暇人に見て欲しいBLOG

別称(蔑称)、「暇人地獄」。たぶん駄文。フリマ始めました。遊戯王投資額はフルタイム給料の4年分(苦笑)。

嘘日記「嘘日記R2」9月27日

2008年09月27日 22時15分55秒 | 日記系
 まず最初に言っておく。

 私はここに宣言する!
 これから毎日、嘘をつこう!

 ま、嘘日記を連載する、という意味なのだけれど。
 ド田舎県ド田舎町在住の、無職男がお贈りする、愛と正義と友情と墓穴の日記である!
 たぶん本当のことを書くのは、エイプリルフールだけだろう(嘘の嘘だから本当になる)。
 と、なんやかんや盛り上げたが、正直、おもしろい嘘日記を書く自信はない。ただリハビリ(文章作成能力の向上・回復)のために書き散らすだけなのだから。
 それでは皆さん、ごきげんよう。


























 ボクは一人暮らしをしている。
 一人っきりで生活したかったから独立したのだが、友人が多いため、毎日のように客が来る。
 なぜボクは友人(と思っているのは相手だけだが)に新しい住所を知らせてしまったのだろう?
 いやまて――、ボクは誰にも話してなどいないぞ?
 一体なぜ住所がバレたのだろうか……?
 親や兄弟にさえ教えていないのに……
 ま、いっか。今更、考えても意味がない。
 記憶を辿る。
 一番最初にやってきたのは、高校時代のクラスメイトAくんだった。
 Aくんはボクと同じでこの地元に住んでいるらしく、町内最大手のスーパー《広末》のレジ袋を片手にやってきた。
「おっす、元気しとったかあ?」
 高校時代と変わらぬ高いキーでAくんが開口一番、そう言った。
 とりあえず、まぁ元気かな、と答えると、彼は、
「おじゃまじょー」
 と言ってズカズカと部屋に上がってきた。
 立ち入り許可は出していないはずだが。
 はっきり言って、迷惑だった。
 たしかにAくんは同級生だったけれど、そんなに彼と話をした覚えはない。
「まてまてまて」
 と、廊下で通せん坊する。
「なにをするんだい、通しておくれよ、ぼくたち友達じゃないか、仲間だろお?」と、Aくん。
 ボクは言い返した。
「全然、全く、友達じゃないじゃないか、ボクたち。勝手なこと言わないでおくれよ」
 しかしAくんは引き下がらない。
「え、マジ? ぼくは友達だと思っていたのに! 裏切られた! ひどい!」
「勝手に思い込んでいただけだよ。さ、帰った帰った」
 Aくんは、「裏切られた!」な顔のまま靴を履いて、外に追いやられた。
「……もう来ないでねっ」
 そう言ってドアを閉めカギをかけた。
 それ以来Aくんがまた来るかもしれないと不安だったが、結局、いまに至るまで彼の姿を見ていない。
 なんだったんだろう、彼。

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