マドンナのナイショ話

あなたに話したいあれこれ

かもめ

2008年07月27日 | 観劇・ライブ
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昨日(7月26日)、「かもめ」を観て来ました。
「かもめ」はロシア文学の巨星、チェーホフが書いた4大戯曲のひとつです。


作家志望の青年と、将来を夢見る女優志望の娘。
地位も名声も手に入れた大女優と、その恋人の流行作家の4人の
理想を追い求めながら、すれ違ってゆく心模様を描いた作品です。


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演出は、日本を代表する演出家の栗山民也氏。
藤原竜也、鹿賀丈史、麻実れい、美 波、小島 聖、藤田弓子 等


この物語の中には、たくさんの恋愛関係が展開して行きます。
いずれも、片思いや幸福な結婚に結びつかない恋愛関係が
6組も存在しながら、物語が展開して行きます。


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あまりにもたくさんの恋愛があるので、どれが中心なのかわからない。


チェーホフ自身、この戯曲を
「フォルテに始まり、ピアニッシモで終わった。
 演劇芸術のあらゆる法則に反して」・・・と言っているようです。


物語の中で、ニーナが「私はかもめ」と何度も繰り返す。
「かもめ」とは、遊び半分の男にだまされ
破滅の道を歩むことになる若い娘の人生の象徴としています。


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そして最後は、予期せぬ結末に、客席は驚きを隠せない様子。
私も、「何? これは、いったい!」と思ったほど。


藤原竜也の好演が、素晴らしい。
この役で、彼はまた一回り大きくなったような気がする。


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