今日も ぺこぺこ

ジョリ夫婦&ぺこ。3匹とも、今日も元気に「ぺこっ」てます。

アンボワーズのお城

2005-03-30 18:38:11 | Weblog
お城の外観はこんな感じです。
こうしてみるとなんだかちっぽけで、ありきたりの城に見えます。
ロワールの城たち、いろいろ見てると見慣れてくるので、絵葉書だけを見たらどってことないように見えてしまうんです。(だから、ガイドブック見てても「行って見たい欲求」に駆られなくなってくるんです。)
でも、その城ごとにやはり歴史は違い、装飾も違い、一つとして同じ城はありません。

城の前に置かれている三角のモノは、ダ・ヴィンチがデザインしたと言う、有名な戦車の模型です。彼はかなり技術的な面まで考えつくしてデザインしたそうで、これは大人が2人も入ればいっぱいになる大きさなんですが、当時は動力と言えば馬。馬なんて、この中に入れられませんよね。(馬を外に出しておくと、矢が刺さって死んでしまいます。)ダ・ヴィンチは、この戦車のデッサンの横に「馬に代わる、小さくて強力な動力の開発が必要」ってなことを書き残していたそうです。今で言う、モーターの原案がここにあったということです。すっご~い!

その下の写真は、城の塔に上がったときに、城の屋根部分が目の前に見えて面白かったので撮影。
瓦屋根色した部分は、アードワーズという石の屋根。茶色の部分はレンガを組んであります。レンガで模様にしてあるのがとってもきれい。白い部分は、これはこれで石なんですが、この石が取れる地方ってのもあるそうです。
アードワーズの産地(我が夫の出身地)では、家の壁や塀なんかもアードワーズで作っているし、この白い石の産地では、家がこの石で作られてます。この白い石はとっても柔らかくて加工しやすく、それでチャペルに彫刻が沢山なされているんだと思います。
産出する石によって、村の風景や、家のデザインなどが違ってくる。その土地に根付いてるって感じで、とても好ましく思えます。

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