沈まぬ太陽

今日のフォト。
私がよく行くパン屋さん。









「ＨＯＫＵＯ」の、期間限定パン。（１１月３日～１５日）
「天使のリンゴ」









美味しそうだったので、買って来ました。
お気に入りのマグカップに、コーヒーを入れて。









本当に「天使のリンゴ」です。









リンゴと生クリームが入っています。
甘酸っぱいリンゴの香りが、ギュッと詰まっています。









今日は息子のバースデーでした。


「男の子だし、もうケーキなんていらないよね～」って・・・・・
こんなことしたら、ご機嫌斜めだった。


仕方ない・・・　明日、バースデーケーキを買って来よう。(笑)






　　 　　 　 　　 　 　　 　






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「沈まぬ太陽」を観て来ました。









ＪＡＬを舞台にして、東京大学・法学部卒の一人の組合活動家
恩地元（渡辺謙）を非情なまでに、壁地に閉じ込め
組合つぶしに明け暮れる、会社の実態を余すところなく描いています。









主人公・恩地元は、実在の人物。


組合に首を突っ込んだばかりに、パキスタンのカラチ → イランのテヘラン →
ケニアのナイロビと、僻地での１０年にも及ぶ、島流しに遭った。









帰国してからも、彼は冷遇され続けるが
１９８５年８月１２日、御巣鷹山での日航機墜落事故が起きる。









ジャンボ機墜落事故の克明な描写から、映画は「フィクション」としているが
日航側は、１０月２１日の社内報で、事故をめぐって作り話を加えて映像化し、
商業的利益を得ようとする行為は、遺族への配慮に欠けると非難。


「しかるべき措置を講じることも検討している」と
法的手段も辞さないと、訴えている。









１９８６年、国民航空は新会長を迎え、恩地元は会長室部長に抜てきされる。
けれどそれもつかの間、新会長辞任後、今度はケニアのナイロビに飛ばされる。









映画は昭和３０年代から６０年代という、日本にとって激動の時代を背景に
ジャンボ機墜落事故以降のドラマと、恩地元がそれまでたどってきた
僻地での苛酷なドラマを交差させながら進んでゆく。









昨年は全日空の全面協力のもとに、「ハッピーフライト」という
全日空万歳のような映画が上映され、今年は、日本航空に対して
死人にクギ打つような映画が上映されている。


皮肉なものである。









この映画の上映時間は、３時間２２分。









途中で１０分の休憩が入るが、そのときに流れるバイオリンの曲
「祈り（永遠の記憶）」を演奏しているのは
英国在住のバイオリニスト・ダイアナ湯川さん。


彼女は、生まれる１ヶ月前に
御巣鷹山の日航機墜落事故で父親を亡くしている。



















主演の渡辺謙は、舞台挨拶の壇上で、感極まって号泣した。


数々の困難を乗り越えながら制作した
この作品への込み上げる熱い想いを、涙とともに訴えたという。









ラストシーンでは、恩地元（渡辺謙）は、再びケニアに飛ばされた。


けれど壮大なケニアの大地で、いつしか僻地に飛ばされ続けた若かりし頃を
懐かしく思えるようになっていた。









映像化不可能と言われ続けた、山崎豊子の同名小説の映画化。
総制作費２０億円、この秋の大作、必見です。






６日間、私の映画日記にお付き合いいただいて、ありがとうございました。
これで一区切りとして、明日からまた日常の日記を綴ります。


マドンナのナイショ話、楽しみにしていてください。






　　 　　 　 　　 　 　　 　






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