Road to 50’s ~50歳への道~

ナイスな50歳になるための日記

カウントダウン

「ふぞろいな合格答案」について

2008年06月29日 11時50分53秒 | Weblog
「ふぞろいな合格答案」を昨日購入できたので、読んでみました。

購入したのは大手町の「OAZO」にある丸善です。昨日の18:00
ごろにまだ10冊はありましたので、サラリーマンの方は明日
行かれるとよろしいかと思います。

さて、まずは、この書籍の発行に関わった方々に感謝したいと思います。
理由は、改めて自分に何が足りないのか、何をすべきなのかが
明確になったからです。

昨年も、続と続々の「80分間の真実」を購入したのですが、
以下の理由であまり活用していませんでした。
①事例問題は診断士が経営診断書を書く事ができるかどうかを
 試しているものであり、経営課題の正確な把握に基づいた
 一貫性のある解答を書く事が最重要であると考えていたので、
 設問毎にキーワード採点し、評価することに有意性を見出せ
 なかった。

②本番で受験してない自分の解答と、本番のプレッシャーの中
 でかかれた解答では潜在能力の顕在化のレベルが異なるので
 比較しても意味が無いと思った。(簡単に言うと、脳内での
 思い入れが薄いので、人の解答を読んでも心理的プロセス
 やこだわった部分などについて合格者と心理面でシンクロ
 できないということですかね。。)

等が挙げられます。

なお、2次初受験者にも有用である点については最後に述べます。

今回、自分が「ふぞろい」を読ませていただいて有意だと感じた
のは上記2つの理由が解消されていたからだと思います。

つまり、
①解答の一貫性についてテーマを設定し、具体的に触れている。
②自分が平成19年度の2次試験を受けたので比較する対象となった。

ということです。

また、不合格者の方の視点がまとめとして書いてあり、自分が
読んでいて、自分の弱点として感じ取っていたものが顕在化
できた点も今回の「ふぞろい」が有意であると感じた理由だと
思います。

解答だけで比較した結果での自分の弱みは
①解答の切り口が多面的でない。
②わかりやすい言葉で表現できていない。
③無駄な言葉が多く、必要な言葉を盛り込めていない。

等が挙げられます。

解答とはあくまでも読んで、考えた結果、アウトプットされた
ものですので、原因は、読む力、考える力が弱かったという
ことになります。

読む力は段落単位、センテンス単位、ワード単位に多面的に
こだわり、その段落構成になっている理由、そのセンテンスが
そこに書かれている理由、そのワードをそこに配置している
理由、そのワードを使っている理由など作問者の意図を感じ取る力

考える力は与件文にある材料を集めて因果関係を丁寧に結びつけ
経営課題や問題の真因を特定する力や提案する内容を多面的に
考える力、アウトプットする前に、自分の言いたいことをキーワード
を使ってまとめる力

だと考えています。

これらについて、今後も過去問に繰り返し取り組む中で鍛錬していく
べきだと改めて認識しました。

その中で、今回の「ふぞろい」に掲載されている合格者の答案を自分の
答案と比較するなどして活用していきたいと思います。そのことは、過去
の「80分間の真実」を同様に活用できるということでもあり、1粒で
2度おいしい状態になりましたw。

また、ある方の合格答案を作成するプロセスの中で、「解答に因果を書く」
というのがどういうことか良くわかることができたのも大きな収穫だったと
思います。

もし、時間が戻って、自分が1次試験を終えた後に取り組むとしたら、
過去問題に取り組み、自分で解答を書いてみて、比較する中で、何が
おかしいのか?を徹底検証すると思います。

特に、因果関係を意識した解答の書き方、多面的に提案・説明する切り口
一貫性の取り方の面を徹底的に鍛錬すると思います。

そういう点で、今回の「ふぞろい」は2次初受験者にも大いに有効である
と考えますので、初学者の方もご購入された方がよいかなと思いました。

最後にもう一度、この本の出版にご尽力されたすべての方に感謝いたします。
ではでは。