
今日のフォト。 「謝罪の王様」を観て来ました。













前代未聞、映画史上初の 謝罪エンターテインメント。
土下座を超える、究極の謝罪、「土下座の向こう側」とは?

脚本=宮藤官九郎、脚本=水田伸生、主演=阿部サダヲ。
今や、この3人が寄れば、最強の映画ができるでしょう。(笑)

謝罪師を生業にする、黒島譲(阿部サダヲ)は、ケンカの仲裁のような
小さなトラブルから、日本政府を巻き込んだ、国家存亡の危機までを
謝罪のテクニックを駆使して、土下座を超える「究極の謝罪」で謝り、解決してゆく。

司法書士を目指している帰国子女の倉持典子(井上真央)は
車の運転中に軽~く、追突事故を起こしてしまう。
相手が、ヤクザで、示談金400万円、毎月12万円、利子が10日で3割。
さて、どう謝りますか?

下着メーカーの中社員の沼田卓也(岡田将生)は、開けっぴろげな性格で
飲み会で酔った勢いで、プロジェクトの担当者をセクハラ三昧。
プロジェクトは外され、セクハラで訴えられる。
さて、どう謝りますか?

セクハラで訴えた、プロジェクトの担当者、宇部美咲(尾野真千子)は
訴えを取り下げる。 それはあまりにも巧みな謝罪だったから。

大物俳優の南部哲郎(高橋克実)の息子が、傷害事件を起こす。
南部が謝罪会見をするが、芝居じみた謝罪が、次々と裏目にでる。

仕方なく、元妻、大物女優の壇乃はる香(松雪泰子)を引っ張り出すが
自分の出演舞台の十二単の衣装で登場し、宣伝までしてしまう。
さて、このあと、どう謝りますか?

一流国際弁護士の箕輪正臣(竹之内豊)は、コロンビア大学卒で
27ヶ国で弁護士資格を習得した完璧なエリート弁護士。
彼が、離婚して離れ離れになってしまった、当時3歳だった娘に
手を上げてしまったことを 法律に携わる人間として謝りたいと願う。
さて、過去の過ちを どう謝りますか?

映画プロジューサー、和田耕作(荒川良々)は、自らがプロジュースする映画に
たまたまお忍びで来日していた、タンマン王国の皇太子をエキストラ出演させてしまう。
タンマン王国皇族の肖像権侵害は、懲役20年の重罪。
国の習慣や、国民性の違いから、誤解が生じて、謝罪は大失敗。
打開策の見えない、黒島譲(阿部サザヲ)は、絶体絶命の窮地に追い込まれる。
さて、この後、どう謝りますか?

とにかく凄いんです。 謝り方が。 プロ中のプロ。

上映中、笑いっぱなし。 「最高のごめんなさい」です。
謝罪の王様、土下座を超える、究極の謝罪。 最高です。