数日前に書いた話の続編です。
あれから毎日のように、ちょこちょこっとリコーダー吹いてます。
(って言っても一日5~10分程度。)
その時は、いつもぺこと一緒。
リコーダーにもすぐに慣れたぺこは、わたしの肩や腕に止まり、リコーダーの音に
合わせるかのように、甲高い声で鳴きます。
さっきまで肩の上にいたのに・・・
ほ~ら、こんな風にして、演奏中のわたしの「動く」左手人差し指の上に止まってます。
なんて言うか、「かぶりつき」での鑑賞ですね。(笑)
そして、カジカジ・・・ (プラスチック製なので壊れないですけどね。)
ホラ、思いっきり指に止まってるでしょう?
チューリップとかきらきら星とか吹いてるぶんには、指の動きがスローなので
ぺこもこの状態でまったりしてます。(笑)
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<お詫び>
スミマセン・・・これらの写真、「ヤラセ」です。
ぺこがなかなか写真撮らせてくれないし撮影者がいないので、テーブルの上に
カメラ置いて、タイマーセットして撮影しました。で、シャッターチャンスに合うように
ぺこを指の上に止まらせています・・・。
でもでも!これは「現実の行為を再現したもの」だと受け止めてくださいねっ!!
ねっ!! ねっ!!(笑)
「反重力!」っていうのが最近のワタシのマイブームというか、ポリシーになってます。
「なんだそりゃ?」と思った人、あなたは正常です。
「あ~、それ知ってる!」って思った人、マニアですね。(もしくは勘違いしてる理数系の人。)
昔、90年代前半、明和電器が活躍していた頃、「反重力音楽グループ ジョニー」っていう
バンドがありました。彼らが一体何を言いたかったのか、結局はよくわからないままの
ワタシだったのですが、今ならわかる、と言いたいのです。
わたしの体の中からにじみ出てくる「反重力!」な精神。
ジョニーの言っていたことと、わたしが今考えていることは必ずしも一致しないかもしれません。
しかし、大事なことは「反重力!」と意識することだと思うのです。
人間はおろか、地球上のありとあらゆるものが「重力」という見えない力によって
支配されています。自分の意思にかかわらず、ビルの屋上から飛び出しちゃったら
誰でも下に落ちてしまいます。だからこそ、人間は「飛び降り自殺」なんてことが
できてしまうのです。重力なんてものが無ければ、「鳥みたいに飛びたいの~」と思って
10階の窓から飛び出しちゃった人がいたとしても、死なないのかもしれません。
30を過ぎ、お肌もたるんできましたね。これも、下に引っ張られる重力の影響です。
筋肉の緊張力が減少したので、重力に対抗しきれなくなったのです。
そう、全ては重力が悪いのです。
だからこそ、わたしは重力に反対する!
重力なんて認めない! 反重力!
そしてジョニーは叫んでいたのです。「地球禁止!」「重力反対!」と。
実際のこのバンドの活動は、音楽だったのか何だったのかよくわかりません。
あの当時、いろんなイヴェントでちらほら名前を見てました。
わたしは、神戸のジーベックっていう場所で・・・(まだあるのかな?)その会場にたまたま
居て、セットを目撃。ここで何をするんだ?演奏か?と思っていたら音が始まったので
チラリと目をやると、舞台の上から逆さ吊りになって爆音でギターを掻き鳴らしていた・・・。
音楽なんてもんじゃない。あれは騒音だ。そう思ったわたしは、重力反対の前に
騒音反対って思ってしまった。(なので当時はわたしは深く考えていなかったのです。)
実際、ジョニ-は5分以上演奏するのが難しく、途中で気絶しそうになったという話も
聞いたことがありました。
自分の肉体と脳の重力に対抗する緊張度が弱まってきた今だからこそわかる。
そう、反重力!なのである。
ジョニーの舞台には宇宙から撮影された地球の写真が使われており、その上に
ちょうど重なるように禁止マーク(交通規則で使われてるような)がデザインされていた。
地球禁止!
この考えはすでに、バカバカしさを超越した存在だと思う。
(敢えて名前を付けるとしたら・・・ シュール・バカリズム だろうか?)
この世に存在するもの全て、時間すらも、重力に支配されている!
重力は悪の権化!
世の中に対して文句がある人は、(CPE反対!とか言わずに)「重力反対!」と叫んで
逆さ吊りになってみましょう。
お肌のたるみが気になってるそこのアナタもね。
オススメです。
(あ、5分以上はやらないでくださいね。ジョニーも限界が15分と聞いたことありますから・・・。)
もうちょっと詳しく知りたい人は、ココを見てね。(周辺状況がわかります。)
観光地にアイスクリーム屋さんがあった。
しかし、なかなかお客が入って来ず、閑古鳥が鳴いてる状態。
そこへお客を大量に乗せた観光バスが次々と来るようになり、その乗客たちが
アイスクリーム屋へも寄るようになった。
しかし奇妙なことに、来る人来る人皆、こう聞くのです。
客「おやじさん、キュウリのアイスってのぁ あるかね?」
アイス屋「そんなのありませんよ・・・。」
次のバスで来た客も、そのまた次の客も、同じ質問を繰り返してくる。
そこでアイス屋は思った。
「もしかしたら、キュウリのアイスを作って売ったら儲かるのかも!?」
アイス屋は徹夜してキュウリアイスを完成させ、翌朝から売り出すことにした。
そして開店後・・・
またいつものようにお客を大量に乗せた観光バスが来た。
そしていつもの質問。
客「おやじさん、キュウリのアイスってのぁ あるかね?」
そこで、待ってました!とばかりに店主は答えた。
アイス屋「ハイ!ありますよ~っ。」
するとお客はこう答えた。
客「マジで~? アレってマッズイんだよねぇ~ (笑)」
カナダのマキシム君が教えてくれたジョークです。
キュウリのアイスなんていまだかつて食べたこと無いけど・・・
美味しいのかな?どうかな?
(マズくはなさそうだけど。)
わたしはアイス好きなのでけっこういろんな場所の「名物アイス」を試したい気分に
駆られるんだけど、まだあまり冒険をしたことが無いのです。今まで食べた中で一番の
風変わりアイスは、瀬戸内で食べた「伯方の塩アイス」です。これは美味しかったよ!
伊豆に行った時に「わさびアイス」なるものを発見したけど・・・ちょっと興味あったけど・・・
「真冬だし。」という理由をつけて挑戦するのを止めました。←正月明けでしたから。
(それにやっぱりちょっと怖かった。味を想像したら、ね。)
ちなみに、フランスのキュウリってこの写真みたいな感じなんだけど、ズッキーニをもっと
長くしたような感じでとにかく巨大キュウリなのです。
麺棒ってあるけど、ちょうどあれくらいのサイズです。
エリック・サティのCDをかけながら、クッキー焼いてました。
(お友達のブログでたまたまこの人の話になったもので。)
20世紀初頭のパリで活躍した人。
彼はモンマルトルで演奏していたらしい。
演奏の前後には、丘の上やら下やらで、知人と飲んだり歓談したりしていたのでは
なかろうか。
わたしが今住んでるアパートは、ちょうどサティが活躍しはじめた1800年代の終わり頃
に建てられたもので、築100年以上たっていることになる。
モンマルトルの丘の上からウチのすぐ近くの坂道を通ってずっと下っていくと、そのまま
ピガール界隈へ出る。立ちんぼの女性たちを冷やかしながら、彼は歩いただろうか。
わたしがモンマルトルへ住むことになったのは本当に偶然で、わたしが選んだ場所
ではないのだけれど、なんとも偶然なことに、この時代、この界隈で活躍していた
人たちには以前から興味を覚えていたのです。ただ、それが現代のモンマルトル
とは結びついてなかった。やはりアタマの中は1900年前後の状態なので。
かつてのモンマルトルはよかった、と、往時を知りもしないわたしでも想像がつく。
(ニコール・キッドマン&イワン・マクレガーの「ムーランルージュ」にこのイメージが良く
再現されています。←セット撮影だそうです。)
ピガール界隈の古いキャバレーやバーの外観写真を見たことがあるけど、凝った
立体装飾がしてあり、まるでアメリカかどこかのような印象を受けるが、そのちょっと
小粋なデザイン性はやはりフランス。いまでも、ピガール駅地上口から少し坂を下ると、
面白い外観のバーがずらりと並んでいて、男性陣のお財布からカードを抜き取ろうと
手をこまねいている。(渡したが最後、カード上限めいっぱいまで吸い取られるらしい
ので要注意!笑)
今は法によって「性産業」が禁止されたので、この界隈も徐々にクリーンな街に
変わりつつあり、また、パリ市も実際そうなるよう工夫・努力している。もう10年もしたら、
この辺りから「性産業」のイメージは薄れ、高級なイメージが強くなってるかもしれない。
実際、アベス通り近辺は店がコロコロ入れ替わり、今では「petit bateau」なんぞ出現してる。
(そんな店は要らんのじゃ!!)
しかしそれならいっそのこと、昔の街を再現して欲しいと思う。
ムリにエッチなバーを作るのではなく、そんな昔風のキャバレーや色気たっぷりの酒場
で健康的にお酒が飲めたら、中年夫婦の観光客でも気軽に飲みに行ける場所で
あったら、観光で訪れる人も地元の人も皆、それを楽しめるのではないかと思うのだけど。
守って欲しいなぁって思うものはどんどん消えてくような気がする。
モンマルトルのタウン誌では、昔の丘の写真などを時々載せている。これによって
わたしのような人間でも、ここがかつてどんな場所だったのかをうかがい知ることが
できる。個人商店の店主の顔も乗せている。地元の有名人(?)の顔も載せている。
そんなタウン誌と地元商店はなんとかがんばろうとしているのだけれど、古い町並みを
再現ともなると、これはやはり大掛かりになってしまう。地元だけではムリだと思う。
モンマルトルから車を追放!という計画が実行されはじめた。
サクレクール寺院下の公園からアベス駅にかけて続く Rue Yvonne Le Tac 通りでは
車道を狭くして歩道を拡張する工事が現在行われている。今まで路駐スペース
として活用されてきた1車線ぶんを、両脇の歩道拡張に利用しているのです。これで
駐車スペースは減り、無駄な路駐車が減り、ベビーカーも楽に押して歩けるように
なるでしょう。
アメリのカフェのあるルピック通りは丘に向けての一方通行の道で、車の数が意外に
多い場所。ここはしばらく前から週末の車の立ち入りを限定・制限している「半ホコ天」状態。
夫の友達に「エリック・サティっていう音楽家、知ってる?」と何度も聞いてみたけど、
いまだに「知ってるよ」と答えた人に出会っていない。
日本だとよくCMに使われてもいるし、知名度が高いのかもしれないけど、いかに
言っても本国フランスで、これほど知られて無いとは・・・。(メディアに流れる機会も
極端に少ないような気がするし。それよりジャック・タチ映画のテーマソングの方を
よく耳にする。)
わたしがこのCDを買ったのは、大学に入学して2年目だったかな。
近所のCD店で500円均一で買ったような気がする。
あの頃はフランス語なんてまったくわからなかったので、日本語の解説を読みながら
聴いていたけど、とにかくのんびりした曲調なので、集中して聴く感じではなく、むしろ
「ながら」に向いた曲。今回も楽しくクッキーを作ることができたし。(ぺこはその後で
いつになく大人しく寝たので、動物にもサティは良い効果をもたらすのか???)
改めて、CD盤面に印刷されている各曲タイトルを見ると、
「Je te veux」と書いてある文字がやたら艶かしく見える・・・。
英語にしたなら I want you であり、邦題は「きみがほしい」で、あまりに直接的。
もっと良い邦題は無いのか?ってかつては思っていたけど、今のわたしが仏語の
題名を見るとまさに「きみがほしい!」と力説してるようなそのまんまの状態なので、
これ以上“お上品な”タイトルはつけられなかったのかもしれない、と思う・・・。
このあたり、まさに「モンマルトルのミュージックホールの歌手たちのために書いた
洒落たシャンソン」(←CD解説文より)だからであろう。
モンマルトル、好きなんだけどね。
100年前にココに生まれたかったなぁ・・・。
またしても、創作クッキーです。(笑)
先週クッキーを主食のように食べててちょっと太ってしまったのに、まだ懲りてない。
ていうより「体に良いクッキーを作ろう!」と考えが変わってきつつある。(食べるのを
止めろと言わないで・・・。)
で、お山に行ってた際に「ショウガの砂糖漬け」を入手して来たので「これを使ってクッキー!」
と思ってたんですね。ショウガに合いそうな風味で何かクッキーにできるものを・・・と
考えた挙句、浮かんだのが「蕎麦粉」でした。蕎麦粉独特の素朴な風味と、ショウガの砂糖漬け
の香り&甘さがイイカンジになるかな?なんて思って。
で、この間のクッキーのレシピをまたまた改良っ!
粉類が全体で250gなので、「小麦粉80g、コーンスターチ70g、蕎麦粉100g」の割合
にしました。(今回はベーキングパウダーは無しにしてみました。)
それに「きび砂糖80g」と「無塩バター100g(室温にもどす)」と卵1個。
さらに、中に何を入れようか?って思って、プルーンを入れたら体に良いぞ!鉄分補給!
なんて思いついて、「オレンジキュラソー」にひたひたにしてレンジでチン♪してから
刻みました。ついでにウチにあったアーモンドも荒く刻んで入れてしまおう!
さ~、どんな味になるかなぁ?
ここで気が付いたことがある・・・。
「ショウガの砂糖漬け、入れ忘れてるよ!!」
ガーーーーーン・・・
全てはこのショウガの砂糖漬けから始まったアイデアだったのに。
なのになのに・・・わたしっておバカ・・・(涙)
もうすっかり混ぜ終わり、1回目を焼いてる途中で気が付いたワタシ。
仕方が無いからまた次の機会に使おう・・・。
気を取り直して。
↓1回目に焼いたものです。
オーブンシートの上にもったりと落とし、生地に十分水分が無いのでスプーンの背で
軽く押して成形しました。でも厚みがありすぎて、30分くらい焼いても結局中心部分が
なんとなく生焼けっぽくなってます。(食べれる状態ではあるけど、これじゃイカンですね。)
なので↓2度目以降はもっと薄くしてみました。
焼き時間は、170℃で約20分、といったところでしょうか。
うっすら焦げ目がつくくらいが香ばしくて良い仕上がりになるんじゃないかと思います。
で、実はコレが今夜のごはんなんです。夕方からクッキー作り始めたので・・・。
(健康によさげなクッキーを作ろうと思っていたのに不健康な食生活になってる?謎)
しかし、蕎麦粉って初めて使ったんですが、焼くとなかなか良い香りですね~。
いや、生地を混ぜてる段階からすでに良い香りはしてたんです。素朴な、なつかしい
ような香り。何かに似てる~と思ってたら、浮かんできたのが「すはまだんご」!
なんとな~く、あんなイメージです。
実際に食べてみると、粉っぽい味なのですが(蕎麦粉入れすぎ?)でも美味しい。
素朴な味わいそのもの。なのにバターがけっこうしっかり入っているので美味しいと
思えるのです。砂糖も入ってるしね。牛乳をおかわりしつつ、4枚くらい食べてしまい
ました。これって朝食にいいかも!
すでに書いたことあるかどうかすっかり忘れてしまったのですが、多分書いてないだろう
と思うので書きます。(この話、一度聞いたことある人、もう一度聞いてね。笑)
わたしは、リラックス用に「ラベンダー」のハーブティーを利用してます。
これはこちらのかかりつけ医が教えてくれたもので、ラベンダーには鎮静作用が
あるから、夜に飲むと良く眠れるんだとかで。おやすみ前のお茶として時々飲んでます。
しかし、ラベンダーのお茶は成分が強いらしく、医師が言うには「花1本ぶん(一房ぶん)」
で十分な量なんだそうで。ラベンダーの精油は強いから、量には注意したほうが
良さそうです。
花1本ぶんの量・・・ってよくわからないけど、多分、小さじ半分くらいでいいんじゃないかと
思います。
これに熱湯を注いで(できればポットに入れてフタして)5分以上蒸らしてできあがり。
↑ただ単にラベンダーの花を乾燥させただけのものです。
熱湯をそそぐと、とたんにラベンダーの良い香りが立ちます。
さて、5分以上が経過しました。
(蒸らす時間は なんとなく です。お茶の色とか見ながら適当に。)
左の写真は電球の下でフラッシュ撮影したもの。
右の写真は蛍光灯の下でフラッシュを焚かない設定で撮影したもの。
写真では非常にわかりづらいのですが、肉眼では、うっすらと青紫色っぽい色が
あるように見えるのです。淡い黄土色でもなく、淡い緑でもなく、といった感じ。
味は、薄~くラベンダーです。
はちみつや砂糖などを入れると風味が損なわれるんじゃないかと思うので、
わたしはストレートで飲んでます。(これでわたしは十分美味しいと思うので。)
効果のほどは、これまた なんとなく なのですが、夜に温かいカフェインフリーの
飲み物を飲んで胃を温めてやるのは体にも良いみたいです。それだけで落ち着けます。
ちなみに、ハーブティーは体に作用を及ぼす可能性があるので、うかつに
何も知らずに飲んでしまうと場合によっては厄介なことになるかもしれませんので
要注意。それと、薬効とその花の持つイメージとはまた違うので、これまた要注意。
ストレスが溜まってたり体調がなんとなく悪いから、っていうことでハーブティーを
試してみたいと思っている人は、詳しく知ってそうな販売員さんのいるお店であれこれ
相談して買ったほうがいいと思います。(実際に自分も愛飲してるという店員さん
にめぐり合えたら一番いいと思うけど。)
わたしはリラックス系のハーブティーを求めていた頃、なんとなくカンで「バラの花びらのお茶は?」
と思ったのですが、実はコレは「腹痛」に効くお茶なのだそうで。ちょっと意外でした。
「味覚」に直接関わるので、味で好き嫌いが分かれると思いますが、アロマオイルと比べると
香りがやわらかい(強くない)し、お値段も安いし、お茶はなかなかオススメです。
(尚、毎日決まった薬を飲んでいる人は、念のため医師に相談したほうが良いです。
薬との関係がありますから。)
その時にたまたま好きだと思った香りや植物から、癒されることってあると思います。
実はコレって、体自体がそれを求めているから なのかもしれませんよ。
耳を澄まして、自分の体の声を聞いてみましょう。
そうすれば、求めているもの・必要なものがきっとわかるはず。
今回の旅での“戦利品”は、コレ、「リコーダー」です。
(コラ! 鼻で笑うな~~~!)
スーパーで5ユーロで買いました。
いや、正確に言えばですね・・・
前回のグルノーブルの旅の際にスーパーで見つけてたんですが、夫に話すと
「そんなの、ボクのが実家にあるから買うな!」って言われたんです。なので「じゃあ、
今度帰省した時に絶対に見つけてね。」って言ったんですが、結局見つからず。
どこかに仕舞い込んでわからなくなったようです。
というワケで、今回の旅では夫は渋々、5ユーロも出してこんなオモチャみたいな
ものを買わされたのです。(誰に・・・?って、彼の妻に、です。笑)
3日坊主なわたしの性格を熟知している夫は、攻撃してきました。
夫「どうせ吹かないクセに~~~。ホントに吹けるのぉ?」 ←性格が陰湿です。
ワタシ「吹けるよ!子どもの頃に吹いたでしょ?」
そう、普通小学生の頃に誰もがリコーダーを吹きますね。これはフランスの義務教育課程
でも同じようです。ただ、わたしの場合、小学校の時にソプラノ・リコーダー(普通の)を
買わされ、そして中学の時にはアルト・リコーダー(普通のより少し大きめ)を買わされ、
学校では両方吹いていたのです。しかも中学生の頃には3年間ブラスバンド部で
フルートやってたし。実は「笛女」だったのです。(←ちょっとだけ、ね。)
買って帰った後で、早速何か吹いてみようかと思ったけど・・・
曲が浮かばん!!!(愕然)
アタマの中が真っ白。出てくるのはせいぜい「さいたーさいたーチューリップのはながー」
ってメロディーくらい・・・情けなや。
あぅあぅ~(嘆)とやっているのを見た夫。「ほらみろ~!」と天下取ったような顔。
(注:この曲を知らない夫、多分わたしの自作自演だと思ったようです。)
その後、ちょっと休憩してから再び街に繰り出した時、夫の学校の友達と合流して
一緒に歩いてたら、インディオの演奏グループがケーナとかで何か演奏してます。
すると突然その友達が“コンドルは飛んでいく”らしきものを口ずさみ(←調子ちょっと
ハズレてたけど・・・)、この曲好きなのよね~と言い出した。
そうだ!コレだ!
この曲、小学生の頃から何度もやってます。
わたしの演奏した楽器は、リコーダー、フルート。そしてウチの両親は邦楽(箏・尺八)で
これをやってました。(母の譜面を借りて、わたしも自宅で箏でやったことあります。)
カフェのテラスでビールを飲んだ後、再び部屋に戻ったので、おもむろにリコーダーを
取り出して吹き始めるわたし。曲はもちろん“コンドルは飛んでいく”。
夫、少々驚く。
わたし、音を探りながら、紙の上に譜面を書き始める。
夫、さらに驚く。
譜面が書けるなんて、予想外だったらしい。
「わたしは、3歳の頃にピアノを始めたんだよ。譜面の書き取りもやってたんだから。」と自慢。
(でも8歳の頃に止めたんだけどね、ピアノ。苦笑)
今は譜面のことなどほとんど忘れてるけど、メモ程度にはなんとか書けるさっ。
しかしここで問題があった。
この曲を良く知る人は、出だしの部分を思い浮かべてみて。
リコーダー(ソプラノ)で出る一番低い音は、「ド」。
でもこの曲の一発目の音は、それより低い「ラ」の音が使われている。この音があるが
ために、演奏できない~!
少し調子を上げてみてなんとかならないか?と思い四苦八苦。(←このために
譜面に書いてたの。)
でもやっぱりダメだった。わたしのアタマじゃ、ね。
で、諦めかけた時に、両親がやってた邦楽バージョンのこの曲が突然浮かんで・・・
ひらめいた!
そう、邦楽バージョンでは、「邦楽の楽器の音域に合わせるため」、譜に手を加えて
いたのです。つまり、最初の低い「ラ」の音を取っ払ってしまえば、問題は全て解決
ってことだったのです。すっかり忘れてました。
ってことで、最初の「ラ」を飛ばしてしまえば、アラ簡単。
「レドレミファミファソラ~~、ドドラ~、レドラ~、ラソファレ~、ファ~レ~」
と自然に出てきます。(←譜面をドレミの歌詞で丸覚えしてたワタシ。笑)
でも、
こんな曲を吹くためにわたしはリコーダーを買ったのではない!!
(↑これだけはハッキリ言わせてもらおう。)
ちがうのよ、ちがうのよ。
ホントはね、古楽がやりたいのよ。
(ヨーロッパの古い音楽です。ルネサンス以前の。)
そのためには、わたしが今まで吹いたことのある曲ではなく、ちゃんとした譜面を
探さねば・・・。
「じゃあ今度は譜面を買わないと・・・」って言うと、「買う」という言葉にピクリと反応した
夫が言う。「そんなのネットでいくらでもDLできるじゃないか!」と。
そ・・・・そうなん???(驚)
譜面って、音楽・映像データなんかと同様に“著作権”などで保護されてるのかと
思ってました。しかし欧米のサイトでは“譜面無料DL”のサイトがけっこうあるようです。
というワケで、冒頭の写真の譜面は今日さっそく印刷した譜なのです。
チラリと吹いてみました。いかにも古楽らしい曲。でも4重奏になってます。
普通、他の古楽器との合奏になるからでしょう。
あ~、今度は演奏仲間も欲しくなりました。(苦笑)
で、そうやってピーヒャラ吹いてると、
いつもの人が何か文句を言ってきます・・・
で、こんな状態に。↓
リコーダーの甲高い音にいちいち反応するぺこ。妙にコーフンしてます。
でも、リコーダーを吹くワタシに対してはコーフンするぺこも、リコーダー本体はちょっと
怖いらしい。なぜ?未知の物体だから?
いつもならカメラを構えると突進してくるのに、今日ばかりはちょっとたじろぐぺこ。
このリコーダーをまたいでわたしのいる場所へ来たいようなのですが、どうにも怖くて
またげない様子なんです。(笑)
でも最後には結局 エイヤッ! と根性入れてリコーダーの下の方(テーブルの端っこ
あたり)をタタタッと早足で駆けてきましたけどね。(そんなに怖いの???)
で、今日はぺこのために「アヴィニョンの橋」をなんちゃってで途中まで吹いてみました。
ソ・ソ・ソー ラ・ラ・ラー シードレ・ソ・ファーソラ・レ・・・♪
昨夜、グルノーブルから戻ってきました。
ぺこはちゃんと元気で良い子ちゃんでお留守番しててくれました。(ホッ。。。)
特に怒った様子も無く、空白の数日間の存在を忘れたかのように、いつも通りに
行動してました。何日も置き去りにされたこと、わかってないのかな・・・?(汗)
追々、グルノーブル滞在中の話をUPしていきます!
昨夜は疲れたので、スーパーへ行って軽く買出しした後で部屋でゴハン食べてすぐ
寝ました。電車の旅って疲れるね。(座ってるだけなのにね、なぜ?)
そしてグルノーブルの夜が明けました。(上の写真。)
3週間ずつ部屋を借りてるので、毎回部屋が変わるんですが、今回の部屋は
なんと!台所&ロフト付きでした。(場所が空いてなかったから、という理由だそうで。)
いつもなら身動き取れないくらい狭い部屋なのに、今回は荷物をドカッと置けるスペースが!
その上「冷蔵庫」もある!(前回までは台所無しの部屋だったので、ハムなどは窓から外に
吊るして保存してたんです。外、冬だったしね。)
今回の部屋から見えるのは、グルノーブル市西部の山並み。
上の写真はちょうど日が昇ってきた時の様子です。西の山のてっぺんから太陽の
光がだんだんと広がっていきます。
数分後には、こんな感じ↓
ここに村があるようです。
いや、「村」って言うにしては家が多いかな? 「町」と言うべき?
そして・・・
グルノーブルの、朝です。
変わった階段でしょ~?
電話で夫が説明してくれたんですが、実物を見るまでは全く意味不明でした。
だって「右左交互に足を乗せてく」とかいうヘンな説明するんだもん。
(そんなの当たり前じゃん!)
確かに、コレを口頭で説明しようと思うと難しいですね。この階段に何か名前はあるのかな?
階段の造りはこのようになっています。
赤文字で書いた「1段目、3段目・・・」に左足、青文字で書いた「2段目、4段目・・・」に
右足を乗せることになります。
しかしですねぇ、実際に上ってみると、1段目と2段目に足を乗せた状態から「右足に
体重をかけて左足をもちあげ、3段目に乗せる」という動作をする際、なんと膝が
3段目の板に当たってしまうことを発見。ちょっと注意を怠るとすぐ、痛い目に遭います。
なので、あまり足を深く入れずに歩き、そうしてると次第に、自分の上る姿がカエルのような
すんごいガニ股になってることを発見・・・。(汗)
この階段のメリットを探してみた。
夫は「省スペースだよ!」って言う。しかしねぇ・・・。
確かにそうなんだけど。でも上りにくいよ。
しかし、降りる際にメリットがあることは発見しました。通常、狭い場所の階段は板が細く
なるので足先しか板に乗せられなくなり、つま先立ちで階段の上り下りをするように
なってしまい、そうなると必然的に背中を向けて「階段の段を持ちながら」下へ降りる格好
になっちゃいますね。(2段ベッドから降りる場面を想像してみてください。)
ところが、この階段では、ほぼ同じスペースを占有しつつ、両手放しで正面を向いて
下りられるのです。(ということは、大きな荷物を持って上り下りも可能ということ。)
う~ん・・・唯一のメリットは、コレかな・・・。
ちなみにこの部屋は、下の階に簡単な台所と食事用のテーブル、上の階に
バスルームとベッドとデスクがあります。
ここらでちょっと専門分野の話を・・・。(夫に聞かされたので。)
この夫の部屋の窓から見える景色の中に、いろんな発見があります。
まず、この上の写真。
全く意味は無いんですが・・・ロの字型の建物の中央が中庭になっているらしく、
そこから巨木が数本飛び出てます。
木が先なのか、建物が先なのか?(木、でしょうね。多分。)
さて、お次は・・・この写真。↓
なんだかわからない写真の切れ端のようですが、この矢印で示した箇所に実は
ヒミツがあるんです。
まず、赤矢印から解説。
屋上にピョコッと何か突起物がありますね。これ、な~んだ?
実は、排水管の圧の調整・・・とでも言えばいいのかな、とにかく空気抜きの穴
なんだそうです。お風呂場や台所など、下水を流す水道は必ずパイプがS字型に
曲げられていて、そこに常に水が溜まっていて、それによって「下水臭いニオイが
上がってこないように」なってますね。しかし集合住宅の場合、各戸のこの排水は
途中から共同の太い下水管へと繋がっているので、たとえばもしも誰か1人が大量に
水を流し始めたとしたら、そのせいでS字状パイプの中に溜められていた水と空気が
引っ張られて流れ出てしまうことがあるそうで。そうなると、部屋に異臭がたまって
しまう原因に・・・。
そこで、この空気抜きの穴が大活躍。各戸から出る下水の集合先である太い下水管には
必ずこの「空気抜き」の穴がつけられているそうです。
通常、屋上にもそれなりの処理がなされており、耐久的にも美観的にもこのように
目立つような状態ではないんだと思うんですが、このビルの場合、たまたま安普請
だったのかな・・・おもいっきり見えちゃってます(笑)
で、白い矢印のほうなんですが、こちらも何か横向きに突起物が出てますね。
これは「屋上に溜まった水を排出」するための排出口だそうです。
本来的にはちゃんとした排水システム“雨どい”があり、その管を伝って地上まで
雨水を下ろすのが普通なのですが、時にその雨どいが詰まることってありますね。
その場合、うまく排水しきれない水がどんどん屋上に溜まり、あっちこっちから溢れ出る
ことになるか、そのまま溜まり続けて屋根に重みをかけつづけることになるか。
水ってけっこう重いので、屋上に30cmの水が溜まったら、ものすご~いことになるの
ではないかと思うんですね。(そのへんの強度計算は、建築方面の方なら知ってる
のではないかと思います。)
で、そこで必要となってくるのがこの排水口。緊急に水を抜く穴です。
夫の会社には、この「屋上の排水口」をわざわざ玄関の真上に取り付ける設計士
さんがいるそうです。「そんなことしたら、いつかアタマに水をかぶることになるじゃん!」
って思いますよねぇ。わたしも最初、イタズラか?って思っちゃいました。
でも違うんです。「そう、そうして水をかぶるから、誰でも“異常”に気が付くんだ」と
その設計士さん。
設計の、親心・・・でしょうかね。(苦笑)
で、この写真の建物ですが・・・そんな親心の無い人が設計したのか、建物の脇に
くっついてました。窓も無い場所です。そんなの、詰まって水が溢れんばかりになってても
誰もわかりっこないよ・・・。
夫がこの業界に入ってから、こんな話をしょっちゅう聞かされるようになりました。
専門の話を聞くのは面白くはあるんだけど・・・ワタシが知識溜めても生かせないんですが。。。
土曜日、午前中はスーパーへ買い物に出かけ、お部屋に戻って簡単にお昼ごはんを食べ、
それからちょっとお昼寝をして(笑)、夕方4時頃からまたのんびりと市街へ出かけた。
スーパーでは、前からわたしが欲しかったリコーダーを購入!
(夫、驚く&呆れる。)
夕方4時と言っても、まだ真昼間の明るさ。暗くなってくるのが夜7時過ぎてからだしね。
途中で夫の友達と合流して、テラスで何か飲もうという話になった。
ちょうど広場にダダーッと椅子とテーブルを並べてる場所があったので、そこで席を探す。
広場の両脇にはカフェやレストランが軒を連ねていて、それぞれに陣地を持っている。
わたしたちがうっかり座ってしまったのは・・・ Bistro Romain というレストランの
チェーン店の陣地だった。ん~、ちょっと選択を誤った・・・。
夏場のフランスのテラス席において、レストランじゃちょっとマズい。
何がマズいって言うと、チョイスが少ないのです。
これがカフェやバーなら、それなりのお酒の種類を置いてるし、ジュースなどの
ソフトドリンクの品揃えもそれなりにある。しかし、レストランはマズい。そういう面
の品揃えが悪い場合が多いのです。(レストランって、食べる場所だからね。)
特にチェーン店なんかの場合は、期待できません。
席に座って待つこと20分。注文を取りに来てくれない・・・。
そこでじっと観察していて気が付いたんだけど、なんと、このレストランだけ「陣地内を
たった一人のウェイトレスでまわしている」のでした。他の店は男性のプロのウェイター氏
が迅速に行動しているのに、この店ときたら、疲れ切ってストレス溜まって大変そうな
女性一人に全てを押し付けてる。当然、お客は待ち放題で、ようやく飲み物が来たと
思ったらテーブルの上にグラスを落としたり。てんてこまいです。
というワケで、たまたま空いてた席に座ったが最後、「テラス席の地獄絵」を垣間見て
しまったのでありました。(苦笑)
以前だったらこんなの笑って見てられなかったけど・・・。
で、ようやくウェイトレスさんを捕まえて注文しようと思ったら、
わたし「白ビールを」
ウェイトレス「えっと・・・普通の生しか無いんですが。」
ガーーーン。
というわけで、おとなしく「パナシェ」(ビール&キ○ンレモン)を注文。
そんなこんなで一息入れた後、友達も一緒なのだしということで、皆で旧市街を散策。
(わたしたちはすでに歩いたことがあったのだけど、夫の友達がまだあまりウロついた
ことが無いと言うので。)
はじめてのグルノーブル旅行の時に行った バスティーユ城塞 のすぐ下まで行ってみる。
(上の写真がそのバスティーユ城塞。出たばかりの葉っぱの萌黄色がキレイでしょ?)
すると、夫が何やら言い出しました。
夫「あ、CPEって書いてある。」
わたし「えっ!?」
CPEって、例の、フランスで学生デモ騒ぎが起きた原因の新案のことなんです。
CPE = Contrat Première Enbauche(社会人になって初めて得る働き口の労働協約)
これは契約形態の名前のような感じで、日本なら「パート、バイト、正社員」とかいろいろ
ありますが、あんな感じに近いかな?
で、フランス各地でデモ騒動はあったのですが、ここグルノーブルも当然例外ではなく
やはりデモや大学封鎖があったのです。(フランスではニュースでも映ってました。)
そのCPEの文字がこんなところにまで!!
でも・・・見えないよ!どこどこ???
夫の指差す方向をじっくり見てみました。すると・・・
アッ! ↓こんなところに!
城塞の壁に白い文字で「NON AU CPE !(CPE反対!)」と書かれています。
そしてまたご丁寧にも「NON」を消して「OUI」を付け足してあります(笑)
何かを訴えるのは自由ですが、こういうタグをあちこちに書きなぐるのは軽犯罪ですよね。
横断幕を持って座り込みでもしてりゃいいのに、って思います。
バスティーユ城塞は多分グルノーブル市が管理しているのでしょうから、市の税金に
よってこのイタズラ書きがいつか消されることになるのでしょう。
いつか街中を徹底調査して、スプレー缶持って歩いてるヤツを見かけたら捕まえて、
罰としてみんなに掃除させればいいのに~って思います。
パリ市の場合、アパートの壁や扉などにこうしたタグを書かれた場合、市に電話して
無料で消してもらえるらしいです。ま、きれいに消してはくれないのかもしれませんが、
ザッとは消してもらえるようです。そんなお金も手間も、全て市から出てるんです。
若者に、もうちょっと賢くなってもらいたいものですなぁ・・・。
(市への税金は、彼らのお父さん・お母さんが払っているのですからねぇ。)
バスティーユ城塞をしばし眺めて、また旧市街を歩き出したわたしたち。
途中でアイスクリーム屋さんを発見♪
そう、さっきから時々、すれ違う人がアイス片手に歩いてたから、ひそかにチェックして
たのよね~。
(↓これはアイスのコーン部分を包んでくれてた紙ナプキンです。)
店名は・・・「メゾン・ゴンザレス」 (←ゴン・チチじゃないよ。)
アイスの種類が書かれたボードを見てみたら、なんと!種類がメチャクチャ多い!!
そんじょそこらのアイス屋さんもビックリの品揃え。
トマトとか、キュウリのアイスなんてのもありましたよ。
(以前マキシム君に聞いた カナディアン・ジョーク を思い出してしまった・・・。)
それぞれに1個ずつ買って食べてみました。
夫が選んだのは「ナツメヤシ」のアイス。夫の友達が選んだのは「パイナップル」のアイス。
そしてわたしが選んだのは「ジェネピー」のアイス!(やはりコレを食べなきゃねっ)
それぞれに味見し合ったけど、どれも手作りの味で美味しかった!
とにかく牛乳の濃い味がベースなのです。ナツメヤシとパイナップルのアイスが特にね。
ナツメヤシは干されたのをよく売ってるので、多分それを使ってるんだと思うけど、
食べた感じは栗か何かのような味に思えました。ホクホクした味・・・かな?
パイナップルアイスは、「缶詰じゃないぞ!」って味でした。そう、生パインの爽やかさ
なんです。これは美味しかった!
そしてわたしのジェネピーですが、以前別の街(サヴォワの南の方)で食べたことがあった
んです。それはシャーベットっぽかったけど、ここのはちゃんとしたミルキーなアイスクリーム
でした。そして薄く緑色がつけてありました。口に含むと、アルコールを感じる~!
(そう、ジェネピーのリキュールが入ってるのです。しかも、ハンパじゃない量と思われる。)
ラム・レーズンって、ちゃんとした店のってけっこうお酒効いてますよね。あんな感じ。
あ~~~、他のももっと味見してみたい!!と誘惑に駆られたのですが、だんだんと
夕方になり、風が涼しくなってきていたので、どうにも続けてまたアイスを食べる気に
なれず、大人しく帰宅しました。(家では昼に買ったジェネピー・ビールが待っている!)
帰宅して、アイス屋さんの場所を忘れないように!と思って地図に印をつけました。
で、紙ナプキンに書かれた住所を見てみると・・・「番地が載ってない。」
通りの名は載ってるのに・・・。
ま、とっても短い通りだったし、この名前のお店は1軒しか無いので間違えようは
無いのですが。
帰宅後、さっそくリコーダーを試し吹き。
ピーヒャララ~
こうしてグルノーブルの夜は続くのであった。
(あー、近所迷惑なので、すっごく小さな音で吹きました。笑)
金曜日の夕方、無事グルノーブルに着きました。
無事と言っても、30分遅れで到着したのですから・・・。
わたしはイマイチ現状を把握しきれてなかったんですけど、パリのリヨン駅でわたしが乗るべき
TGVの1本前の電車が、CPE反対の学生デモによって線路が塞がれたとかで発車できなかった
らしい、と夫がグルノーブル駅で入手した情報を教えてくれました。
リヨン駅は、列車待ちの乗客でごった返してました。ちょうど復活祭のバカンスが始まるくらいの
時期なので、スーツケース持った乗客がとても多かったんですが、そんな人たちが
電光掲示板の「調整のため30分遅れ」と書かれた文字をみつめているのです。
アナウンスでもしきりに「ただいま修理中ですので・・・」らしきことを言ってました。
「また故障かぁ~!」と思っていたのですが、実際は何が原因だったのかよくわからず
じまいです。
全席指定のTGVの中で、「席の無い」乗客らしき人を発見。車掌さんと何か話をして
その後で「あっちへ行ってください」ってな感じで指差された方向へ大荷物担いで
移動してましたが。この人、前の列車に乗れなかった人で、どうしても今日中に
現地へ行かねば行かねばならない用があった人なのかも。
とにかく、めずらしく満席でビックリでした。
グルノーブルへ来るのはこれで3度目になるけど、毎回何か事故に遭遇してるわたし。
初回はまさに列車事故の影響を喰らってしまい「途中からバスで」グルノーブル入り
なんていう体験をしたのですが、2度目の旅行記には何も書きませんでしたが・・・
実は・・・2度目にも問題があったんです。パリ市内で何やら電車の不調が相次いだのか
何だかわかりませんが、わたしがリヨン駅へ行くために乗るべきメトロの路線は
「事故により当面の運行中止」とアナウンスされてるし(チケット使ってホームまで
行ってからこのアナウンスですよ!チケット代返せ~!)、タクシーをなんとかつかまえて
「リヨン駅まで!」って言うと「ネェちゃんそりゃムリだよ。」って。ものすごい渋滞だった
んです・・・。リヨン駅方向も混んでるから迂回してもどの道もダメだろう、と乗った後になって
言われました。この運転手さんいい人で、一番近場のRER(郊外行き高速列車)の駅で
下ろしてくれ、幸いタクシー代はさほど無駄にはかからなかったんですが。
そのRERの駅でまたしても、チケット使ってホームに行った時にホームに人が溢れてて、
な~んかイヤな予感が・・・と思っていたら、「運行見合わせ」の文字とアナウンスが!
(どうやら、リヨン駅付近で事故があったらしいのです。)
ガーーーーン。
結局、この時TGVに乗り遅れてしまいました。
チケットも変更効かない安売りチケットだったので、涙が出てきましたよ。
でもイロイロあって、最終的にはなんとかグルノーブルへ“1本後のTGVで”行ったん
だけどね。なので前回はブログには書いてませんでした。(まだコーフン覚めやらぬ時だったし。苦笑)
こうして、わたしのグルノーブルの旅には毎回何かが起こるのです・・・。
今回の30分遅れなんてかわいいもんですが、しかし、その30分に泣く人だって
いるはず。通常TGVは、鉄道会社の都合で列車が遅れた場合には、遅れた分数に
応じて一部(もしくは全額?)返金してくれるらしいのですが(グルノーブル初旅行のとき
やってもらいました!)今回の場合は「学生デモ」が原因なので払い戻しの対象には
なりません、というアナウンスがグルノーブル駅で到着前からすでに流れていたと
夫が言ってました。(実際に払い戻し対象の時には、アナウンスなんて無かったんですよ!
おせっかいなおばさんが「払い戻してもらわなきゃねぇ!駅で封筒もらえるハズだよ!」
って大声で言ってくれたおかげで、沢山の人が封筒もらえてたけど。)
駅に到着して5日ぶりに夫の顔を見ると、「まただねぇ」って言われました(苦笑)
言っときますけど、ワタシが事故を呼んでるのではないのだよ!
わたしは食欲が旺盛な時と、まったく無い時と、けっこう極端です。
なので体の太さがよく変わります。
「体重」って一口に言っても、脂肪ばかりついてる人と筋肉質の人、同じ体重で別の
タイプのこの2人を比べてみたら、体重は同じでも、「脂肪ばかりついている人」のほうが
明らかに太く見えるはず。脂肪は軽く、筋肉は重いから。
体をあまり動かさなくなって、体重がちょっと減ったぞ!ヤセた!なんていう時は、
案外「筋肉を使わないから筋肉が落ちただけ」であったりして、減らしたい脂肪の量
は全く変化してなかったりします。
ここのところちょっと貧血ぎみ?かと思うので、食生活を見直さなければ!
と思っているワタクシ。
こんなものを↓見てみました。
●あなたの今の体格は?
●BMIで標準体重を計算 ←オススメ!
しかしどちらも「平均値」から割り出しているので、当然ながら「脂肪」と「筋肉」の割合
までは考えてくれてません。ということは、この値よりもっと厳しい視点をもって審査
したほうがいいということだと思うのですね。
(実際には、 やせ気味=標準 ってことかもしれません。)
“BMI指数の標準値は22.0です。
これは統計的にみていちばん病気にかかりにくい体型で、
標準から離れるほど有病率は高くなります。
また、体脂肪率とも相関しています”
だそうです。
つまり、ヤセてりゃいいってもんでも無いんですね。
ちなみに、「最近体がダルいな~」とか「ちょっと立ちくらみがするぞ」とか
「ちょっと息切れが・・・」って思っているそこのアナタ、貧血気味ってことですよ。
(貧血って、倒れるばかりが症状じゃないんですってね。)
鉄欠乏性貧血と言うそうです。
食生活の改善、もしくは鉄剤の服用を。
鉄不足はすぐには改善されないので、じっくり時間をかけて。
(心当たりのある人は、「鉄欠乏性貧血」で検索!もっと詳しく説明してあるサイトが
沢山出てきますよ。)
みなさん、健康には気をつけましょう~。