
今日のフォト。
花たちも一期一会のご縁で、出会って、咲いて、枯れる。













「あなたへ」を 観てきました。

北陸の刑務所で指導技官をする
倉島英二(高倉健)の妻・洋子(田中裕子)がこの世を去った。

ある日、英二のもとに、亡き妻・洋子が遺した絵手紙が届く。
そこには、「故郷の海を訪れ、散骨して欲しい」との想いが記されていた。

英二は、洋子が生前には、語らなかった真意を知るために
妻の生まれ故郷、長崎県平戸市を目指して、車を走らせる。

その道中で出会った、さまざまな人々と交流するうちに
妻との心温かくも、何気ない日常の記憶が蘇る。

紆余曲折しながら妻の故郷へ到着し、局留めになっていた妻が残した
最後のメッセージを受け取る。

遺言に従い散骨する英二。
そのとき、彼に届いた妻の本当の想いとは・・・。

高倉健さん、81歳です。 とても81歳には見えません。
英二は、饒舌にしゃべる役柄ではありません。
でもセリフを言わなくても、顔の表情でセリフが伝わってくるのです。
こんな役者さんも、そういないと思います。

豪華キャストです。
田中裕子、ビートたけし、佐藤浩市、草彅剛、余貴美子
綾瀬はるか、三浦貴大、長塚京三、原田美枝子、浅野忠信

そして今回、大滝秀治さんの遺作となった「あなたへ」
大滝秀治さんは、10月2日に、亡くなられました。

妻への想いを胸に旅する男が、人と人との絆の大切さを知る。
しみじみと味わい深い。
高倉健さんの「大人の日本映画を作りたい」の想いが 叶ったような映画でした。