マンガ原作を読んでから改めてデスノートの映画をみた。最後のトリックは、映画の方がおもしろい。どうもマンガはあっさりLがやられてしまって、物語の面白さが半減している。やはり、ライトを追いつめるのはLじゃないと話的に盛り上がらないからだ。その意味で、映画のストーリーのまとめ方のほうが私は好みだな。あとライトの父夜神総一郎は、マンガ原作はあまりにもみじめだったから、映画版の活躍は結構むくわれた感じだ。鹿賀丈史も好演だった。ライト役の藤原竜也、L役の松山ケンイチも独特の世界をつくりあげている。L=松山はマンガ以上に変人ぽさでていておもしろい。ミサミサ役の戸田恵梨香はマンガイメージに近い感じだった。レイとナオミのエピソードがマンガよりも話を掘り下げている演出はよかったと思う。非犯罪者であるFBI暗殺が、ライト=キラの悪魔性の本格的な発現であったからだ。こうなると「L Change The World」は本当に惜しいような。映画版の世界をもう少しおもしろい展開にできたと思いますよ…
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