MacTiger!

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映画評論21「ローレライ」(2005年 日本)

2005-12-04 02:46:02 | Weblog
(ストーリー)
 第二次大戦末期、広島に原爆投下された日本。敗戦色漂う中、帝国海軍の朝倉大佐(堤真一)は、絹見少佐(役所広司)に東京への原爆投下を阻止する極秘任務を命じる。絹見少佐はドイツの新型潜水艦ー伊507号に搭乗し、テニアン島に向かう。507号には潜水艦の目となる新型兵器「ローレライ」が搭載されていたが、その正体は、一人の少女(香椎由宇)の特異な能力であった…朝倉大佐の陰謀、策略の中、はたして絹見少佐は原爆投下を阻止できるか、異色の戦争潜水艦アクションの注目作!

DVD

(評論)☆☆☆
 最初は期待していなかったがそこそこにエンターテイメントとして楽しめる映画である。絹見少佐を演じる役所広司が、好演しており、若手の妻夫木聡、佐藤隆太の演技をベテラン陣の柳葉敏郎、石黒賢らが支えるといったところである。
 絹見は特攻に反対していながら、最後は捨て身の攻撃にでるといった矛盾をかかえるが、これが最近のソフトな新保守主義的の人たちの考えなのであろうか。思想的なことはともあれ、「ヤマト」「ガンダム」を足して2でわったような戦争もの(よくも悪くもアニメ的)と思ったら、スタッフをみると出渕裕、押井守、庵野秀明、出演者に富野由悠季といったアニメの著名な制作者たちが関与している。だから「ローレライ」の香椎由宇は「萌え」的キャラとして演出されているのだろう(^_^;)
 これは実写の形をとっているけど実質はアニメ映画であるといってよい。もう少し演出の工夫が必要とも感じるが、最近の日本映画では検討しているので☆3つの評価。


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