今日も ぺこぺこ

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ダ・ヴィンチの館

2005-03-31 16:27:30 | Weblog
「クロ・リュセー」と呼ばれる館が、アンボワーズの町のはずれにあります。
アンボワーズ城の当時の王が、イタリアからダ・ヴィンチを招き入れ、この館を与えたそうです。ダ・ヴィンチは死ぬまでの3年間をここで過ごしたとか。(1519年没)

このクロ・リュセーは現在ではダ・ヴィンチ博物館になっています。
写真(上)は建物の入り口。チケットを買って入館してすぐの様子です。この廊下を通って館の中へ。中には古い家具、小さな礼拝堂、と当時を思わせるものが残されており、壁にはダ・ヴィンチの名句がいろいろ飾られていました。

ここが博物館たる理由は、ダ・ヴィンチの発明品を展示しているから。
大量に残されていたスケッチをもとに、再現したそうです。写真(下)の奇妙ならせん形の物体もその一つ。ヘリコプターの原型だそうです。
ダ・ヴィンチは、力学・物理学のほうでも天才的だったらしく、彼が発明した原理がたくさん現在でも応用されているとか。
たとえばどんなモノを発明していたかというと、「女性だけでも簡単に大量に川の水を汲めるように」という目的で、少ない力で大きな仕事量を得る「力の使い方・力の変換」の発明。それによって作られた器具の再現が、この館の庭にありました。写真のヘリコプターも、物を回転させる力を浮力に変えるという案の具現化です。人力というのが、なんとも・・・。(「20世紀の人よ、モーターをつけておくれ」ってメモ書きされてたかもね。笑)

写真(中)はこの館を中庭の側から見た様子。とてもきれいな中庭がありました。そして、館の窓からはチラリとお城が見えました。ガイドさんによると、この館からお城へ秘密の地下道が掘られているそうで、そこを通ってお城と館を行き来していたんじゃないかと。

館を見学するのは良かったんですが、発明博物館のコーナーはどちらかと言うとフランス人の子どもの学習用といった雰囲気で、もちろん大人も十分に楽しめるのですが、まず言葉がわからないと意味不明だし、そして力学・物理学に興味が全く無い人は退屈そのものです。ダ・ヴィンチではありますが、美術館ではないんだよ~ってところがポイントです。
わたしは、解説など、夫や義父の助けもあり、なんとな~くはわかったのですが、やはり日本語でしっかり読みたいなぁって思いました。
館の敷地は広く、林のように広がるお庭のあちこちに、例のヘリコプターみたいに再現された発明品が屋外展示されており、これらは触って体験できます。時々、子供用に催しなんかもあるらしいです。

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