
四天王寺・盂蘭盆会万灯供養に行ってきました。
9日から16日までのお盆の行事です。
日没から戒名が記された約一万本のロウソクに灯りが点され
僧侶が般若心経を読経しながら伽藍内を練り歩きます。
我が家でもお盆の行事として
他界したそれぞれの父のロウソクを立てて供養します。
今年はロウソクが1本増えました。

ロウソクには紙が巻いてあり、戒名を書いてもらい
そしてロウソクに火を点けてロウソク立てに立てる。
父のロウソクと母のロウソクを並べて立てると
父のロウソクは母のロウソクに、20年ぶりの再会だと喜んでいるような
ロウソクの灯りはそのように見えました。

途中で風に吹かれて
ロウソクの灯りがかき消されないかと心配します。
いつもロウソクの灯りが燃え尽きるまで境内にいます。
また四天王寺ではこの期間
8月9日10日には「六時堂」で千日参りが行われています。
これは一日お参りしても
千日お参りしたのと同じ功徳が授かるといいます。

今年は母の新盆です。
うちには母の仏壇はありませんが
母の写真の前には好物だったものをたくさんのお供えしていて
きっと母は食べきれないかもしれません。

迎え火を焚いて先祖の霊を迎える。
キュウリとナスに割り箸を刺して、キュウリは馬でナスは牛。
迎える時は馬に乗って少しでも早く
帰る時は牛に乗って少しでもゆっくりと帰ってもらいましょう。
母を迎えて・・・・
私は今、母との優しい時間をまったりと過ごしています。
亡き父母の ロウソク並べて 供養の灯
風よ吹くなと 祈り見つめる (マドンナ)