Road to 50’s ~50歳への道~

ナイスな50歳になるための日記

受験時の行動と心の動き(第8回)

2009年11月14日 01時14分03秒 | Weblog
今日は、事例Ⅲの取組み状況(設問分解部分)とその時点での心の動きを書こうと思います。

事例Ⅲのスタート段階で、すでに第8回。。。事例Ⅳ終了時は第12回か第13回ですね。。大河ドラマかよっ(一人突っ込みOTZ)

【ご来訪いただいた方へ】
メリハリの無い、冗長な文章です。あくまでも記録としての位置づけですので、以下の文を読まれるという珍しい方は、あらかじめご了承くださいませ。

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酸素を吸ってリフレッシュし、トイレもすませて、席に着きました。

事例Ⅲで注意しようと思っていたのは、昨年失敗して、「ふぞろいな合格答案2」で因果のないダメ解答の例に挙げられた、情報問題の書き方ですw。

昨年は、解答の前半に管理する項目を列挙し、その効果を後半に書いたのですが、そうすると、その情報を管理することでどのような効果が出たのかという点がわかりにくくなるので、今年も情報問題が出たら、管理する項目とその効果をなるべくつなげて書き、わかりやすい解答を作成することを心がけようと思っていました。

そうこうしているうちに、試験官の受験上の注意が始まりました。

ここで気になったのが、試験官の方の説明です。たいした話ではないのですが、「この時間から受験する方は、写真票をおいて・・」という説明をされていました。これを聞いて、ふと、「ん?2次試験も科目別合格だったっけ?」などと余計なことを考えてしまいましたw。まー、どうでもいいですがw。

例によって、10分前から解答用紙、問題用紙の順番で配布が始まりました。

いつもどおり、解答用紙を透かし見て、620文字だとわかりました。事例Ⅰ~Ⅲまで、私の苦手な700字オーバーが出題されなかったことになり、とりあえず、胸をなでおろしました。

次に、問題用紙を透かし見て木製家具製造業であること、「消費者にライフスタイル提案を展開している小売店」「製造小売型(SPA)の大型小売店」、「20代~30代の主婦に喜ばれる家具」などのワードが見えました。

製造業なのか小売店なのかがよくわからなくなりましたが、とりあえず、家具関連だということはわかりました。

今年も平成19年度のように「投資するかしないか?」みたいな問題や、大口顧客からの製造要請が出るかな?などと勝手に思いをめぐらしていました。

そうこうしているうちに、試験官の「はいっ、はじめっ」の合図。忘れずにタイマーのボタンを押して、表紙・背表紙と本体を切り離しました。

あ、事例Ⅰ・Ⅱの振り返りの中では記述していませんでしたが、私は必ず、メモ用紙を切り離す前に、解答用紙に受験番号を書いていました。

理由は、メモ用紙を切り離したらすぐに設問分解に移りたくなってしまい、受験番号を書き忘れる可能性があったからです。空欄はあっても合格しますが、受験番号を失念したら絶対合格しません。私は人生の中で、「後で~すればいいや」と問題を先送りしてよかったことは一度もないので、受験番号だけは、絶対に最初に書きました。で、必ず3回、受験票と照合しましたw。小心者ですが、人間の脳は思い込んだら間違っていても気付かないことがあるので、それぐらい確認しないといかんと思っていました。

余談はさておき、メモ用紙を切り離した後、早速、設問見出しメモの作成と設問分解に入りました。

■設問見出しメモ

第1問 C社が、低迷する業界で安定的業績を維持できる理由
⇒強みがあり、差別化できているから

第2問 過大な製品在庫、製品の欠品の改善
 設問1 過大な在庫と製品欠品が生じる理由
 設問2 解決に必要な生産面での対策

第3問 OEM要請⇒共同で製品化
 設問1 OEM供給のメリット
   ⇒安定的売上、開発に専念
 
 設問2 OEM推進での
課題
 と 
対策

第4問 情報
 見込み生産と受注生産のちがい
      ↓
  重視すべき情報の視点―――見込
             ――受注

  管理ポイントの視点――――見込
           ――――受注
とメモしました。

第3問と第4問が立体的になっている理由は、問われている内容を漏らさないためです。文字を横一列で書いてしまうと、対応すべき切り口が2つあっても1つだと勘違いしてしまう可能性があるからです。
このように改行して縦に並べれば、そういうエラーを少なく出来たので、本試験でもやってみました。

設問見出しメモを作ってみて、以下の様に、この事例のストーリーを考えていました。

C社は低迷する業界の中でも好業績をあげている強みがあり、それを活用して競争優位を確立してきた。しかし、何らかの原因で過大な在庫や欠品が発生しており、それを改善しないとせっかくの競争優位を失ってしまう。
また、大手インテリア用品小売チェーンからのOEM要請という新事業を行うが、OEM推進をするためには、受注生産への対応が不可欠になる。既存事業と新規事業を並存させ、シナジー効果を発揮するための生産体制構築も求められている。

過去問と同じく、既存事業の課題解決をすることが新規事業展開を容易にし、新事業展開のための課題解決が既存事業の問題解決にもつながり、事業間の相乗効果発揮を目指すというストーリーだと思いました。

この段階では、「オーソドックスな問題だ。よかった」と胸をなでおろしながら、設問分解に着手しました。(果たしてこの予感は当たるのか?w)

■設問分解
・第1問
「考えられる理由」に①を付番しました。
「低迷する木製家具業界にあって、C社は安定的な業績を維持している」と書いてあるので、解答には、業界同業との比較も盛り込めればいいなぁと思っていました。(結果としてはできませんでしたがw)

この時点では、「何らかのノウハウといった無形資源の記載が与件文にあったら、いつもどおり、強みに設定しよう」と思っていました。


・第2問
「過大な製品在庫」に①、「製品の欠品」に②を付番しました。これは主語・述語の関係ではなく、捉え部駅問題点が2つあることを明確にしておきたかったから付番しました。

よく、大問でこのように2つの問題点を明示しておきながら、設問の中では、それが1つに見えるような言葉で表現し、受験生を引っ掛けるケースがたまーにあるからです。

設問1
「理由」に①を付番し、「課題な製品在庫」「製品の欠品」にピンクのマーカーで線を引きました。

設問2
「対策」に①を付番し、「製品の在庫問題」に赤線を引きました。
「製品の在庫問題」という表現に違和感を覚えました。設問1では過大な製品在庫と欠品という2つの問題を提起しておきながら、設問2では「在庫問題」という言葉で表現をしているからです。

「作問者は、「製品の在庫問題」という言葉に課題在庫と欠品の2つを盛り込んでいるんだ。相変わらず、エグイなぁ。」と思いました。

・第3問
「大手インテリア用品小売チェーンからOEM製品の取引要請」にオレンジのマーカー、「共同で製品化を進めようとしている」に紫のマーカーを引いています。

OEM製品の取引要請=顧客ニーズ、共同で製品化を進めようとしている=経営の意思であることを意識させるための措置です。事例を解く際には、顧客ニーズと経営の意思は重要留意事項だと思っているので、設問文に書いてある場合にもマーカーを引くことにしています。

設問1
「メリット」に①を付番しました。主語は「メリットは」とすることにしました。
 「80文字なので、2つか3つ盛り込めればいいなぁ。与件文で引っ張れるものがあれば、それを入れ込もう」と思っていました。

設問2
「課題」に①を付番、「対応策」に②を付番しました。
主語が2つある場合は①、②としてしまいます。
「課題」ですから、取り組むことができるような表現にしなければなりません。「問題」と間違えないようにしなくてはと思っていました。その課題をクリアするための方法が「対策」であると解釈しました。(誰が読んでもそうかと思いマスが、念のためw)


第4問
付番はしませんでしたが、「見込み生産と受注生産の違い」と「重視すべき情報と管理ポイントの視点」にピンクマーカーで線を引いています。
また、「C社は見込み生産」「OEM製品は受注生産」に赤線を引き、黄色マーカーで線を引きました。
「見込み生産と受注生産の両方へ対応するのは大変だなぁ。平成17年度事例Ⅲのように受注生産を主としていたC社が標準品生産をするというパターンがあったが、その逆になるのか。あの時は、個別受注生産と標準品見込生産の両方を無理なく混流させるためにはセル生産を提案したなぁ」と漠然と思っていました。

また、「受注生産と見込み生産の混流は第3問の設問2の課題として使えるかもしれないから覚えておこう」と思いました。

一方、「重視すべき情報は何となく列挙できそうだが、管理ポイントってなんだべ?」と思いました。

「まあ、設問分解だけじゃわからんことは、与件文に何か書いてあるだろ・・」と適当な気持ちで、とりあえず、設問分解は終了しました。

この段階で、問題数も多かったこともあり、約12分が経過していました。事例Ⅱとは異なり、設問分解段階で大体のストーリーが読み取れたので、多少、チェックポイントでの通過時間が遅くなっても、大丈夫だろうという根拠のない安心感がありました。

そんな状態で、いよいよ、与件文読解にうつりました。

第9回につづく。。。。

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