町作り研究会(容子の部屋-別室)

町作り関連。地方新聞トピックス等

少年作家 三船恭太郎君・・・

2009-01-04 06:13:38 | 地方新聞

 

             

 この田舎でなら何処にでもいそうな風貌の少年・岩手大付属小6年の三船恭太郎君(12)は原稿用紙に向うとその才能が発揮され・・素晴らしいと評判のようです。

 昨年3月には初めて書いた小説「ヘチマと僕と、そしてハヤ」が、大手出版社主催の小学生対象の小説コンクールで大賞を受賞下との事です。そして暮れの小中学生作文コンクールでも全国1位となった様で、早くもその才能は識者の目に留まっているようです。この三船君・・川柳でも全国規模の大会で入賞しているらしく・・受賞歴は数え切れないほどだといいます。

この少年、幼児の頃は泣き虫のようでしたが、絵本を読み聞かせるとぴたっと泣きやんだと言います。そのため・・母の雅子さんは、盛岡市内の図書館を回って絵本を借りてきては、読んで聞かせたといいます。父の順弘さん(47)もこの点では同じで一緒になって子供との絵本を通してこの親子の関係は密接になったようです。何しろ1日に読む絵本の数は40冊に上ったと言うから・・凄いですね。

 この家族の一番の楽しみがアウトドアとの事で、決して一般的な少年のように室内派ではなく・・1三船恭太郎君は両親と近くの山や川に出かけは、山菜を採ったり、川遊びにも関心が強いようで、そこで目にした自然の光景を五感で感じ取った印象をメモにしてそれが、小説や作文の材料になっているのかも知れません。このような事細かにメモをしておく習慣は、父・順弘さんによく似ているとの事です。

またこの三船君には家族関係にも恵まれていて、近くに祖父母の家が在り、祖父が4年前に亡くなるまでは、毎日のように祖父の家に行っては祖父の書棚から、気になる本を引っ張り出しては読みふけったり、祖父ともよく遊んだとの事です。この祖父と孫は、思い浮かんだ五つの言葉を使って、2人で即興の物語を作っていたそうです。

この少年は1年生から日記も付けているそうで・・雅子さんや近藤教諭が感想を添えると、それがうれしくて、恭太郎君はまた書くといった繰り返しの中で三船君の作文能力は高められたようです。

現在この少年作家は、コンクールで大賞を受賞した小説の続編として、2作目の小説を執筆中だと言うから凄いです。この三船君とて毎日たっぷりと時間があるわけではないのですが・・勉強の合間や休日、それに登校前にも早起きしてペンをとるとの事です。この少年を見て感ずるのは、自然を教師とし、それを導いた祖父、父母ががその素晴らしさをこの少年に解るように導いたそのおおらかな指導法にただただ感心します・・・

この少年、朝食も欠かさず食べ、好き嫌いもないそうです。これら全てが小学生離れした文才の源になっているのかもしれない・・と関係者は言ってます。イヨ・・未来の大作家・・

 


幻の高級魚クエを“真水”で速成養殖

2009-01-04 05:30:04 | 地方新聞

 

             好適環境水で養殖され、順調に成育しているクエ=岡山市

最近の大学は社会でも実用できる研究をするところが多くなり嬉しいですね。この岡山理科大学専門学校のアクアリウム学科研究チームが、真水で海水魚で“幻の高級魚”と言われるクエの養殖実験を始めた様です。この魚は、海面養殖出来るまでには3年かかるそうですが・・この岡山理科大学専門学校のアクアリウム学科研究チームの研究成果では、真水でも海水より成長が早く、しかも魚病が発生しにくい性質をもつとの事で、この方法だと1年半で出荷サイズに育てる事が可能という事で、その結果に水産業界が大きな関心が期待を寄せているそうです。

この岡山理科大の研究チームでは、平成18年にカリウムやナトリウムなどの成分を河川水や地下水に加えるだけで、海水魚を飼育できる好適環境水を開発下との事です。これまでにヒラメやトラフグなどの高級魚の人口養殖が海水に比べ約2倍の早さで成魚にまで育てる淡水化養殖に成功ししております

 クエ養殖には、水の浄化や水質調整ができる閉鎖循環式水槽を活用するのだそうです。去年10月、香川県の魚の種苗生産業者からクエの稚魚を譲り受けて、好適環境水が入った水槽(水温25度)に50匹を放ったそうです。現在体長は約15センチで、生存率は100%であり大いに期待できそうです。一方で海面養殖との成長率や発病率などを比較しているようです。さらに研究チームでは来年、これまで淡水化養殖に成功した高級魚を大量育成する実用化研究に移行しているようです。そうなると同大学キャンパス近くの山中には複数の数百トンレベルの巨大水槽を設けられ、商業化に向けた「森育ちの魚」が安定供給出来るとの事で、これは魚養殖の革命のように感じます。

同大学の山本俊政学科長は「山村を漁村に変身させる試みであり、山での高級魚養殖の商業化が実現すれば山村の振興に役立ち、将来の食糧危機を防ぐことにもつながる」と話してます。好適環境水を利用して、さまざまな魚の養殖に挑戦する研究チームの成功を祈ります。山本俊政学科長の夢は「宇宙ステーション内での魚養殖への応用」する事だとの事で壮大な夢の計画のようで、わくわくします。