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選挙は何を選ぶのか

2012-12-02 14:14:43 | Weblog
衆院選だから、衆議院議員を選ぶというのが、正解だが、ことは実質の問題である。
小選挙区制は二大政党を前提にしており、比例区も政党を前提だ。
つまり、現行選挙制度は、「政党票」であるということ。
そうすると、選択の対象は、政党ということになる。
ところが、民主党が瓦解し、少数党が乱立し、第三極のながれも一本化ではない。
そして、政党が標榜する政策もまちまちだ。
卒原発を旗印に急遽、成立した日本未来の党が無党派層の反原発派をどうとりこむのかはわからないが、原発問題が大きな選択課題であることも間違いがない。
他方、一番の世間の関心どころは景気回復である。安倍自民党総裁がインフレターゲット、金融緩和策の徹底を標榜し賛否の議論がでている。金融政策によるデフレ脱却は、やはり消費の増加を伴わないとかえって問題が大きい。入れ知恵している学者のことばをそのままうわ滑りのように発言する安倍さん。言葉の重みを感じないのは残念感があるが、他の党の景気対策に比べれば、まだ批判対象のお膳に乗っかるだけの具体性があるのは、まあ評価したい。
日本維新の会が石原節炸裂と政策や公約の迷走により、橋下さんの独自性が薄れていっている。大阪近畿圏はともかく全国レベルでは票は伸びにくいかもしれない。
野田総理は、国会中より選挙のときのほうが元気だ。民主党が政権転落は間違いないが、ようは選挙後の影響力をどこまで残せるか考えているようだけど(三党合意の継続)、足元の民主党再編のほうが重要かもしれない。
小沢さん、嘉田知事を担いだ傀儡政党と日本未来の党がマスコミバッシングにあっているが、選挙の神様の戦略はまだ侮れない。「政治とカネ」でいつもバッシングをうけるが、彼の選挙と議会制民主主義を支配する「数の論理」の目はシビアであり、2回も自民党を野党に転落させた実績は、「政治とカネ」の問題にすり替えては、ことの本質を見失う。それがわかっているからこそ、自民党、民主党、マスコミの小沢さんへの警戒感、小沢アレルギーがあるのであろう。

各党、政策さまざまかつ曖昧であり、政策基準でも政党選択は難しい。人を基準とする中選挙区制にもどしたほうがいいでんしょうかね。


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