まず最初に言っておく。
私はここに宣言する!
これから毎日、嘘をつこう!
ま、嘘日記を連載する、という意味なのだけれど。
ド田舎県ド田舎町在住の、無職男がお贈りする、愛と正義と友情と墓穴の日記である!
たぶん本当のことを書くのは、エイプリルフールだけだろう(嘘の嘘だから本当になる)。
と、なんやかんや盛り上げたが、正直、おもしろい嘘日記を書く自信はない。ただリハビリ(文章作成能力の向上・回復)のために書き散らすだけなのだから。
それでは皆さん、ごきげんよう。
ボクは一人暮らしをしている。
一人っきりで生活したかったから独立したのだが、友人が多いため、毎日のように客が来る。
なぜボクは友人(と思っているのは相手だけだが)に新しい住所を知らせてしまったのだろう?
いやまて――、ボクは誰にも話してなどいないぞ?
一体なぜ住所がバレたのだろうか……?
親や兄弟にさえ教えていないのに……
ま、いっか。今更、考えても意味がない。
記憶を辿る。
一番最初にやってきたのは、高校時代のクラスメイトAくんだった。
Aくんはボクと同じでこの地元に住んでいるらしく、町内最大手のスーパー《広末》のレジ袋を片手にやってきた。
「おっす、元気しとったかあ?」
高校時代と変わらぬ高いキーでAくんが開口一番、そう言った。
とりあえず、まぁ元気かな、と答えると、彼は、
「おじゃまじょー」
と言ってズカズカと部屋に上がってきた。
立ち入り許可は出していないはずだが。
はっきり言って、迷惑だった。
たしかにAくんは同級生だったけれど、そんなに彼と話をした覚えはない。
「まてまてまて」
と、廊下で通せん坊する。
「なにをするんだい、通しておくれよ、ぼくたち友達じゃないか、仲間だろお?」と、Aくん。
ボクは言い返した。
「全然、全く、友達じゃないじゃないか、ボクたち。勝手なこと言わないでおくれよ」
しかしAくんは引き下がらない。
「え、マジ? ぼくは友達だと思っていたのに! 裏切られた! ひどい!」
「勝手に思い込んでいただけだよ。さ、帰った帰った」
Aくんは、「裏切られた!」な顔のまま靴を履いて、外に追いやられた。
「……もう来ないでねっ」
そう言ってドアを閉めカギをかけた。
それ以来Aくんがまた来るかもしれないと不安だったが、結局、いまに至るまで彼の姿を見ていない。
なんだったんだろう、彼。
私はここに宣言する!
これから毎日、嘘をつこう!
ま、嘘日記を連載する、という意味なのだけれど。
ド田舎県ド田舎町在住の、無職男がお贈りする、愛と正義と友情と墓穴の日記である!
たぶん本当のことを書くのは、エイプリルフールだけだろう(嘘の嘘だから本当になる)。
と、なんやかんや盛り上げたが、正直、おもしろい嘘日記を書く自信はない。ただリハビリ(文章作成能力の向上・回復)のために書き散らすだけなのだから。
それでは皆さん、ごきげんよう。
ボクは一人暮らしをしている。
一人っきりで生活したかったから独立したのだが、友人が多いため、毎日のように客が来る。
なぜボクは友人(と思っているのは相手だけだが)に新しい住所を知らせてしまったのだろう?
いやまて――、ボクは誰にも話してなどいないぞ?
一体なぜ住所がバレたのだろうか……?
親や兄弟にさえ教えていないのに……
ま、いっか。今更、考えても意味がない。
記憶を辿る。
一番最初にやってきたのは、高校時代のクラスメイトAくんだった。
Aくんはボクと同じでこの地元に住んでいるらしく、町内最大手のスーパー《広末》のレジ袋を片手にやってきた。
「おっす、元気しとったかあ?」
高校時代と変わらぬ高いキーでAくんが開口一番、そう言った。
とりあえず、まぁ元気かな、と答えると、彼は、
「おじゃまじょー」
と言ってズカズカと部屋に上がってきた。
立ち入り許可は出していないはずだが。
はっきり言って、迷惑だった。
たしかにAくんは同級生だったけれど、そんなに彼と話をした覚えはない。
「まてまてまて」
と、廊下で通せん坊する。
「なにをするんだい、通しておくれよ、ぼくたち友達じゃないか、仲間だろお?」と、Aくん。
ボクは言い返した。
「全然、全く、友達じゃないじゃないか、ボクたち。勝手なこと言わないでおくれよ」
しかしAくんは引き下がらない。
「え、マジ? ぼくは友達だと思っていたのに! 裏切られた! ひどい!」
「勝手に思い込んでいただけだよ。さ、帰った帰った」
Aくんは、「裏切られた!」な顔のまま靴を履いて、外に追いやられた。
「……もう来ないでねっ」
そう言ってドアを閉めカギをかけた。
それ以来Aくんがまた来るかもしれないと不安だったが、結局、いまに至るまで彼の姿を見ていない。
なんだったんだろう、彼。
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