹殺しようとする。
へルタースケルターとは、「しっちゃかめっちゃか」という意味。
物語は、正に、しっちゃかめっちゃか。
2007年の「別に・・・」の舞台挨拶から、5年。
しっちゃかめっちゃかだった、沢尻エリカが、実力派女優に成長していた。