今日はみなさんに、わたしの愛読書(?)であるフランスの子供用の百科事典(8~12歳用)を
ご紹介しま~す。
コレです。↓ (ペットボトルは大きさ比較の為です。)
けっこう分厚いんですが、サイズは意外と小さめです。(子供用だから?)
では、一緒に中のページを見てみましょう。
「la bicyclette」
これは 「自転車」について です。
いろんな形の自転車の絵が載っており、解説してあります。
「les carnivores」
これは 「肉食動物」について です。
肉食動物という大きなカテゴリの中を、さらに「海に住む肉食動物」「陸上の肉食動物」という風に2分し、
そこからさらに科ごとに分類されて絵で示してあります。
「les cathedrales」
これは 「カテドラル(大聖堂)」について です。
各部分の名称などを、絵の一部を示しながら説明してあります。
「les cereales」
これは 「穀類」について です。
米、粟、麦、蕎麦などが載っているのですが、なんとトウモロコシも・・・
トウモロコシって穀類に入るんですね。
「les champignons」
これは 「きのこ」について です。
まずきのこの各部の名称の説明からはじまり、真ん中にドーンと示されているのが「食べられるきのこ」です。
下段左側のは「毒のあるきのこ」。そして下段右側のは「致死量の毒のあるきのこ」ですって!
(触らないで!取らないで!と赤で書いてあります。)
「le ciel」
これは 「天体」について です。
星雲だの星座だの、いろいろ説明してあります。
「le climat」
これは 「気候」について です。
地中海性気候とか、熱帯性気候とか、なんだかそういう昔学校で習ったな~なんて感じのことが
書いてあります。
「colonne」
これは 「円柱」について です。
いろいろな円柱のスタイルが絵で説明されています。
これってワタシが大学の頃にランドスケープ・デザインの授業でチラリと習った覚えがある
んですが(もうすっかり記憶から抜けてますが)、フランスの小学生ってこういうのを学校で
習ったりするんですかねぇ???
「les crustaces」
これは 「甲殻類」について です。
バイアリーさん、コレが甲殻類です。(笑)
「les cucurbitacees」
これは 「ウリ科の植物」について です。
仏語で「きゅきゅーびたせー」ってな発音なんですが、ちょっとかわいい音ですよね。(笑)
「les fleurs」
これは 「花」について です。
花の各部の名称についての説明からはじまり、「庭園用(庭の花)」「球根類」「水辺の花」
「熱帯の花」「野の花(野生種)」などといった感じに種類分けしてあります。(花は、まだ
あと数ページ続きます。)
「les fruits」
これは 「果実」について です。
果物の各部名称の説明からはじまり、「柑橘類」「果樹(栽培品種?)」「森の果物」「ナッツ類」
「熱帯の果物」などといった感じに種類分けしてあります。
各部名称では、クルミとリンゴの「種」とか「種の殻」といった、ちょっと難しい区別のしかたが
解るように絵で説明してあります。(2ページあります。)
「la Premiere, la Seconde Guerre mondiale」
これは 「第一次・第二次大戦」について です。
どういう流れでどういう歴史的重要事項が起こったのかを簡略に説明してあります。
ちなみに、日本に原子爆弾が投下された記述はほんの少しばかりで、その倍ほどのスペースをとって
アウシュヴィッツでの強制収容の記述がされています。これがフランスの視点、ということですね。
「l'habitat」
これは 「居住様式」について です。
「山岳地帯の家」「水辺の家」「遊牧民の家」「都市の住居」という風に種類分けされており、
それぞれに絵で説明してあります。
でもぉ~、日本家屋が載ってないんですよ。なんでかなぁ~。トルコの穴ぐら住居やネパールの家や、
モンゴルの家、そして中国の密集した集合住宅まで紹介されているというのに。
(2ページあります。)
「les herbivores」
これは 「草食動物」について です。
「らくだ類(?)」「ヤギ類」「ウシ類」「シカ類」「キリン類」という風に種類分けされています。
(まだあと1ページあります。)
「Japon」
これは、国を紹介しているページです。
日本という仏単語「Japon」を引くと、そのページには日本を紹介するコラムがあります。
やはり富士山の絵が載ってますね・・・。
その国の「総面積、総人口、使用言語、通貨単位、首都」が下のほうに小さくまとめられています。
日本の左隣にあるのはジャマイカ共和国の説明です。(ジャマイカの使用言語って英語だったんだ・・・)
「les mammiferes」
これは 「哺乳類」について です。
子どもの頃にコレを学ぶのは、とても大切なことだとワタシは感じています。
なぜなら、「哺乳類ってなんだ?」「お乳をあげる動物?」「え?クジラも??クジラは魚じゃないの?」
という自然な流れの驚き、これが大事だと思うからです。(そういう分類の方法があるんだ、
ということを知ることが肝心。)
ちなみに、この哺乳類は「雑食動物」「水生動物」「飛行動物」に種類分けされ、水生動物は
さらに「クジラ類」「淡水動物」が分けられています。
「le Moyen Age」
これは 「中世」について です。
ヨーロッパ中世がどういう時代だったかを説明するのに、お城の絵や農耕の様子の絵、教会、
街の絵が載っていて、中世の人々の暮らし、教会の役割、100年戦争のことなどが説明してあります。
ふぅ~っ
ご清聴ありがとうございました。(笑)
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図鑑の記事、おもしろく読ませていただきました。フランスの図鑑は初めて見たのでとても楽しかったです。
いろんな話題をゴチャ混ぜにして載せてるブログで、あえてカテゴリ分類もしてません。というのは、基本は「友達にメールをする感覚で」書いているので、ある意味「日記風」であり、自分の思ったこと、発見したこと、面白いものなどを友達に話す場として作ったからなんです。
興味の無い記事はスッ飛ばして読んでみてください。
ちなみにこの図鑑、小学生用なんですが、植物や動物の名前を調べる時にも役立つし、何かと便利でよく使ってるんです。辞書だと絵が無いからわからないことってけっこうあるんですよね・・・。
さすがyaco様が厳選された一冊です。
>ふぅ
懇切丁寧な解説、いたみいります。いやはや、お手間をおかけしました。感謝です。
バイアリーも日本で手に入れたいと思います。
再々勝手なお願いですが、出来ましたら
「出版社」と「正式な書名」を御教示願えませんでしょうか。
よろしくお願いいたします。
マカロンさん、フランさんのブログでいつもyacoさんのコメント拝見していました。
ブログのほうも少しずつ、見させてもらっています。(^^)
この辞書、分かりやすそうですね~。仏仏辞典だけれど、絵があるから入りやすそう。
フランス行った時に本屋さんで探してみます。でも、これとルクルーゼ買ったら帰りのトランク重くなりそうですね・・・・(^^;
バイアリーさんのためなら~エンヤコ~リャ~ってワケでも無いですが(笑)、ま、好きなんですね、結局は。
フランスのアマゾンのサイトを記事冒頭の「コレです」という部分にリンクしています。正式な書名はそれでおわかりだと思うのですが、出版社が・・・ 明日、本をよく見てみますね。
(実は今、深夜なんです。笑)
ところで出版社名などがわかったとして、日本でも手に入るのですか?
わたしの方こそコメントを拝見しておりました。
こんな駄ブログなんぞへ、ようこそいらっしゃいました。
この百科事典なかなか良いでしょう?
花の名前とか、魚の名前とか、姿は知ってるけど名前がわからない!!っていう時にとっても便利なんですよ。あと、フランスのことでわからないことがあれば、こういう辞書で調べるときちんと定義されているし、子供用なのでわかりやすいので仏語初心者には良いです。
でも、相当重いですよ(苦笑)
この本は船便か何かで送ったほうがいいかも??(colissimoか。)
どの国の本も(って日本はどうかな?このところほとんど縁が無いので見てませんが)子供のための本て、絵入りで楽しいですよね。解りやすいし。特にこのご本は親切丁寧な気がします。さすが良い本を選択しましたね。まるまるこんな感じの英語版や日本版をいつか探してみようかしら?!と触発されました。
バイアリーは、いつも洋書を手配する時にいくつかの書店の洋書部に問い合わせするんです。(残念ながら全て東京ですが)また、最悪は神田にある洋書専門書店に問い合わせします。
あとは、値段との相談になりますので購入するかどうかは書店からの回答次第です。
首尾よく手に入れる事が出来るとよいのですが。
アメブロで記入する時はすでに書かれた「http://」の後ろに「ameblo.jp/easy-easy2005/」だけをコピペするものですから、その癖で、こちらにもそうしておりました(恥)
いや、申し訳ございませんでした。
↑のコメントより、ちゃんとバイアリーのブログにリンクできます。
以後は、必ずきちんと書き込みますので、宜しくご容赦ください。
自分の知らなかったことが、簡単な言葉で説明してある。けれど、子供用だからといって内容に手抜きは無いんです。けっこうしっかりしたことが書いてあります。
わたしは子供の頃、図鑑が大好きでした。特に動物や植物の図鑑。
日本でもこういう本、無いかなぁ~?(日本だと、「動物図鑑」「乗り物図鑑」って感じになっちゃうのかな?)
英語圏なら多分似たようなのがあると思いますよ。