マドンナのナイショ話

あなたに話したいあれこれ

大川良太郎2017年11月公演・鈴成座3前(11月9日ロングラン)

2017年11月12日 | 大川良太郎



今日のフォト。 この日は4時間のロング公演でした。
劇団九州男11月公演鈴成座、11月9日ロングラン。






            









第1部は、歌謡ショー。 滅多に歌わないから、レアです。


トップバッター、たくやくん。 ♪ちょっとイイ女。
「ちょっとイイ女」と歌うと、「わたし」と観客が言い。
「ちょっといい男」と歌うと、「たくや」と観客が言う。


マキさん、お人形さんみたい。 ♪赤いスイトピー。









純くん、音程外して笑いを取る。 ♪がまん坂。
香おりさん、拳をきかせて歌う。 ♪千恵っ子よされ。









翔一郎くん、ドレス着て色っぽく。 ♪?
はるさん、奥村チヨで。 ♪恋の奴隷。









伸吾さん、ひとめ惚れひとめ惚れ。 ♪あなたを口説きたい。
大和くん、メロディーで楽しませてくれる。
自動車ショー歌、ひなげしの花、箱根八里の半次郎。









良太郎座長、3曲歌ってくれる。
♪?
♪心凍らせて。









この日劇場に行くと、席にはこんなフラッグ(旗)が置いてありました。
そして回覧板には、良太郎座長が歌う時、みんなで振りましょうって。


歌謡ショーの最後に出て来たのが、良太郎座長。
みんな一斉に、曲に合わせて振りました。
良太郎座長、嬉しそうです。


最初、劇九の人が作ったフラッグだと思っていたら
ファンが、有志の方々が、作ってくださったものでした。
横断幕でも応援しました。


このところ、良太郎座長は体調不良だったので
それを心配して、ファンからのエールだったと思います。
心がひとつになったようで、素敵ですね。









3曲目、衣装を早変わりして。 ♪東京暮色。
良太郎座長の低音、うっとりします。


サンド・ベージュに 昏(く)れるラウンジ
窓の下を 都市(まち)は急ぐよ夜へ


今すぐでも別れられる やりたいなら部屋もとれる
心中する微熱(ねつ)もなくて 東京暮色に見惚れてる









お芝居の後の 座長、口上ご挨拶。




お芝居は、「秋葉の宗太」


賭場破りをしたと、豊田屋の代貸(純・翔一郎)に、難癖をつけられ
暴行を受けていた越後屋の手代(大和)を、通りすがりの宗太(良太郎)が
手持ちの金、十二両を与えて助ける。


それを見ていた豊田屋の親分(伸吾)は、宗太に礼を言う。
豊田屋の娘・おまち(香おり)は、宗太に惚れていた。
宗太もまた、おまちのことが好きだった。
豊田屋は宗太を婿に迎え、二代目を継がせようとする。
宗太は祝言の前に母親に知らせたいと、秋葉(遠州)に帰ることになった。


おまちに横恋慕していた豊田屋の代貸(純)は、役人(九州男)に金を渡し
親分(伸吾)を豊田屋から、出て行かせようとする。
金をもらった役人(九州男)は、イカサマ博打をした罪だと言って
豊田屋(伸吾)を縄にかける。 
イカサマをしたのは、代貸(純)だったが、豊田屋(伸吾)は島流しとなる。


数ヶ月後、親分が好きだった蕎麦を持って帰って来た宗太に
代貸(純)は、親分を役人に売ったのは、宗太だと言った。
おまちはそれを信じてしまう。
父がいなくなった後、おまちは役人(九州男)の妻となっていた。
宗太は悲しみにくれ、出て行く。


島では豊田屋(伸吾)は、過酷な生活を強いられていた。
豊田屋の相棒の老女(マキ)は、かつて宗太に助けられた
越後屋の手代(大和)の母親だった。
息子の身代わりに罪を背負って、島に来た。
豊田屋は老女の話を聞いて、江戸に帰ろうと、希望を持たせる。


老女(マキ)は、豊田屋に「神様みたいな人だ」といい
自分がいては、豊田屋の足手まといになると、自ら命を絶つ。
島の暮らしは辛くて、命を絶つ者が多くいた。


ほどなくして、将軍家男子出産の慶事のため
人殺し以外の者は、島から帰れることになった。
豊田屋は、ようやく江戸に帰って来た。
船から上がった豊田屋は、島でいじめられていた役人(たくや)に
目潰しされて、目が見えなくなった。


豊田屋に戻った親分(伸吾)に、代貸(純)は、罵声を浴びせ
親分の命ともいえる、杖を折って外に放り出した。
帰って来た宗太は、親分の仇を討つ。


宗太が蕎麦屋で蕎麦を注文して待っていると、目の不自由な男がやってきた。
目の不自由な男は、蕎麦を注文したが、あいにく宗太の分で終わりだった。
宗太は、男に自分の蕎麦を譲る。


落ちぶれ、目の見えない男を、宗太は親分だとは気づかなかった。
目の見えない男が、宗太とおまちと3人で食べた蕎麦の話をする。
その話に宗太は、ここにいるのは紛れもなく親分だと気づく。
これが豊田屋と宗太の再会だった。 2人は再会を喜ぶ。


豊田屋は、宗太とおまちが夫婦になっていると信じていた。
豊田屋は、島で作った「夫婦藁人形」を飾って、高砂や・・・と祈ったと言う。
「夫婦藁人形」を宗太に贈る。


おまちがやって来た。 ようやく3人で会うことができた。
3人は、しっかりと抱き合う。
宗太とおまちの姿に、喜ぶ豊田屋。
宗太は、二人は夫婦になって幸せに暮らしていると、嘘を付く。
その嘘に、安堵する豊田屋(伸吾)
宗太は二人を残して、旅にでる。




2時間近いお芝居。
ロングラン公演だからこそ、じっくりと観れたお芝居。
豊田屋にふりかかる、数々の不幸。
これでもか、これでもかと、執拗に。


悪が非道であればあるほど、観客は力が入る。
ようやく島から帰った豊田屋が、目潰しされた時には
どうにもこうにも、気持ちの収拾が付かない。
堪えていた気持ちが、豊田屋と宗太の再会のシーンで、イッキに涙があふれる。


大衆演劇の名作、「秋葉の宗太」。 
宗太(良太郎)と豊田屋(伸吾)の素晴らしい演技に
息をのみ、一瞬たりとも目が離せなかった。


劇九流で、ロングランでたっぷりと魅せられました。
口上ご挨拶で座長が出て来た時も、現実に戻れない。
まだお芝居の中から、抜け出せなかった。









第3部、舞踊ショー。
明日のブログで、行ってみよう。
ラブドッキュン♪ みんな、ブログ、見てくれるかな?(笑)






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