今日のフォト。 これが「椿餅」です。
2月の和菓子です。
椿の葉の間に、こし餡を道明寺で包んだ菓子。
頭に葉っぱをのせた表情が、お愛嬌。
千年以上前に書かれた、源氏物語にも登場します。
源氏物語では、若者たちが、蹴鞠(けまり)を
楽しんだ後、椿餅を食べる様子が描かれています。
「源氏物語 第三十四帖 若菜上」
文献上、「椿餅」は日本で最も古い和菓子です。
2022年・2023年は、ショートケーキを
ブログにアップしてきましたが
2024年は、素敵な和菓子を載せられたら
いいなと思っています。
ちなみに、1月は「花びら餅」でした。
ふっくら幸せそうにふくらんだ花びら餅は
長寿と延命を願った縁起ものです。
椿餅は、和菓子の「とらや」で購入。
大阪での取り扱いは
「阪急百貨店うめだ本店」のとらやだけ。
それも2024年2月22日、1日限定販売。
当日販売は、販売開始から5分で完売。
私は予約をしていました。
とらやの椿餅は、大阪では1日限りでしたが
京都では、2月1日~24日まで販売。
京都一条店、四条南座店、京都高島屋、大丸京都店です。
とらやの「椿餅」は、葉が裏向きにのせてあります。
椿餅の人気は、NHK大河ドラマ「光る君へ」の
紫式部、源氏物語の影響もあるのでしょうね。
艶の葉に
甘い想いを
忍び入れ
源氏の君へ
如月の菓子
椿の葉から、ほのかな香りがする。
常緑の葉に、力をもらいます。
春夏秋冬、光沢を保てる葉に魅かれます。