Road to 50’s ~50歳への道~

ナイスな50歳になるための日記

カウントダウン

思考の深度と範囲

2008年02月10日 12時11分49秒 | Weblog
先日、仲間との勉強会に師匠が出席してくれた。

最近の勉強会では、事例の与件文や設問文の中のワードやセンテンスに
こだわり「この単語をどう捉えるべきか?」「なぜ、こう書いてあるのか」
と言った点を仲間と論議している。

その際、私は師匠から「言っていることがわからん」「考えていることがわ
からん」と言われている。

理由は2つあると考えている。
①着眼点と方向性はあっているが、因果が飛んでいる。
②着眼点はあっているが、思考の方向性自体が間違っている。

そして、2つ問題点の原因は
①思考の段階数と深度が足りていないということ。
②思考の多面性と範囲が足りていないということ。
であると考えている。

①については、思考の段階数が大雑把すぎることと
深さが浅すぎることを意味する。将棋でいうと
「何手先までよめるか?」ということに近いと思う。

今の自分は、1手ずつ20手先までよまなくてはいけ
ないのに、次の手を読まずに3手先のことを考え、
そこで思考が終わっているという状態だと思う。

だから、師匠の「なんでそういえるの?」という
問いには2回までしか答えられない。

これについては、思考を丁寧に、あきらめないで
20手先までよむ鍛錬をすることが必要である。

②については、1つの思考すべきワードが持つ多面的
な意味(思考の方向性の候補)の中から、何を根拠に1つ
の方向性を選択するかを意味する。

物事には多面性がある。1つのワードについて思考を進める
ときに、どの面に着眼すべきかが思考の方向性を決定付ける。
多面性を具備するには、師匠を他、様々な人と論議をし、相手
の様々な考え方に接しそれを理解しようとする鍛錬が必要である。

一方、多面的な意味の中から、思考の方向性を選択するための
根拠は、当該事例内の与件文や設問文、設問間関係、過去の他
の事例の与件文や設問文、設問間関係、さらには、事例種別ご
とに存在するシナリオなどに存在している。

これについては、センスの不足が大きな要因ではある
が、それを言ってしまってはおしまいなので、過去問題に対する
取組みを積み重ね、様々な人の考え方を吸収しながら蓄積・熟練
していくしかない。

さ、がんばろ。