マドンナのナイショ話

あなたに話したいあれこれ

五月の和菓子

2024年05月22日 | グルメ&美味しいもの

 

今日のフォト。 和菓子で歳時記。

 

デパ地下の和菓子コーナーは

洋菓子コーナーより小さいけれど

季節感満載です。

 

五月の和菓子を2点選びました。

 

 

 

            

 

 

 

 

 

京菓匠「鶴屋吉信」の生菓子です。

創業享和三年(1803年)とあります。

 

今月選んだ和菓子は

「青園(せいえん)」と「落し文(おとしぶみ)」

 

青園とは、びわ畑のこと。

びわの実をかたどったもので、白餡の生菓子。

 

 

落し文は、オトシブミという昆虫が

産卵の時に、柔らかい若葉に卵を産み付け

葉っぱをまるでゆりかごのように

くるっと巻いて、地面に落とします。

 

平安時代に、密かに想いを伝えたい人の近くに落とし

拾わせた巻紙が、まるで恋文の「落し文」のように

見えることから、この名が付けられたとか。

こし餡の生菓子です。

 

 

 

 

 

秘め心

堰切るように

したためて

落し文そっと

沙羅の花影

 

 

青園(びわ)も、落し文も

素敵に表現されています。

 

落し文の葉の上に、白い煉切の玉を置いて

昆虫オトシブミが、産んだ卵を表現。

 

和菓子には、季節があり、物語があります。

とても美味しい五月の和菓子でした。

 

 

 


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