クラスマッチ二日目。
今度こそ間違いなく出番ナシのぼくは、教室で求人リストを眺めていた。
しかし突然。
「ねえねえ、**くん」
唐突に呼ばれた。
身長150cm未満の“ミニモニ。サイズ”の女子の声だった。
声のしたほうへ振り向くと、そこには彼女ともうひとり女の子が立っていた。
見覚えのある子だった。というかよく見かける。ぼくの今いるこの図書館でもよく会う。でも言葉を交わしたことは一度しかなく、その一度だって彼女の行為に対して一言ぼくが一方的にぼそっと「ありがとう……」と言っただけなのだ。
そんな面識あるんだか無いんだかよくわからない女の子。対峙するのは初めてである。下級生だからいつも制服の彼女、今日はクラスマッチなので私服っぽい格好をしていた(体操着だったか?)。
まぁ、大いに驚いたね。
だって彼女達、なんか抱き合ってる(?)んだもの。
いやー、おののきましたとも。戦慄が駆け巡りましたとも。
驚愕の表情(というか怯えの表情だったかもしれない)のぼくに向かって、さらに一言。
「このコに**くんの手を愛でさせてあげてください」
怪しげな笑顔でそんなことを言ってくるチビ少女。ちなみに今日初めて対峙した子は背がそこそこ高い(チビがチビすぎて対比で高く見えるだけかもしれないが)。
いやいやそんなことより。
手を愛でるとはどういうことか……?
たしかにぼくはツメが縦長で指が細くて華奢でピアノ弾けばいいのにとよく言われるのだが、そんなことを言われたのは間違いなく初めてであった。
……あ、時間がないので明日につづく。
今度こそ間違いなく出番ナシのぼくは、教室で求人リストを眺めていた。
しかし突然。
「ねえねえ、**くん」
唐突に呼ばれた。
身長150cm未満の“ミニモニ。サイズ”の女子の声だった。
声のしたほうへ振り向くと、そこには彼女ともうひとり女の子が立っていた。
見覚えのある子だった。というかよく見かける。ぼくの今いるこの図書館でもよく会う。でも言葉を交わしたことは一度しかなく、その一度だって彼女の行為に対して一言ぼくが一方的にぼそっと「ありがとう……」と言っただけなのだ。
そんな面識あるんだか無いんだかよくわからない女の子。対峙するのは初めてである。下級生だからいつも制服の彼女、今日はクラスマッチなので私服っぽい格好をしていた(体操着だったか?)。
まぁ、大いに驚いたね。
だって彼女達、なんか抱き合ってる(?)んだもの。
いやー、おののきましたとも。戦慄が駆け巡りましたとも。
驚愕の表情(というか怯えの表情だったかもしれない)のぼくに向かって、さらに一言。
「このコに**くんの手を愛でさせてあげてください」
怪しげな笑顔でそんなことを言ってくるチビ少女。ちなみに今日初めて対峙した子は背がそこそこ高い(チビがチビすぎて対比で高く見えるだけかもしれないが)。
いやいやそんなことより。
手を愛でるとはどういうことか……?
たしかにぼくはツメが縦長で指が細くて華奢でピアノ弾けばいいのにとよく言われるのだが、そんなことを言われたのは間違いなく初めてであった。
……あ、時間がないので明日につづく。
私のかわいい後輩が。。
いや、あなたも迷惑がってない風だったので結果としては放置しましたが。
あなたの手、綺麗ですよ?だからこそ後輩に紹介したわけで。
後輩のほうは満足していたようなので。
以後、気をつけます。
綺麗ですか。ありがとうございます。