マドンナのナイショ話

あなたに話したいあれこれ

中秋の名月

2006年10月06日 | イベント・行事
Tsuki

今夜の大阪はとてもきれいなお月さまが観えました。
「中秋の名月」今夜は十五夜お月さま。
年に一度、今日ほどきれいなお月さまはないですね。
しばらくはリビングのバルコニーから眺めていました。

冷蔵庫からチョコチョコと食材出して
夜中でも肴を作り、今夜は熱燗1本付けましょう。
明日からお休み、三連休。
最高の月見酒していました。
我が家でする観月会。
家ほどホッとするところはないですね。

Tsukimi1

夕方、こんなお月見の用意をしました。
ススキを徳利に挿して、月見団子、里芋、駄菓子。
お盆に載せてお月さまにお供えして
私も今年の豊作を感謝いたしましょう。

子供の頃、十五夜の夜に仲良しと集まって
村のあちこちのおうちをハシゴしました。

「おばちゃん、つかしてな~」と言って他所のおうちの庭に入り
お月さまにお供えしている月見団子や里芋も食べ歩きました。
私の村では「月見どろぼう」は楽しい行事でした。

月にお供えしたものを子供たちに盗ってもらうことは
お月さまが食べたということで縁起のよいことのようでした。

そして子供たちにとって
他所さまのものを失敬しても叱られない唯一楽しい夜でした。

Tsukimi3

いつしか時代が代わり
私が大人になってもその風習は残っていました。

村ではイマドキの子供たちのために
月見団子や里芋と一緒に駄菓子を置くようになりました。

それを子供たちは喜んでもらって行きました。
「おばちゃん、つかしてな~」と言うのは、月見団子を串で突いて食べたからです。

私の母は月見団子や里芋と一緒に
こんな駄菓子をカゴいっぱいに入れてお月さまにお供えしていました。

「さあ・・・ 村の子供たち お腹いっぱいお食べ」と言わんばかりに。

こういうことを全然しない家庭もありましたが
母は季節の行事はきちんとこなすとても古風な女性でした。
今も母は私の鏡であり、私の教科書だと思っています。

そんな母を思い出して
今日は懐かしい駄菓子を買って来てお月さまにお供えしました。
まだまだ母のようにはいきませんが
私も母と同じようなことをするようになりました。
実践こそ真の教育だったと、今は母に感謝しています。


全国にいるWebの友人へ
「今夜、十五夜お月さま観たはる?」
「大阪のお月さまメッチャきれいやねん」
「今夜は最高の月見酒やわ」
「酔うた勢いで、マドンナ一句詠んだで~」
「明日から三連休の人、思いっきり楽しんでや~」
「おやすみなさ~い!」


月に住む うさぎ恋しと 飲む酒に
          電波届かぬ 携帯電話



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